普段ほとんど一人で練習しているハリ天のところへ、これまたほとんど一人で走っている若い友人のkin29さん(UTMFでは29:49)がわざわざやって来てくれた。
噂の坂路調教チャレンジが目的だ。1本(10km+10km)でも十分な坂路調教だけど、松戸からわざわざやってきてくれるんだからそりゃダブルバージョン行くでしょ。
ということで、いつもの坂路調教2本、必死で行きました。
めったにないパートナーがいるトレーニング。う~ん、新鮮。と、ついつい、知らず知らず、リキ入り、1本目は速過ぎた。
20分のインターバルでホントに2本目突入。
上りの中間点過ぎでハリ天ハンガーノック気味になり自販機給水で強制復活させ、姿が見えなくなってしまった相棒を追う展開。
心拍下げてからの下りは中間点から今度は相棒がエネルギー切れ。競り合ってなんかいないけど、なんとか先行してゴールイン。「坂路調教」の看板をギリギリ守ったって感じ。
ダブルをやる時は1本目と2本目のタイム差10分以内というのが目標だけど、今日のタイム差は15分になってしまった(1:38と1:53)。足、ガックガク。それでも10kmごとにインターバルをしっかり取っての上り→下り→上り→下り。10km×4本で合計40km。40km走1本となるとこれだけビシッとダレずに走るのは至難の業。この坂路調教ダブル、足にも心肺にも心にも非常に濃いトレーニングなのであります。
歳は離れているけどB型乙女座かつ同業者&一匹狼ズ、今日は二人ともよく頑張りました。ハナマルです。
【Tokyo Station by GR DIGITAL3】
昨日に引き続き、リクエストしたら教えていただきました(スペシャルサンクス!! Diet Go Go!! さん)。ウルトラマラソンのデータベースサイト。海外版だけど、よく拾い集めてくれてます。
こちら→DUV Ultra Marathon Statistics
トップページで「Enter last name」って言うから「Yoshikawa」って入力すれば、日本人の「吉川」さんが漢字でずら~って並んで出てくる。その中にはなんと我が妻の名前も! そうか去年サロマの50kmを完走していたんだ。
ってな発見が出来ます。
ただ、ハリ天の誕生年がちょっと違っているんですけどね。
リザルト眺め、楽しいです。
【My Data by PEN E-P3】
一昨日のブログでリザルトの楽しみについて書いたら、ずっと昔から愛読して下さっているDiet Go Go!! さんからFacebookの方にコメントをいただいた。と、ついでに教えてもらったもの凄いサイト。トレイルレースとウルトラマラソンが中心というレース結果をババ~ッと検索できちゃう超便利サイトです。
→http://result.folder.jp/one/
試しに自分の名前を入れて検索してみると、なんと初出場の第7回ハセツネ(1999年)からズラーッと出てくる出てくる(最初の頃の北丹のデータは流石にネット上になさそう)。これはいいです。リンクフリーということなので、今日のブログはそのサイトを皆さんに紹介してお終いです。最近、ちょっとリキ入り過ぎだったので休憩モード^^;
【我 by PEN E-P3】
宮崎に住む次女が一昨日誕生日を迎え、29歳になった。自分のブログで心境を語っていた。それを読んだら、いつもはこれでもかって程のお笑い系なのにいやにシビアに書いている。
何、なに。28歳の一年は辛かったと。そうなのかぁ。じゃ、自分の28歳の時ってどうだったのよって(得意の自分置き替え)。もうすっかり忘れたと思っていたら、なんと思い出した。
