JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

二日連続のジャズ離れ

2008年12月24日 | g-i

クリスマス・イブ、皆さんはどんな夜をお過ごしなのでしょうか?

私は、以前報告したとおり、S君のお誘いでとある飲み屋さんで行われるライブ(?)に出掛ける予定です。

それにしてもですよ、S君たら・・・・・
何処かで待ち合わせをしていっしょに行くのかと思いきや
「はい、これチケットね」
「チケットね、って、いっしょに行くんだろ?」
「う~~にゃ、俺はその前に一件別な飲み会があんのよ」
「はぁ?????」
「このやろう!ホストはおまえさんじゃないのかい!てんだ!」

けっきょく、やはりS君から誘われたというヤナイ珈琲のご夫婦と同行することになりました。
えっ?「あんたは素面で行くんかい?」ってですか?
そりぁもちろん、ライブ開始が22時(遅ぇ~~!)ですから、その前にちと腹ごしらえはしていきますよ、米か麦かとんもろこしのお水で(笑)

え~~ライブの出演者ですが、MYCAL PAPION?????
私は存じておりません。
「なになにソール・シンガー?こりゃまたザックリとしたご紹介で」
ネットで調べてみると、

アメリカ・カルフォルニア州オークランド出身。
モータウンカフェでレギュラーの仕事をしながら、「今井大介」「ニッキモンロー」「クリスタルケイ」などの著名なアーティストのレコーディング・ライブアーティストとして活躍。
“ブライアンマックナイト”“ベイビーフェイス”“ボーイズツーメン”“スティービーワンダー“ ”アニタベーカー“”プリンス“のアーティストに影響を受けたマイケルはソフトな声質とダイナミックでファンキーな歌唱で幅広い音楽を聞かせてくれる。

なんだそうでありまして。
クリスマス・イブですからそれらしい歌を聴かせてくれるのかな?

「はぁ?司会が工藤兄弟????」

いったいどんなライブなんだか?
いずれにしても二日連続のジャズ離れですが、せっかくですので飲み過ぎに注意しながら楽しんできます。
詳しい報告は明日ということで、それでは、いってきま~す。

さて、今日の一枚は、昨日に引き続いてのアルト、ジジ・グライスです。
グライスのカスレ気味のアルトを聴くと、昨日の須川さんの音とはまるで違うとあらためて感じるのですが、この「カスレ気味テンション張り張り」も、これはこれで味があるわけでして。それに微妙な切実感というかうったえかけてくるというか、そのへんの感覚がグライスの魅力ですから、須川さんのような音でやられてもねぇ(笑)

グライスがニュー・ジャズに残した「SAYIN' SOMETHIN' !」「THE HEP'NIN'S」そして今日のアルバム、この三枚をじっくり聴いてみるとグライスの魅力が、あなたにも分かっていただけると思います。
お勧めは・・・・そうだなぁ、私は「BLUES IN BLOOM」が好きかな。

THE RAT RACE BLUES / GIGI GRYCE
1960年6月7日録音
GIGI GRYCE(as) RICHARD WILLIAMS(tp) RICHARD WYANDS(p) JULIAN EUELL(b) MICKEY ROKER(ds)

1.THE RAT RACE BLUES
2.STRANGE FEELIN'
3.BOXER'S BLUES
4.BLUES IN BLOOM
5.MONDAY THROUGH SUNDAY

  (ジャケット写真はCDのものを使用しました。)


娘宛のサイン

2008年12月24日 | m-o

只今帰ってまいりました。
天皇誕生日の今日は、サクソフォン奏者(ジャズ奏者じゃないとこういう言い方になります。笑)須川展也さんのコンサートへ行ってきまして、その後はMさんのお店の手伝いと、なかなか充実した一日を過ごしたように思います。

須川展也さんのコンサートでは、休憩を挟んで約2時間半、ジャズとはまた違ったサックス(いやいやここはサクソフォンと言うべきでしょうか)を堪能してまいりました。

地元の高校生ブラスバンドとの共演、ピアノとのアンサンブル、曲目も、ガーシュイン、ピアソラ、サン・サーンス、ドビッシーらのじつにメジャーな曲ばかりで、クラシックにはそうとう疎い私でもじゅうぶんに楽しめました。
それにしても、リズムやハーモニーはもちろん、基本的な音自体がジャズのサックスとはかなり違うものですねぇ、ジャズ浸りの私にはときおりこんな音色のサクソフォンも新鮮味があって良いかもしれません。
特にピアソラの「アディオス・ノニーノ」そして、アンコールで演奏してくれた「リベルタンゴ」この二曲は絶品でありましたねぇ、演奏に艶というか色っぽさというか、そんなものを感じました。

そんなこんなで演奏を楽しむと、娘へのクリスマス・プレゼントを何にするか決めかねていた私にアイデアが「ピン!」
以前に「私はジャズを奏る気は無いからね」と言われて以来、娘にCDも贈れなくなっていた私。
「そうだ、須川さんならクラシック?しかも娘と同じサクソフォン奏者じゃん。」
てんで、会場でCDを購入して須川さんのもとへ
「すいません。高校生の娘が同じアルト・サックス奏者として頑張っているのですが、娘宛のサインなどいただけると嬉しいんですけど・・・・・」
やりました『娘宛のサイン』をゲットしたんです。

さっそく明日、娘へ送ろうと思うのですが・・・・喜んでくれますかねぇ・・・・

ともかく、
「須川展也さん、素敵な演奏と『娘宛のサイン』、本当にありがとうございました。私は、しがないジャズ・ファンではありますが、とても優しい須川さんのファンにもなりました。これからはクラシックのサクソフォンにも大いに耳を傾けていきたいと思っています。」
こんな場ですが、お礼を申し上げます。

さて、てなことで、もう寝なくちゃいけません。
今日の一枚の紹介はあっさりと(笑)、同じアルトでチャールス・マクファーソンを選んでみました。
この人のアルトも、なかなか色っぽい音だと思いますよ。
ここでは、クリフォード・ジョーダン、そしてマクファーソンの師匠ともいえるバリー・ハリスが、マクファーソンの良さを十二分に引き出していてくれています。

ただ、若干古くさい感じはありますねぇ、でも、それも彼の良さだとしてお聴きになって下さい。

CON ALMA ! / CHARLES McPHERSON
1965年8月6日
CHARLES McPHERSON(as) CLIFFORD JORDAN(ts) BARRY HARRIS(p) GEORGE TUCKER(b) ALAN DAWSON(b)

1.ERONEL
2.IN A SENTIMENTAL MOOD
3.CHASING THE BIRD
4.CON ALMA
5.I DON'T KNOW
6.DEXTER RIDES AGAIN