JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ドングリも紅葉も柿だって!

2007年10月28日 | y-その他

台風の風雨も去りまさに日本晴れ、昨日の早酒もすっかり抜け気持ちの良い朝でした。昨日サボった趣味部屋掃除を済ませ、命じられるままに庭仕事です。遅い遅いと思っていた秋も晩秋へ向かう準備を始めたようで、狭い庭にも気配が漂いだしました。来週あたりは『紅葉狩り』にでも出かけてみましょうかね。

昼食を済ませ用事を頼まれる前にエスケープ、ちらっと散歩に行って来ました。
♪ ドングリころころドングリこ・・・・・ ♪
住宅街でも見つかるものです。ドングリを3,4個拾ってきました。

小さい頃「ドングリってドングリの木の実だろう」と思ってませんでした?
私はしばらくそう信じていました。それがあの類の木全ての実をドングリということを聞かされ「うっそう!ドングリの木って無いの?」てな大ボケをかましたことを覚えています。(笑)
帽子をかぶったドングリを見つけるとなんだか嬉しかったり、爪楊枝を刺して独楽にしたり、無邪気な良い子ちゃんだったんですねぇボクちゃんは・・・・

そうそう、モミジだって、あの真っ赤なカエデの葉っぱだけの事だと思ってましたっけ、ブナやイチョウの葉っぱが色づいていても「あれはモミジじゃない」なんてね。

でも、漢字で書けば『紅葉』でしょ、これは紅く染めた無地の絹の布『紅絹(もみ)』から生まれたそうですから「紅くなくちゃモミジじゃない」ってぇのも一理あろうというもの。
「これこれ、それはたんに字をあてただけで、万葉の昔は『黄葉』と書いてモミジと読ませていたのだよ。」
年寄りの話はよく聞くものです。
えっ?それでもイチョウの黄色い葉っぱをモミジと言うのもいかがなものかってですか?
そうですよね、我々は万葉の民でもないし「紅くもみ出した絹地、つまりは紅く染まった葉っぱがモミジ」それでいいですよね。

食えぬ紅葉やドングリ(えらい手間をかければ食べられるそうですが)よりは、やっぱり美味しい秋の味覚ですかね。
江戸時代、果物は『水菓子』と呼ばれ、甘みの少なかった時代には柿なども大切にされたそうで、

柿の木の下へ気付けを持って駆け

今か今かと熟すのを待って「明日あたりが取り頃かな」なんて思うと、翌朝見たらごっそり柿泥棒にやられてたなんてね。でも昔の柿泥棒は可愛いもので、全部の実を持っていくなんて「さるかに合戦」の猿みたいな事はしなかったですよね。
新米やらなにやらを盗んで金にしようなんて、了見の狭いヤカラは許せませんが
ともかく、柿泥棒も柿の木が折れやすいことをついつい忘れてしまい「バキ、ドテン」と落ちてしまう、そのはずみで頭を打っていわゆる『脳しんとう』ですね。
柿の木の持ち主は、泥棒を捕まえるどころか、気付け薬を急いで取りに行ったという川柳でありまして、なんだかのどかで良いでしょう?

さぁお腹が空いてきたところで『料理当番、今日の一品』
えっ??????デジカメのバッテリーが・・・・・・・あ~~ん、どうしよう???
しかたない、今日は携帯のカメラで・・・いやぁ、ひでぇ画像だなぁ。
でも味は最高だったので、いちおう紹介させて下さい。

メインは「秋鮭のちゃんちゃん焼き風ホイル焼き、ホタテも入ってるでよ」(笑)です。
生の鮭に塩をして10分程置き、水気を拭き取ります。
ホイルで鮭、貝柱、シメジを包み、酒をふって蒸し焼きに、8割程蒸し上がったら、ネギを乗せ、その上から酒粕、味噌、卵の黄身、砂糖、醤油(少々)を混ぜ合わせたミソを塗り、再度、今度はホイルで包まずに焼きました。最後に戻しワカメを添えて出来上がり。グシャグシャに混ぜ合わせて食べるとグーでありましたよ。

こちらは貝柱、卵の白身が余りましたので、餡を作って湯がいた青菜にかけてみました。具は、ほぐした貝柱、椎茸、卵の白身のみ、鶏ガラスープに戻し椎茸のだし少々、塩、オイスターソースで味付けしました。

さて、それでは今日の一枚、やっとこのアルバムを紹介できます。
monakaさんからのお勧めで、今日始めて聞きました。そもそも、イタリアン・ジャズなるものにさほど接点を持っていなかった私でしたので、少々不安もありながらの初体験でした。

まずは一曲目、いきなりボーカルものでしたが、なかなか癖のない聞きやすいボーカルであったと思いますし、とてもスマートな感じです。
二曲目はじつに軽快な曲ですねぇ、自分の名前にミスターを付けちゃったのでしょうか?なかなか乗りの良い演奏でした。
三曲目は・・・・・バップ調ですよね。う~~~ん、でもバップの古臭さは無いかなぁ・・・・
四曲目はボーカル入りのワルツ、おう、ピアノソロがなかなか光ります。
五曲目はラテン調のハード・バップって感じ?
六曲目はこれもハード・バップ調?なかなかいい感じ
七曲目で再びワルツ、八曲目はラテン調、九曲目は・・・マンボ?
十曲目にピアノ・トリオ+ボーカルのバラード、締めとしては落ち着きがありますよね。

このジャンニ・バッソという方は、じつに器用な方ですよねぇ、どことなくホレス・シルバーみたいになったり、ネトっとした嫌らしさ(良い意味でですよ)があったり、バド・パウエル的要素も見えたり、かと思うとサラッとしたピアノも聴かせたりして

悪くありません。いや、良いです。良いですが、まだこれ一枚ではこの方は掴みきれない気がします。もっと他のアルバムを聴いたほうが、さらに彼の魅力を発見できるかもしれないということ

それにしても、私がこのアルバムを手にしたということに意味があるかもしれません。だって、monakaさんに進めていただけなければ、間違いなく手元には無いアルバムだったからです。
ダメですねぇ、もっと幅広く聴かないと・・・・・
そう反省させられたアルバムでもありました。monakaさん、本当にありがとうございました。

STEPPIN' OUT / IDEA6
2007年2月13,14日録音
GIANNI BASSO(ts) GUIDO PISTOCCHI(tp) DINO PIANA(tb) RICCARDO FIORAVANTI(b) ANDREA POZZA(p) STEFANO BAGNOLI(ds) FRANCESCA SORTINO(vo) ANNIBALE MODONI(vib)

1.TUNE UP
2.Mr. G.B.
3.STEPPIN OUT
4.BELL'S (I'll be waiting)
5.O.M. BLUES
6.TEMPURA 4/4
7.DANCE OF THE CRICKETS
8.JUNIOR IS BACK !
9.TABU Tabu
10.IT AIN'T NECESSARLY SO
プラス、DVDが付いておりました。