雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

建仁寺 両足院(半夏生2)

2008年08月24日 | 京都 特別公開
織田有楽斎が造作した茶室 如庵
如庵を模して造られたと云われているのが水月亭

残念ながら水月亭には入れませんが
隣に立つ臨池亭で抹茶を頂けます

       

茶席に座し
抹茶を待つ間
毛氈の向うに見える池泉回遊式庭園を眺めます

   

臨池亭は
茶道 藪内家五代 竹心紹智の作と伝えられています

灯篭がアクセントとなっている風景
茶室で頂く抹茶は格別でした

庭園に降り立ち
再び、半夏生の撮影を再開

     

この時
庭園には雪だるまのみ
庭園を独り占め

  

半夏生
半化粧
片白草
色々な呼び名がある

   

日本だけでなく中国にも半夏生はある
中国では
半夏生のことを三白草と呼んでいる

       

七十二候の半夏生
この日は日本では
毒気が降ると言い伝えられている
いっさいの野菜を食べず
竹節虫を生じる時だといって竹の子を食べないなどの俗習が残っている
風習は地方でさまざまに違い
関西ではこの日に蛸を食べ
讃岐では饂飩を食べ
福井県では焼き鯖を食べる
という風習がある

      

一方中国では
一枚が白化した時には小麦を食べ
二枚目が白化した時には梅や杏を食べ
三枚目が白化した時には黍を食べる
と云う

       

七十二候の中で
唯一
草の名を冠した半夏生

      

両足院の庭園で

   

半夏生を堪能しました

   
コメント (4)
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