ハリ天の28歳は次女が生まれた歳で、職場でのしがらみと自分が本当にやりたいことのギャップに毎日毎日頭を悩ませていたんだった。どうしても我慢しないで最後には自分の意思を通してしまった自分と周囲の目との闘い・・・みたいなものがあって、そういやかなり辛い思いをしていたっけ。やりたいようにしたのに堂々と顔を上げられない日々が続いていた。
その時はもう色々なモノがひっくり返ってしまうのではとオタオタした。だけど、過ぎてしまえばなんてちっぽけでアホ臭いことで悩んでいたのかって話だ。そんなこんな小さなアップダウン、ありきたりだけど大きな山に深い谷を乗り越えて、到達した場所は相当に景色がよくて、さらに進むともっといいものが見られることがわかってきちゃうのだ。
頭を悩ませる時はしっかり悩ませる。辛さも味わう。そうしてあがいてあがいてあがきまくることも成るようになるうちの一つ。
必ず成るようになって、願っていたワッハッハがやってくるのだ。
次女とはよく似ていると言われる。互いにそれも認識している。だけど、寄りによって時を越えてこんな所まで似てしまうのか。そう思ってびっくりした。ってことは、この後相当楽しいぜ、彩。
【One by PEN E-P3】
ハリ天的リザルトの楽しみ方。
ハセツネに出るようになって意外にも好成績が残せるようになるとリザルト眺めが楽しみの一つになった。そして総合のリザルトをつらつらと眺めているとある時ある事が気になりだした。自分より年上の人(同い年も含めて)が自分の順位より上に何人いるかってことだ。40台中頃のことだけど、いつも自分より強い年上の選手が必ず上位にいらして、おまけに自分と同い年の選手も必ず上にいた(ごーちゃんだ)。あぁ、今年は年齢上位順3番目だとか5番に落ちたとか・・・。
そして5年前、ちょっと棚ぼた的だったけど50歳代の部で優勝した時、ついに自分より上に年上の選手がいなくなった。つまり上から順にずっと年齢を追っていくと自分が一番年上ってこと。
そして5年後の今回、いつも自分より強い年上選手の生駒山賊さんに先着したことで再びトップの栄冠を手にしたのだ~!!
こんなことだあれも注目していないけど、いつもいつも目指していた一つなので50歳代6位というよりも意外と嬉しかったりするのだ。ささやかななる自己満足の極みでした。ぺこり。
久し振りの歓喜のゴールだったけど、立っていられなかった。へたり込んだ写真を見ると嬉しいから笑っているけど、かなり
必死だ。必死で笑ってる。
【50'sの集い】
一気に開放されて疲れがあふれ出ている。直前にコンクリート塀にぶつけた右肘と側溝の角にぶつけた左膝も相当必死に痛みをアピールしている。気持ち悪くはないが自分だけ顔が白い。何故だ。雲助さんから手渡されたビールは激旨で一気飲み。が、豚汁食べたら急に胸焼けしてきた。さんざんゴールでみんなとやんやと盛り上がった後、取り敢えず家に帰ろうという頃から今度は寒くなってきた。震えが止まらない。着替えもせずにやっとこさ車に乗り込んだが体と足の置き場がない。寒い。息が苦しい。ハーハーしている。家についたが足が痛くて車からなかなか降りられない。走っている間はケイレンもなかったのに、ちょっと動かすとピキーンと来そう。風呂に飛び込みたいのにウエアが脱げない。やっとの思いで体を洗い湯船につかる。なかなか温まらない。のぼせちゃうのでまだ寒いのに出てしまった。何か食べなきゃと思うけど喉を通す気にならない。ならばもう早く寝よう。ベッドに横になるがどっち向いて寝ればいいのかわからない。ゼーハー呼吸が荒い。吐き気ではない気持ち悪さが際だってきてとても寝付けない。うなり続ける。気持ち悪りぃ。これは腹減りのせいなのかいわゆる体調不良なのかわからない。
8日、嬉しそうに足も引きずらずに表彰式に臨んだけど、明け方まではまさに青息吐息のハリ天だったのだ。どうだ!
