JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

香とジャズがたなびけり?

2007年10月30日 | a-c

いやぁ、昨日の証人喚問、もちろんリアルタイムでは見られませんでしたが、シャーシャと多くの接待を認める守屋さんという方は、たいしたものだと変に感心もしたりして、頭の良い方は証人喚問の場に立っても何処かに大きな保証を持っておられるのだろうと、そんなことを思ってしまいました。
それにしても利害関係無しにあれだけいろいろおごってくれる友人、私にも紹介していただけないでしょうかねぇ、200回のゴルフはいらないんで、一回一万円程度の飲み代を週に3回ほど出していただければいいんですが、なんならノータックスで月10万円くらいのお小遣いでもいいですよ・・・もちろん、そちら様に私は何もしてあげられませんけど。
それにしても、日本の防衛というのはこんな方がトップで運営されているわけですから、追求しきれない政治家も含め、「日本という国はた・い・へ・ん立派なお国」であることを「国民としてほ・こ・り」に思いました。(笑)いやいや笑ってる場合ではないですよね。

まぁそんな話はそこそこにして、
一昨日、minakaさんお勧めの「STEPPIN' OUT」を聴いているとき、久しぶりにお香を焚いてみました。もちろん高いものではありませんけど。
以前お話ししたことがあったでしょうか、私はあの仏壇臭さも含めお香の匂いがとても好きで、そのせいでしょうね、未だ夏の蚊対策には蚊取り線香一本で対応しております。(笑)

パミール高原に端を発するお香が日本に渡来したのは6世紀、最初は主にお寺で使用されていたものが、ゲームに使用されたりしているうちに、香道といういかにも日本らしい芸道として確立したのが16世紀といいますから、そこから数えてもはや5世紀を経ているわけで、長く日本の香りを牽引してきた立役者なわけですよ。

和歌に合わせてお香を組み合わせたり、そのお香を言い当てたり、香道も流派によって様々だそうで、もちろん私は香道を嗜むような風流人ではありませんので詳しくは知りませんけどね。
それでも、お香の匂いは精神を落ち着かせる薬としては最適であると思いますし、礼儀作法や倫理観を追求する場にお香が用いられるのは理にかなっていると思います。
いかに安いお香であっても、立ち上る匂いを香れば、私みたいな粗忽者でも「ホッ、ン~~~」みたいな雰囲気を感じ取れるじゃありませんか。

煙草の煙が充満した狭い店内でロックグラス片手にジャズを聴くのも良し、一人趣味部屋でお香を焚きながらジャズを楽しむのも一興でありましょう?

秋の香 ジャズのリズムに たなびけり  バブ

やっぱ、私は風流人にはなれませんね。お粗末!

さて、今日の一枚は、ジーン・アモンズです。
一曲目の「OL' MAN RIVER」が始まると、じゃっかんネットリ目のサックスが、レイ・バレットののんびりしたコンガにまたがって、いかにもアモンズ。
「無理するヤツはバカだ」と言わんばかりのアモンズのサックスも、秋の夜長には良いかもしれません。
私などは少々しつこさを感じるところもありますけど、ちょっと強めのお酒ででも味わえば、それはそれ、いい感じに中和されて力が抜けていきます。

「お口の中に拡がる、そのまったり感が、中枢神経にほどよいだるさを与え・・・・」

はははははははは、そんな感じの一枚です。

JUG / GENE AMMONS
1961年1月26, 27日録音
GENE AMMONS(ts) RICHARD WYANDS(p) CLARENCE SLEEPY ANDERSON(p,org) DOUGH WATKINS(b) RAY BARRETTO(ds,conga)

1.OL' MAN RIVER
2.EASY TO LOVE
3.SEED SHACK
4.LET IT BE YOU
5.EXACTLY LIKE YOU
6.MISS LUCY
7.NAMELY YOU
8.TANGERINE