ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

嘔吐・水便・雨・泥・川・池・強風の志賀野反

2008年07月01日 | 大会レポート

0701_siga01 大勢の皆さんにご心配をおかけしました。本日朝がエネルギー切れで一番のフラフラ。肝心の胃腸はしっかり復活(夫婦共々)、元気になりました。

6月29日(日)午前1時45分、どうにも胃が苦しくて目が覚めてしまう。
起床予定時刻までまだ1時間。もぞもぞしていてもしかたないと2時過ぎ、とりあえずトイレ。なんの前触れもなく突然水便の洗礼(なんて言わないか)を浴びせられる。やっぱ、慣れないもの食べ過ぎたか。この時はそんな程度。それにしてもなんかむかむかしてさっぱりしない。これじゃ朝食なんて絶対入らない。
そうそう、ちょっと筋温をあげておくために風呂に行っておこう。露天風呂に入ろうと外に出れば雨風強い。あ~あ、やっぱりね。
さて、風呂から上がるとやっぱり相当に胸のつかえ。もうこうなったら吐いちゃえ。と決意したら猛烈に吐き気上昇。2度の大嘔吐でかなりさっぱり。ただしその後水便は都合3度。用意してもらった弁当どころか、買っておいたカップ味噌汁も口にする気力一切なし。胃はふくれきった感じでどうにも苦しい。
目を覚ましたハリマネに最悪だぁと言っていると、え~、そうなのぉとのんきなもの。・・・が、数分後には同じ症状に。いや吐けない分ひどいのかな。腰も背中も痛くて立てないと騒ぎになり、ハリ天ハリを持ち出し治療開始。ハリマネが運転できないとなるとレースはDNSだ。けど、自分の都合でやめる気は・・・実は、まったくなかったのですね。
ハリマネがなんとか大丈夫そうだとなった時点で大急ぎで準備開始、4時過ぎ。たぶん入らないだろうなと思いながら、無理やり補給食、パワージェルの特製ドリンクボトルの準備。
部屋の外に出ると、ちょうどmakotoさんにばったり。今日は駄目っと手で大きくバツ。聞けばまったく同じ症状じゃないですか。寒気がして力が入らないから今日はやめます・・と潔く宣言。ハリ天さんは?・・・寒くないし、痛くないし、食べてないだけだから(この件は明日の記事で)出ます!昨夜夕食を共にしたみなさんは大丈夫とのこと。3人だけが何かの罰が当たったというのか?

 

0701_siga00 車でスタート地点へ。すでに土砂降り。スタートカードを提出し、ゴール地点に運んでもらう荷物を渡し、少々車で待機。開会式にあわせスタートラインに並ぶ。悪天候で25kmに短縮を滝川さんがマイクで伝えている。なんとなくホッとした一瞬。これでなんとかなる。そんなに完走ポイントが欲しいのかって、その通り。
0701_siga17 さて、スタート直前はあこがれの強豪60代ランナーのSさん、言わずと知れた同い年最強スーパーランナーノザキさん、これまた西の強豪ランナー・生駒山賊さんとあれこれ歓談。走れないとは思ってないけど、今日はいつもに増して勝負にならないことだけは頭から切り離すことは出来ない。このあたりが弱さ。0701_siga02

さて、6時スタート。
0701_siga03 写真を見る限りとっても元気そうですが(空元気?)
渋滞緩和策のためのゲレンデ登りはまぁまぁ。どのくらい抑えればいいのかひたすら自分観察。下りきって走れるシングルトラック。見慣れたリキちゃんのお尻を見ながら、頭の中ではブツブツブツブツ、何かが聞こえる。心拍数150台キープなのでなんとかレースっぽい。0701_siga04
が、上りに入った途端、パタリ動きが鈍る。そして次々と後ろから声がかかり、見知った顔の選手たちがお尻を見せては遠ざかっていく。なっちゃん、かどさん、素浪人さん、TWさん・・・。嗚呼~嗚呼~嗚呼~(ってカラスじゃないよ)。0701_siga05
その後も抜かれる抜かれる。競技説明会をよく聞いていたんですね。みなさんちゃんと「右から抜きます」「行かせてください」って声をかけてくれます。「どうぞ~」って道を譲るのがとってもうまくなりました。タイミングが絶妙(自画自賛)。

 

0701_siga06 あれ~、今日はスイッチ入ってないんですか~、ひゃっほぉ~い、楽しいねぇって泥の川となった道をでっかいザックがトレードマークになってしまったばななさん、楽しそう。

0701_siga07 おっ、ハリ天さんって叫んだ途端こけた2年連続ハセツネパンフ表紙のさかしたさんを激写した貴重な1枚。

0701_siga08 心強い同行者発見ってうれしそうな顔してくれた小虫ちゃんなんてあっという間に先に。とりあえず(得意の)足だけショット。

かわいいかわいいひょっとこさんにはレース中に会えるなんてと感激されて感激!だけどまた抜き返しちゃった。0701_siga09
スピードはがくんと落ちていたのですが、脂肪はしっかり燃料として使われだしていて、特にまいって立ち止まるようなことはありません。

0701_siga18 この際だからと、見事な残雪シーン、川のシーンや泥水のシーンは動画撮影隊です。そんなことをしていたら結構気がまぎれて元気になりました。0701_siga10
それにしても時間と距離感のギャップが大きくてこれにはまいったまいった。あと半分くらい?と思ったらまだ11km。時計を見つめて呆然。そんなことが度々。0701_siga19
おっと、呆然としていても時間だけが長くなり、つらいだけ。とにかく前に進め。ハイドレーションの水を含むも飲み込むとゲップ連発。ジェルドリンクも気持ち悪くてダメ。今日は補給なしだ。気温が高くないのが味方してくれた、感謝。0701_siga20   0701_siga11
あとは、カメラ片手に泥水激写ばかり。どんどん水かさが増してきている泥の池道は、ある所では突然太ももくらいまでズボッと引き込まれるように!ワニでもいるのかっ!(いたかもしれない)0701_siga15
どこをどう上って下ったのかなんてまったくわからないまま後半は過ぎ去った。

0701_siga120701_siga13 前半は抜かれまくったものの、後半は結構足も動き、ほとんど抜かれることもなくなってたどり着いたのは6時間と7分後。完走3ポイントゲットです。0701_siga14
よりによってハリマネ横向いて誰かとしゃべってるぞ。ちょっと止まってと、気がつくの待ってやってようやくゴール。えらく心配をかけてしまいました。心からの安堵の瞬間でした。やれやれ。0701_siga16
(簡単レポートのつもりが思わず長引きました。お付き合いありがとうございました。)

☆☆ハリスポ写真・志賀野反アップしました。赤城の時と同様、ハンドルネームを入力の上ご覧下さい。→ご自由にダウンロードしてお持ち帰り下さい。なお写真は時系列で表示しています。

コメント (13)
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