さて、ハリマネ撮影のハセツネ写真です。
★★★スタート前★★★
★★★浅間峠★★★
★★★ゴール★★★
★★★表彰式等★★★
【Go~al Photo by chin サンキューです】
お待たせでした。昨日の続き。。。一気ゴールまで。
【スタート~第1関門】3時間23分50秒・男子257位
前後する知人と会話を楽しみつつスタートを味わう。
広徳寺を過ぎてのシングルトラックで早くもプチ渋滞。でも先を急ぐ気持ちがないと穏やかに待てる。今熊神社からの上りもあくせくせず着実に。周りは息が上がっている選手が多い。なんだか一人余裕モード。これでいいのだ。午前中降り続いた雨はしっかり上がったが、予報のようには太陽は顔を出さない。このままなら涼しくていいな。
肋骨骨折中のさんぽさんやぴれきちパパのあっきーさんと前後しながら進む。
順調に入山峠到着。手術後のせいごさんやラックさん、お馴染みの女将さん、雲助さん&かおちゃん他大勢の応援を受けてまた一段と盛り上がる。まだまだ慌てない。
市道山分岐、今年はボランティアスタッフのhisabonさんの案内で左へぐいと折れる。ここは何だか好きなポイント。
11km付近。今年は滝汗ではないな。去年ここらあたりでやけに汗をかいているなぁと思っていたんだ。ランパンからしたたり落ちる汗はやがてはっきりと腿裏をつたい、シューズの中へ。一歩ごとにグジョッグジョッ。グッジョブ!んな訳ない、あり得ない!ようやくまさかのハイドレパンクに気づいたのはこんな状況の時だった。大丈夫だとは思っていても、顔を合わせる知人達は皆一様に「ハイドレは大丈夫?」と尋ねてくる。一応気にして背中のinoxをグイグイと押してみる。大丈夫大丈夫。
醍醐丸。ここもここ数年は応援ポイントとしてすっかり定着してきた。上からの応援が聞こえてくると力になる。元気ににこやかに通過。今年は一度もコースに入らなかったけど、相変わらず前半繰り返されるアップダウンは半端ない。
勢いづいてパワーをここでかなり使い過ぎてしまうのだ。うっすらとガスがかかっているが陽も差してきた。去年に続いて素敵な光の帯が現れる。前を行く選手のザックにチビちゃん人形を発見すると声をかけて抜く。今年もだいぶ目についた。嬉しい出来事だ。
さて、20km手前軍刀利神社前でリキちゃん発見。ハリマネが監督を務める「ズッコケ3人組」のメンバーの一人だが、今年の参加はリキちゃん一人。ベストタイム出せることを願って先行。ハリ天のライバル達はずいぶん前らしい。
すぐ後ろにはずっとさんぽさんの黄色いDMJウエアが見えている。肋骨骨折が癒えておらず痛みとの闘いだけど、いい感じの走りだ。数年前、富士登山競走で彼を引っ張り続けたことがあった。今回、互いに押さえた走りが上手く行けば、このまままた部活モード再開の予感。
間もなく第一関門・浅間峠。さんぽさんは3時間半を切ってしまうと突っ込み過ぎと自分を抑えている。ハリ天は具体的なタイムは立てていなかったけど、斑尾で膝を痛めてしまい今年のようにのんきに走っていた5年前、ベストタイムで年代別優勝をしてしまった時とさほど変わらないタイムに気を良くしていた。3時間23分。さんぽさん、トルデジアン後のりんさんと元気に浅間峠だ。
【すずちゃんママより】
ここの応援は益々賑やかに華やかになった。とても山中とは思えない明るさがある。これではどんなに疲れていても笑顔がこぼれてくる。
【Photo by chin】
