JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

いかなりける年の暮れにか

2008年12月20日 | a-c

「せめて年を越したい、新年だけは迎えたい」
「一ヶ月先?バカ言っちゃ困るよ、一週間後の事だって分かっちゃいないのに」

大恐慌時代を描いたドキュメンタリーやチャップリンの映画の一編などフィクションの世界のように感じていたのに、その不安が現実のものになりつつある年の瀬を、私が生きている間に目の当たりにしようとは思ってもいませんでした。

世はまさに『いかなりける年の暮れにか』でありますねぇ。
金はなくとも「おいおい、今年は忘年会少なくねぇ???」なんて言っている私はまだ幸せ者です。

毎日毎日、トップニュースは不況を伝える記事ばかり、「マスコミは不況をあおっている」なんて事を「何をやりたいのか決まってなけりゃ仕事は探せんよ」などと困窮する求職者に語り掛ける方には、けして言って欲しくありません。
いったいこれから世の中はどんな方向へ進んでいくのでありましょうか?
いずれ春が来るように、展望ある未来であって欲しいと願う半面、その日まで困窮する人たちは生き残れるのかとの不安が真っ先に立ってしまうのは、私だけでは無いと思います。

あ~あ、なんだか考えるだけで暗~くなってきますね。よしましょそんな話。

  
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年の瀬を迎え、毎年の事ながら私は正月料理を考えねばいけません。今年は、Mさんのお店のヘルプが正月休み期間もはいっておりますので、例年のごとく自分でつまみをこしらえて「一日酔っぱらい」をやっている暇があるかどうか?
それでも我が家に「お節料理」を外注する余裕などありませんから、それなりのものを考えねばならないでしょうね。
『高予算、見た目重視』では手作りの意味がありません。目指すは『低予算、味重視』でありまして
「う~~~ん、悩むなぁ~~~」
あはは、そう言いつつも、私はこれを毎年楽しんでいるんですよね。

そうそう、一品だけはすでに決まっているんです。
『ニシンの昆布巻き』なんですが、昨年、身欠きニシンを買おうとしたら、半乾きのニシンばかりで、カチカチのそれがすでに売り切れで作れなかったんです。今年は早々と仕入れて冷凍してありますから作れますよぉ、自慢じゃないけど、私の昆布巻きは、見た目は良いとは言えませんけど、そんじょそこらの既製品など目じゃないほど旨いんですから。一本で五合はいけますね。(自画自賛...笑)

ともかく、今年もそれなりのものを作って、なんとか貧しいながらもお正月を迎えられるようにしようと思っているのでありました。

さて、今日の一枚は、キャノンボール・アダレーです。
彗星のごとくニューヨークに現れたキヤノンボール、しかし、弟ナットと組んだ初のレギュラー・バンドの人気は今ひとつ、まだそのファンキーさを受け入れるだけの土壌ができていなかったのでしょうね。そのレギュラー・バンドによる一枚です。

中身とジャケット・デザインがあっているかどうかはともかく、尻フェチの私にとって、この赤いベンツ・300Sと美女、いずれのお尻も魅力的で、良い感じでありますねぇ・・・・(オイオイ)

ともかく、一曲一曲がちと短すぎるという不満はあるものの「EDIE McLIN」あたりにかいま見えるファンキーさ、アダレー兄弟がやろうとしていたことがこの時活きなくとも、いずれ成功するであろう予感をヒシヒシと感じさせる演奏だと思います。

SOPHISTICATED SWING / CANNONBALL ADDERLEY
1957年2月7,8日録音
CANNONBALL ADDERLEY(as) NAT ADDERLEY(cor) JUNIOR MANCE(p) SAM JONES(b) JIMMY COBB(ds)

1.ANOTHER KIND OF SOUL
2.MISS JACKIE'S DELIGHT
3.SPRING IS HERE
4.TRIBUTE TO BROWNIE
5.SPECTACULAR
6.JEANIE
7.STELLA BY STARLIGHT
8.EDIE McLIN
9.COBBWEB



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