昨日公園で少しだけ秋を感じてきたお話をしましたが、今朝方、我が家の臭いだけが取り柄のトイレに入ると、いつになく良い匂いが・・・・
キンモクセイです。トイレの窓の真ん前に生えているキンモクセイがいつのまにやらつぼみをつけ、香りを出し始めたのでした。
わざわざトイレで香りを楽しむこともないのでおもてに出てみると、まだ香り始めたばかりなのでしょう、華美な押しつけがましい香りではなく、ほんのりと漂うそれは甘く心地よい香りでした。
「ちょっと、○○さんが来るから、珈琲いれてくんない。」
「ああ」
「何それ、ひげも剃ってないの?」
休日なのですから、ひげを剃らないくらいで文句も言って欲しくありませんけど、
「バカだねぇ、ひげは朝起きてから約2時間が最も延びやすいんだよ。あと30分位待ってから剃った方が経済的なんだから・・・・・・」
なんちゅう言い訳だ、という話です。(笑)
まぁ、このひげ話も友人からの受け入りですが、それでもたしかな話だそうです。ですから、毎日できれば9時以降にひげを剃った方が良いのだそうで、友人は
「バブさん、だから僕はね、毎朝、家でひげを剃らずに客先に向かう車の中で剃るんですよ。そうすると、僕みたいにひげが濃くても、夜までしっかりもちますから」
と言っておりました。
そういえば、ひげだけでなく、髪も伸びが早い時間帯があるそうですよ。
ものの本によれば、おおむね髪の伸びる長さは、日に0.3~0.5ミリだそうで、一ヶ月で1センチ弱、つまり一年で12センチ程度といいますから、バッサリ切った美女の黒髪とは、まさに重みのあるものなのでありますね。
おっと脱線してしまいました。肝心の伸びる時間ですよね。
これは、ズバリ夜よりも日中、しかも午前10時から午前12時までの2時間が一番伸びて、季節的には5月~6月ごろがもっともよく伸びるそうです。
「あら、うちの旦那なんて、季節関係なくよく伸びちゃうみたいよ」
とおっしゃる奥様。あなた様の旦那様は異常気象の影響を受けているか、もしくはとんでもないスケベ(スケベは髪が伸びるのが早いって言いますから)か、どちらかでしょう。(笑)
冗談はともかく、ということは、休日に床屋へ行こうと思ったら「ひげも剃らずに午後行った方がいい」ということになるんでしょうかね?
「気温が下がってからガソリン入れろ」ってえのと同じかなぁ・・・・(ちょっと違うんじゃないか?)
ところで、「ひげを剃る」ことを「ひげを当たる」って言うじゃありませんか、どうしてだか知ってます?
へへへへへ、「剃る」「擦る」っていうのは減るもんだから縁起が悪いってんでね、使わないようにしようってなったわけで。
だから、あーた、巾着切り、スリのことを「当たり屋」って言うでしょうが。
そこで『料理当番 今日の一品』
材料はスルメイカの一夜干しです。ほらほら、また「する」が出てきたでしょ、これも縁起が悪いので「当たり」に変えて「するめ」が「あたりめ」という訳ですわな。
母の茶飲み友達に酢橘を一笊いただきましたので、炙ったアタリメを酢橘ドレッシングで和えて、サラダ風にしてみました。
こちらは、「漬け山かけ」
醤油と煮きり酒にダシ昆布一切れ、卵の黄身と鮪を漬けます。山芋をおろして、だし汁で伸ばした付け汁を混ぜ合わせます。これを鮪にかけて漬け卵を添え、ゴマをふりました。
これに「春菊のゴマ和え」と「茄子の浅漬け」「野菜汁」以上で料理当番終了です。
「アタリメの説明はどうでもいいけど、今晩、○△さんのところに届け物して欲しいから、飲まないようにしてくれないか」と母。
「え~~~」
「何言ってんの、昨夜お酒全部飲んじゃったくせに、残ってないからちょうどいいでしょ」
「えええええええええ」
これは「剃る」も「擦る」も関係なく、「あたりめにたたりめ」ってヤツでございます。
さて、今日の一枚は、ランディ・ウエストンです。
「LITTLE NILES」以来二枚目の紹介でしょうか。
十数年前、とある仮装パーティーに「アフリカの歌姫」と題した仮装をして出席したことがありましたが(笑)、今思えばあれは歌姫ではなくランディの真似だったのかもしれません。ランディというとどうも頭にいかにもって帽子をかぶり、『アフリカ民族衣装』って感じが先に立つ人もいるかも知れませんよね。それは「LITTLE NILES」より後の彼のイメージが強い方なのでしょう。
では、このアルバムの頃はどうだったのか?
ご覧のようにジャケットからアフリカのアの字も見えてきません。(笑)
赤シャツのスーツ姿でオープンカーの前に立つランディ、なんともはやカッコイイじゃござんせんか。6フィート7インチ、2メートルを超える大男だからこそですよね。(・・・・前記のランディを真似たとの一文は削除してください.......笑)
モンクの影響を受けたとされる演奏も(私はモンクとはまた違った魅力を感じていますが)、「LITTLE NILES」以降とはひと味違う、しかし土臭さがその後を予見させるような、個性あるピアノを聴かせてくれます。
モンクもそうですが、この手の個性的ピアニストは、ソロにその魅力を多く発見できるように思うのは私だけでしょうか?このアルバムもランディのソロに特に魅力を感じます。
TRIO AND SOLO / RANDY WESTON
1955年1月25日[Trio]1956年9月10日[Solo]録音
RANDY WESTON(p) SAM GILL(b) ART BLAKEY(ds)
1.SWEET SUE
2.PAM'S WALTZ
3.SOLEMN MEDITATION
4.AGAIN
5.ZULU
6.LITTLE GIRL BLUE
7.WE'LL BE TOGETHER AGAIN
8.SOFTNESS
9.LOVER
10.IF YOU COULD SEE ME NOW
おまけ、
余談ですが、ランディも大の料理好き、これは父親(ブルックリンでインド料理レストランを経営)の影響もさることながら、ピアニストだけでは食えなくて、飯の種として料理番をしながら腕を磨いたわけで、
必要にせがまれてやっていた料理を、そのまま好きになってしまった・・・・・なんだか、ほら、どっかのだれかさんとの共通点を感じません?