ハリマネはじめひげちゃん、chinさん、ケノさん、あんちゃん、naokop、晴実さんにぴれきち等々、もの凄い数の応援を受ける。ホントすげぇ~。
【~第2関門・月夜見】6時間30分10秒・男子159位
さぁ、浅間峠(22km)までは思い通りの走りが出来た。全く欲をかかずに省エネで通過。日は傾き気温も下がってきた。益々走りやすい。ここを余裕で通過出来れば一気に色々な可能性が見えてくる。ここからは走れるのだ。自分の中の押さえていた何ものかが小躍りを始めている。徐々にスピードを上げていく。後方からは私設ぺーサーというKegさん、そして変わらずさんぽさんがピタリ。空はまだ明るさが残っているが、コース上はかなり暗くなっている。ライトはぎりぎりまで灯さない。ハンドライト1本を右手に持ち、下りだけ点灯。順調だ。特にやっぱり上りはいい感じだ。それにしても練習不足とは言え、足の痛みなくこうして普通にレースを走れるのはなんとも幸せなことだ。長いことまともにスピードを上げられなかったし、下れなかったのでつくづくそう感じた。走れるだけでいいじゃないか。
やがてよっちマンゲット。一昨年と同じような場所だ。付いていきますとのことで後方から突き上げられるようにさらにペースアップ。浅間峠までにだいぶ使い果たしてしまったらしき選手が次々落ちてくる。呼吸が荒く、この後を思うと気の毒だ。逆に心拍は130~140台キープだったハリ天、どんどんペースアップ。
25km通過、30km通過。もうそろそろ三頭山への本格的上りと気を引き締める。かなり長く感じる上り坂だけど、冷静に計算すると意外と短い。いつもの坂路調教と比べたら屁でもない距離。そう思った途端一気に足も軽くなってしまった。
前が5~6人のパックになって黙々と上る。ハリ天、かなり余裕。心拍数がなんと131まで落ちている。道理で楽なわけだ。そうか、オレはもっと行けるんだよな。じゃ、いっちょ行くか。そんな自問自答の末に途中で前に出させてもらった。完全スイッチオンだ。あっと言う間に振り切ってしまった。よっちマンやさんぽさんともこの時離れてしまったかな。
ほぼ中間点の三頭山山頂で「もう三頭山か」と感じるか「やっと三頭山か」と思うか。ハリ天の場合、ここでの感覚がこの後の走りを大いに左右する。
さ、どっちだ。どちらでもない。何を思うもなく一気に下りに入ってしまったからだ。ひたすら前の選手を追い、道を譲られたらダッシュを繰り返す。鞘口峠過ぎで初の60歳のサブテンランナー誕生かと期待していた生駒山賊さんに追いついた。ハンガーノック気味だと。自分はどうだ。補給はきちんと定期的にやってきている。大丈夫だ。
上りは一気に行く。下りは安全第一だけど調子は出てきている。前に見える灯りにはあっと言う間に追いつく。そしてあっと言う間に後方に流れていく。いいぞ、ホントにいいぞ。
いいぞいいぞだけど、ちゃんと冷静に押さえる気持ちも忘れていない。ペースが合えば無理には抜かず後ろに付かせてもらう。第2関門の月夜見駐車場へはこうして若い選手と共に向かった。が、一人前にいるのがどうやら同じ50代の強豪・まらそんもんくさんらしい。俄然やる気!ここまでずいぶん5000番台のゼッケン(50歳台の選手)を抜いてきた。圧倒的な力の差がある数人はともかく、頑張れば手が届きそうな50代ライバル達のことは・・・今日は競り合わないんじゃなかったのか。はん、スイッチが入っちまったのさ。チャンスは確実に手にするのだ。煌々と輝く第2関門の灯りの向こうにはそんな色気が見え隠れし始めたのだった(6時間30分)。
