行雲流水

ボランティア活動を中心に記録する

花だより

2018-03-08 16:51:46 | 日記
 つばきは、春を代表する花で、青森を北限として各地に自生するとある。花が咲き終わると、花弁がそのままの形で落ちるので、首が落ちる様子と似ているといって嫌う人もいるとか。
 拙宅の椿は、30年前、井口に引っ越してきたとき段原の実家からもらったもので、今は当方の身長より高くなっている。段原再開発で老いた母と妹は立退き後借家暮らし、当方のみが唯一形見として狭い庭で育て、昔を懐かしく思い出している。
 花の多くが斑入りの花弁だが、紅色の花弁も一つ二つ咲く年もある(写真)。もともと山野に自生するヤブツバキから改良されたものだから、元の遺伝子がよみがえるのかもしれない。人間の社会では、違ったものが生じるといじめたり、ハネにしたりするが、何人もこの紅色の花びらを慈しみ感じるように決して同じであることが絶対ではない。
 金子みすずの詩の一節を拝借すれば、「みんなちがってみんないい」
 オリンピックカーリング女子に伺えば「そだねー」と言ってくれそう。
 昔神奈川県川崎市に勤務していたころ、同僚と春休み伊豆諸島へ椿を訪ねた懐かしい思い出もある。
「あんこツバキは♪、あんこ椿は花だより♪♪・・・」