JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

まったりと『私の世界』

2007年10月06日 | g-i

定例の趣味部屋掃除と散歩を済ませ、ちょっとだけほてった体に秋の心地よい風が当たり、引き立ての珈琲を味わいながらコルトレーンを聴く。悪くありません・・・・・
なんだか時間がまったりと過ぎて・・・・・こんな時間が私は一番幸せなのかもしれない。
ドルフィーのバスクラの後にコルトレーンのソプラノがきこえてきました。お腹のほうからグニョングニョンと上がってくる高揚感(笑)これです、まさにこれです。けして誰にも邪魔などさせない私だけの時間と感覚
「これだから止められないんだよなぁ。」

「ご飯だよ、ご飯!」
・・・・・・・邪魔をさせないと言っただろうが!!!!!
「さっさと食べてよ!片付かないから!」
・・・・・・・くっそう!!!!!

こんな感じで、三連休初日の午前中は過ぎていったとさ。(笑)

今日の散歩はいつもの公園でした。まだ紅葉にはほど遠いものの、先端が赤みがかった葉や、ここぞとばかりに風に揺れるススキ、にっくきブタクサの花(アレルギーなもので)もさかりです。本当にやっと秋らしくなってきました。



朝方、きれいに晴れ渡っていた空は、「今日は日本晴れ」との予報をしっかりと裏切り、白い雲に覆われたり、太陽がときおり顔を出したりといった感じです。
昼飯を食べても、なんだか活きの悪い魚のように、ぼけた~~~んとしている私。
午後からも『私の世界』に、ドップリと浸かっちゃおうかなぁ。

「お~~~い、ビール!」

さて、ということで、今日の一枚ですが、コルトレーンの「IMPRESSIONS」の後は何を聴きましょうか?と考え、ここはやっぱりモンク先生だろうてんで引っ張り出したのが、ジジ・グライスのこのアルバムです。

正直に言うと、モンクの入ったカルテットの演奏のみを聴きたい気もするのですが、そこは今日の私は活きの悪い魚ですから、のんびりと全曲聴くことにしましょう。
もっとも、一番楽しみたいのは最後の「NICA'S TEMPO」

あいかわらずフロントなどお構いなしといった感じもするモンクに、負けずにソロをとるグライス、これを引き立てているのは間違いなくアート・ブレーキーです。
モンク、グライスのソロに続いて、グライスとブレーキーのやり取り、そしてブレーキーのソロ・・・・・最後にこの曲を聴くことで、このアルバムを聴いて良かったとつくづく感じさせてくれる、いいアルバムです。ちなみに7-9曲は同曲のモンクの初演です。

NICA'S TEMPO / GIGI GRYCE
1955年10月15日[7-10] 22日[1-6] 録音
GIGI GRYCE(as) THELONIOUS MONK(p) PERCY HEATH(b) ART BLAKEY(ds)[7-10]
GIGI GRYCE(as) ART FARMER(tp) EDDIE BERT, JIMMY CLEVELAND(tb) DANNY BANK, CECIL PAYNE(bs) JULIUS WATKINS(fh) BILL BARBER(tu) HORACE SILVER(p) OSCAR PETTIFORD(b) ART BLAKEY, KENNY CLARKE(ds) ERNESTINE ANDERSON(vo)[1-6]

1.SPECULATION
2.IN A MEDITING MOOD
3.SOCIAL CALL
4.SMOKE SIGNAL
5.YOU'LL ALWAYS BE ONE I LOVE
6.KERRY DANCE
7.SHUFFLE BOIL
8.BRAKE'S SAKE
9.GALLOP'S GALLOP
10.NICA'S TEMPO