【~第3関門・長尾平】9時間08分52秒・男子132位
となれば給水は急げ。水1リットルとポカリ500mlをリクエスト。ポカリがうまく入らないので「飲んで行きます!」そして即リスタート。一気に順位が上がった模様。確認しなかったけど、たぶんまらそんもんくさんとの順序もひっくり返ったはず。
止まらぬ勢いで駆け下る。給水でちょっと止まっただけで急激に足の疲労感も薄れている。すごいもんだ。昔は一番の頭の痛いつらい道のりだった御前山までの上り。もう御前とだまされる急登で若手一番の経験のある708くんゲット。とにかく上り足は冴えまくっている。ローラーも含めてバイクトレの効果抜群とみた。先行している知人に一人、また一人と追いつくという5年前のあの展開と同じで、自分メーターは俄然急上昇だ。
御前山を越えてしまえばさらに気は楽だ。相変わらず抜く一方で一気に大ダワへ下る。
大ダワではいつも雲助さんとかおちゃんが熱烈応援してくれる。去年はよれよれで励ましてもらったけど、今年は超元気な走りでお返しだ。ここでも数人を一気にかわし置き去ってやった。なんか異様に気分がいい。やっほ~だ。何でだか自分でもよくわからなくなっているけど、とにかく走れる。ぐんぐん足が前に出る。上りも走る。もちろん苦しくなる。だけどなぜか足は出る。止まらない。ならばそのまま行け、だよ。
けっこうゼーハーしているのだ。だけど周りに人がいるのはイヤ。この辺りの山は一人きりで走りたい。いつもそう思っている。だから前の選手に追いついたら一気に抜き去り、後方に灯りが見えなくなるまで飛ばす。前後に灯りを見たくないし、見せたくない。ぜいたくな時間!
大岳山の上り。これが最後の本格的上りだ。岩場もあるけど三頭山の上りよりさらに短いのだ。ただかなり飛ばしてきたツケも回ってきていて気を抜くとふらつきもある。そ、バテてもいるのだよ。
大岳山頂、いつものスタッフ大リーガーさんは海外勤務で留守。代わりにMightyおーほりさんの息子さんがボランティアスタッフをしていると聞いていたので、呼び止めて元気頂戴する。
岩場を慎重に下り、先を急ぐ。浅間峠以降、なんとここまでたったの一人も抜かれていない。実に気分いい。そんなことを意識した途端、大ダワ過ぎて抜き去ってきたはずの若い選手が一人迫ってきた。ずっと後ろにつかれていたけどとうとう鍋割山の先で先に行ってもらった。綾広の滝上の湧き水でジェルボトルを薄める。そして水をがぶ飲み。美味い!!美味すぎる!!去年はここのベンチでさんぽさんとうつむき地蔵と化していたのだ。お見事リベンジだ。
目指すは女将さんが待っていてくれる第3関門・長尾平。かなりへばって来ているけど足は相変わらずよく動く。スピードは落ちるけど上り坂もしっかり走って長尾平へ。ここまで9時間8分、今年こそは早くにやって来たよ!
【~ゴール】10時間42分37秒・男子130位
熱烈応援を合わせた両手と背中にたっぷりと受けて日の出山へと向かう。旅館街では「花の50代ガンバレ!」と声援を受ける。そうだよ、頑張っちゃうよ。
一人旅を続ける。前にも後ろにも灯りは見えない。ちょっとへたれてきた。日の出山通過。急な石段がこたえる。さっきまで灯りは全く見えなかったのに金比羅尾根に入った途端、迫ってきたのは若き女性だ。大ダワで抜いてきた選手だ。勢いがある。流石に疲労感が浮き出てきた自分、悔しいけど譲る。
