JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ライブ行きてぇ~~!

2007年10月20日 | g-i

今日はある意味充実した一日を過ごすことが出来ました。
午前中、最も天気の良い時間帯には、予定どおり遠くを眺めてお目々を癒そうと、近くの山までドライブです。中腹から下界を見下ろすとほんの少しの優越感が生まれてくるのは何故なのでしょうか?

「なんだか気分いい!・・・・ようし、こうなりゃあの海まで行っちゃって、ランニングでもしてきちゃおうかなぁ」
てんで今度は浜辺に

♪ 今はもう秋 だれもいない海 ♪
であります。

若い気ぶっこいて浜辺をランニング・・・・・・・・
若いのは気だけにすべきですね、車を運転し始めたら、太ももあたりの毛が虫でもいるかのようにザワザワします。降りてみると膝がガクガク「ダメだこりゃ」でありました。(笑)

帰宅後、昼食を済ませ、珈琲をタップリ二杯分入れたら今度は引きこもり、先日録画しておいた『東京JAZZ』を6時間ぶっ続けで鑑賞しました。
それにしても、主催にNHKの名があるわりには、年々放送規模が落ちているように思えて、会場に出かけられない私としては少々不満です。
「NHK!来年はもっと放送枠広げてよ!」てなこと言いながらも楽しんでましたけどね。

正直言うと、私的に今年の出演者にはこれぞという魅力を感じていませんでした。
リー・リトナーにビル・エバンス、ランディ・ブレッカーにマイク・スターンでしょ、とうてい私好みとは言い難い面子ですし、ベニー・ゴルゾンにしたってロートルのイメージが先に出てしまって・・・・・

いやぁ、それでも良いもんですよねぇ、気が付けば、エリントン・オーケストラにリズムを取ったり、悔しいけどSOIL&"PIMP"SESSIONSの演奏に乗ってたり、キャンディ・ダルファーのグループの女性ベーシスト、ロンダ・スミスのなんだか凄い体に見とれたり(笑)

ランディー・クロフォードのチャーミングな声はなんともいえませんねぇ、ちょっと惚れちゃいそう。

腹が立つほどその場で聴いてみたかったのは、安藤まさひろとみくりや裕二のギター・ディオ、あんみつでした。この手のアコースティックに弱いんですよ。
「まったく、スクウェアーでフュージョンかなんかやってりゃいいに、アコースティック・ディオなんて・・・」(笑)

小曽根真のpresents No Name Horsesにマイク・スターンなんかが乱入したセッションもちょっとやられましたし、ビル・エバンスもリー・リトナーも悪くなかったし・・・・・・・・・

「やっぱり、その場に行って聴くべきだよなぁ・・・・・」
あははははは、結局、愚痴をこぼしてしまいました。

でもね、面白いのはベニー・ゴルゾンが吹き始めると、上手い下手は別としてなんか変にホッとする自分がいるんです。
大きな会場で、客席全体を盛り上げる迫力満点の演奏も良いし、夜風が運んでくるギター・ディオもそりゃ良いですよ・・・・・だけど、やっぱり私は靄のように煙草の煙が漂う「狭いよ!」っていうようなジャズ・スポットで、酒とジャズに酔う世界が一番好みなのだと改めて思ったりもしてね。

何でもいいけど、ライブ聴きに行きてぇなぁ(笑)

さて、ということで今日の一枚は、ベニー・ゴルゾンです。
名コンビ、カーティス・フラーとのツーフロント・セッション、とりたててここがムチャクチャ良いといったアルバムではないのですが、私なんかはなんとなく今日のゴルゾンのように安心して聴ける一枚だと思っています。
ほら、「JUBILATION」や「SYMPTOMS」なんか聴くとちょっとホッとしません?

それにしても、ゴルゾンは眼鏡をかけていませんでしたが、歳を取って目が治っちゃったってことはありませんよねぇ?

THE OTHER SIDE OF BENNY GOLSON
1958年11月12日録音
BENNY GOLSON(ts) CURTIS FULLER(tb) BARRY HARRIS(p) JYMIE MERRITT(b) PHILLY JOE JONES(ds)

1.STRUT TIME
2.JUBILATION
3.SYMPTOMS
4.ARE YOU REAL ?
5.CRY A BLUE TEAR
6.THIS IS NIGHT