ここ数年最後の踏ん張り用に準備していたけど使えなかったベスパ投入。今日は12時間目標でスタートしたけど、その後目標の上方修正を繰り返してきた。11時間は固い→久々のサブ11→自己ベスト狙えるか。嬉しい「まさか」だ。ただ10時間30分をクリアするには勢いが弱って来ていることにも気づいている。昨年、イヤって言うほどハリマネを待たせたのだから、今年は1分でも早く戻るのだ。そのことが実現出来そうなんだから踏ん張れ、オレ、だ。
レース的に目指すのは前にいるはずの手が届くかも知れない50代ライバルの一人・アカさんの姿。だけど気配が全くない。後半これだけ走れても追いつかないのならこれは完敗。しょうがない(って、御岳の手前で抜いたらしいと後で判明)。
もう流石に苦しい。誰もいないから声を出しながら走る。決まり文句、「あと少しなんだから頑張れ!」何度も何度も自分に向かって声をかける。声を出すと少し楽になるのだ。この期に及んで前にライトが見えたら抜く。何が起こるかわからないから全力を尽くしておけ。たぶんこうして年代別順位が6位に上がった模様。同じ50代でも走力差は雲泥の差がある強豪の一人をかわしていたらしい。頑張っておくものだ。
あと2km。iPhoneの電源オン。恒例のハリマネへの「もうじきコールだ」。が、無情にも「ただ今電話に出ることが出来ません」だとぉ~!早く出てくれ~。後ろから選手が迫ってくる。たぶんまらそんもんくさんが追ってきているはずだ。2度目、3度目。ダメだ。何をしてるんだ。速報で御岳通過がわかっていないのかなぁ。それとも12時間宣言は本気だったからそれをきちんと信じてくれているのか。もう一度、もう一度。コンクリートの急坂も終わり、住宅街に出てしまった。あと500mくらいだよ。ラストチャンス。
出てくれ~
ルルルルル、ルルルルル、
ど~ん!
訳もなくコンクリート壁に右の肘打ちを喰らわせ、側溝に左のニードロップを見舞うハリ天。何事だ!痛いぞ。右手のiPhoneがゆっくりと道路に落ちるのが見えた。壁にケンカを売っていたのだ。バカヤロ!
走れない?まさか?
な、なんとか大丈夫だ。まいったなぁ。またやってしまったよ。
連絡がつかないということはゴールにハリマネはいないのかもしれない。せっかくの快走だったけどしょうがない。
一気にスピードダウンしてゆっくりとゴールに向かう。
ひげちゃんが見えた。ライトを振るけどわかってないよな。
だけど、やっぱり歓喜のゴールだ。あんな練習でよく走り切れたものだ。しっかり走り切ったぞ。って久々の本気ガッツポーズでゴールに飛び込んだら、目の前にまん丸の目を見開いたハリマネがいたのだった。まさかのセカンドベスト10時間42分、14回目のハセツネゴールはちょっと不思議な光景だったのだ。
重ねに重ねた14回目の日本山岳耐久レース。トライアスロントレーニングの一環として面白半分で出場したのが最初。なのに年を重ねるうちにいつの間にやらメインイベントになってしまったハセツネ。何だかんだと特別なレースだのだ。
いつも通りアップはゼロ。ストレッチさえもしていないがスタートを待つ間の大勢の仲間達との再会の握手やボイストレで、体の熱気は十分にスタンバイだ。
今日の作戦は。いや、作戦という程のものはない。残念ながら何かを狙いに行くだけの準備は整えられなかった。昨年のサロマ100kmや今年の別大マラソンのスタート前には、あとはしっかりやってきたことをなぞるだけという自信に満ちあふれていた。あの感覚を10とするならば、残念なことにその半分の準備も出来ていない。11月の八ヶ岳スーパートレイル100マイルのためのロング走の一つと捉え、安全にきちんと走り切ること。欲を出してつぶれて走れないなんていうことのなきようよぉ~く言い聞かせて走り出した。昨年のリベンジだなどと余計な気負いは持たない。佐渡の無念感は忘れた。誰とも競らない。ひたすら着実に71.5kmの道のりを味わう。ただそれだけ。
って、そんなシビアなことが出来るかなぁ。いや、やりきるのだ。
※ねむっ! FacebookとTwitterとブログのコメント返しして一息ついたら一気にビールが効いてきた。すんません。明日につづく・・・・。
昨年のハセツネ(序盤のハイドレパンク)、今年の佐渡(swimでのDNF)と最悪関連の「まさか」が続いていましたが、ついにいい方の・・・。「まさか」っていい方にも使えるんだ。
今年の第20回日本山岳耐久レース。山での練習不足に加え、急ごしらえの調整に足が付いて来ていない感覚のため「12時間」を目標タイムに設定してひたすら安全に走り、来月の八ヶ岳100マイルに繋げていこうという目論見。
が、やはり押さえた入りと気温が絶好の条件だったことが加わり、第1関門の浅間峠以降一気に風が後押し。三頭山の上りから完全にスイッチオン。どうしてこんなに走れるのか自分でも首をかしげつつも、訳のわからないうちに走ってしまえと上方修正を繰り返しつつ一気にゴールへ。「まさかまさか」のセカンドベスト。10時間42分で年代別優勝した時以来5年振りの表彰台をゲット(50歳代の部・6位)。昨年のハセツネ&佐渡での不完全燃焼を完全払拭できました。
会場で、コース上で、またブログ、Facebook、Twitter等で応援して下さった大勢の方々に感謝です。ありがとうございました♪
レポはまた後ほど。
ただ今、コーラのガス抜き中。
これにMEDALISTの「AMINO DIRECT 5500」を投入する。
去年は息子が面白がってせっせとガス抜きしてくれたのに、あんなこと(11km付近でハイドレ爆発に気づく)になっちまって、コース上にまき散らしてしまいほとんど飲んでいないのだ。
だから、同じように作ってやる。そして、今年はちゃんと飲んでやる。
ということで、あえてただ今、コーラのガス抜き中なのだ。
明日の第20回日本山岳耐久レース参加の皆さん、秋の大運動会、思いっきり走りましょう!
【スカッと行きたい by GR DIGITAL3】
2日後に迫ったハセツネ。14度目の「日本山岳耐久レース」だ。当たり前だけど、流石にフレッシュ感も薄く、やや緊張感に欠ける2日前だ。なので、髪切った。
昨年はハイドレーションパンクなんていうハプニングで絶好調の状態を台無しにしてしまったので、今年にかける意気込みやさぞ、っていうのが順当なシナリオだ。だけど本当にシナリオ通りに事を運ぶことは難しい。出来過ぎ「サプライズ55」に酔いしれていたら、2月の別大以降アクシデントが続いてしまった。なんとか乗り切れたかと思ってホッとしたら、今度は5月UTMFでの怪我→座骨神経痛と長らくまともに走れない状況を引きずってしまった。ことランニングにかけては準備不足であることは否めない。急ごしらえであがいてきたけど、そうだよな、ごまかしはきかないのだ。
そこんところを十二分に噛みしめた上で、ベストを尽くそう。ウエアも新調して気分は徐々に盛り上がって来たけど、来たけど、今年は安全第一に走り切ります!
五日市小学校の体育館、一番奥の舞台前付近のグリーンシートが山トピの基地。皆さんウエルカムなので、場所がない人は是非いらして下さい。ハリマネもチビちゃん人形(防水仕様2体入り)を用意して待ってます。欲しい方は声をかけて下さい。
【それには興味がないので爆睡中】
カメラに、ちょっと今までしたことのないオシャレをさせてみようかとボディケースを物色中。最終候補を並べながら、別に興味なんてなくてもちゃんとうんうんと言って見てくれる妻に、これなんてどう?こっちと比べてどう?と話しかける。度々持ちかける。
とそんなさなか、突然、これまた得意の幽体離脱式視点でおのれの姿を見てしまった。
なんだ、これって息子の弾が、母親相手に欲しいフィギュアやらの画面を見せては、どうかなぁ、高いかなぁ・・・とやっているのと全く同じ光景じゃないか。弾と同じ?弾のマネ? いや、これは弾が父と同じだと言うべきでしょ。
妻・ハリマネはどれもこれも「いいんじゃない」「好きにすれば」とニヤニヤ。まさに親子以外の何ものでもないって。やっぱりそうか。
毎週水曜日、現時点の走力の判断資料にしている15kmのビルドアップ走の日。
だけどよれよれで足のあちこちに疲労感。気力も失せてあっと言う間にギブアップしてしまった。やっぱり急あつらえで追い込んだしわ寄せが来たか。ずっと走り込んでいなかったツケが回ってきたか。坂路調教など一連のハードトレで破壊された筋肉がきちんと回復しきれていない感じがする。ちょっと急ぎすぎたかなぁ。
こんな様子なので日曜日のハセツネは作戦の変更を余儀なくされるかも。欲張らず、突っ込まず、安全に走るのが賢明なんだろうなって、作戦変更・・・かも。つまんないけど。
【White & Blue by GR DIGITAL3】
来年2月の別府大分毎日マラソン(カテゴリー2)と同じく4月の宮古島トライアスロンのエントリー完了。
別大は今年に引き続き2度目。こちらは資格さえクリアしていれば確実に出場可能なので安心。2011年1月1日以降のベストタイムということなので、昨年「サプライズ55」キャンペーンのスタートとなった勝田マラソンでの記録2時間57分17秒(グロス)が申告タイム。記録証のコピーを郵送orFAXしなけりゃならないので、もう一仕事。エントリー欄にフルマラソンが何回目かを記入する場所があって、こちらもMyデータベース検索。別大がフル41レース目となることが判明。
続いて緊張の(何故だ)宮古島。郵送の方が当選しやすいとかの噂を耳にしたけど、可能な限りネットからとわざわざ赤字でうたっているし、郵送、ネットでの差は一切なしというのだから、ま、ちゃんとネットでエントリー。抽選結果の発表は12月末、今度はどうかな。
さて、こちらも5年以内のトライアスロンレースの記入が必須。今年の佐渡がDNFだったので去年の珠洲しか記入できないのがなんか不安。出ていないんだからしょうがないけどね。そしてこちらもロングのトライアスロン出場回数を記入しなくちゃならない。うわっ、また数えて行かなきゃならないか、いや、去年数えたのだからどこかに・・・あった。ちゃんと書き留めてあった。宮古島大会7回、佐渡8回、長崎五島1回で計16回と。あと意気込みを100字以内でなんていうのがあって、なんだかんだ小一時間を費やしてようやくエントリー完了。別大は飛行機や宿も押さえないとな。遠征レースのエントリーはたとえ国内でもけっこう大変だよ。
昨日、治療院だより「みどりの風・第156号」発行しました。
「midori156.pdf」をダウンロード
【ボーダー by 咲 iPhone4s】
今朝は台風一過の素晴らしい青空が広がった。自分でいいなっていう写真が撮れないでいた今日この頃のまさに今朝、長女がツイートしていた写真が超ステキ!ブログもFacebookもやらない長女に代わって(本人の了解を得て)、ハリ天ブログで発表だ(タイトルも)。希望の朝焼けエソラ風…だそうだ。
と、そんな10月、月初めにまず頭に浮かんだこと。
近頃すっかり本を読まなくなってしまったってこと。
近頃って、ここ数ヶ月とかいうレベルではない。ここ数年だ。
ちょこちょこと触るMacが原因だ。コンピュータやインターネットの世界は何でも簡単に出てくる禁断の実のようなもので、気がつけばどうにもその魔性に引きずり込まれていること度々。
それはそれで無駄だとか悪いことではないのだけど、ちょっと無性に本が読みたくなってきたぞ。
という気持ちを大切に、今月はひとつ読書月間と行こうか。そんなことをブログで宣言しておくのもよいかな。そういうこと。
手始めは久し振りに小説でのめり込む。ハリマネが面白かったぁ~って目の前に置いた「ナミヤ雑貨店の奇蹟」から。我が家で一人だけあまり馴染みのない東野圭吾さ。