JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

頑張れ......!

2007年09月26日 | g-i

十五夜の夜に、第一次(一時期の時が正しいかも知れませんが)福田内閣も決まり、やっと国会も再開されるようでありますが、どんな内閣であろうと、誰が総理大臣であろうと、何党の政権であろうと、何処か狂っている世の中を少しでも修正していただけるよう頑張っていただきたいものです。
それにしても、二週間もの間、総理不在国会停止でもなんの問題もない日本という国は、じつに平和というか、脳天気というか、逆にいえば臨時国会なんて金をかけて開く必要もないんじゃないか、てなひねくれた思いもいたします。

「安倍さんの息子がダメで、福田さんの息子が吉田さんの孫と喧嘩して総理大臣になって、みんな同じようなもんだべがら、関係ねぇな」
とは、新聞を見ていた我が母の弁です。
母あたりにしてみると、政治などというものは遠い世界で行われている権力闘争としか思えないらしく、自分の身近なものとしてはどうしてもとらえようとはしません。
「かあちゃん、あの人達が決めたことで辛い思いしたりすることもあるんだよ。もう少し真剣に考えないと」
「真剣に考えたってしかたねぇべや、難しいことはなんにもわかんねぇし、ここ選出の議員が誰かも忘れでんも」
「・・・・・」
母に投票権があることをもっと自覚して欲しいとは思いますが、母のような方は多いはずですし、かく言う私も最近は「何が良くて何が悪いのか」分からぬままに投票に向かっている感はあります。

「それにしても、誰それの子供だとか、誰それの孫だとかいうのばっかなんだなぁ」
と母
「今の世の中、政治家になろうと思ったら、政治家のご子息か、テレビで有名になるか、官僚をそつなくこなすしか方法がないから・・・・もしくは悪い事するか、ハハハハハ」

思えば、世襲議員はほとんどが「東京育ち、地元選出」という状況だし、官僚だって地方育ちでも中央の水にドップリ、テレビに出ている人だって同じようなものですから、本当の意味で地方の辛さなど味わったことのない方ばかりとも言えるわけで、まぁ、誰が悪いって、そういった原因を作っている自分たち有権者なんですけどね。

ちょっと前なら、地元に利権を広げられる旧建設大臣や農水大臣あたりは人気の大臣だったのが、今じゃ最も敬遠されるポストになってしまったところを見ても、地方に目をやる必要が無くなっている証拠かも知れません。
三位一体の傷みが弱者や地方に集中して、しかも長期化(強者にとってはさほどの時間ではない期間も、弱者には生死を左右するほどの長さに感じるのですよ)したことが問題であって、すでに我慢の限界を過ぎようとしています。どなたが総理大臣になられても、どんな内閣であっても、後戻りせずにこれを解決していくことは容易ではないのでしょう。
ともかくは、新総理、新(?)内閣には、頑張っていただくしかないですよね。
それと同時に、我々一般ピープルも、自分の問題として真剣に受け止め、立ち向かわなければ行けないのでしょう。
「頑張れ一般ピープル!頑張れ政治家!」
(ん?一般ピープルは生かさず殺さずがベスト、なんて思ってないだろうなぁ・・・・)

そんな母の現在の最大の興味は新総理でも新内閣でもなく、佳境に差し掛かったプロ野球ペナントレースでありまして、昨年の今頃はテレビも見なかった母が(もちろん、巨人低迷のせいですが)、今年はラジオ放送にまでかじりついて応援を続けております。
今日の中日戦が終われば巨人戦はしばらくお休みですが、他球団の試合結果を気にする毎日が続くのでしょう。優勝云々はともかく、最後まで母の楽しみを奪うことの無かった今年の原巨人には感謝しています。

そういえば、今朝の朝日新聞のスポーツ欄には『虎ほぼ終幕』の文字、阪神は6連敗ですか・・・どれどれ優勝ラインは??????阪神が残り七戦全勝でも、中日は五勝三敗、巨人は一勝二敗以下じゃないとダメかぁ・・・・ブログ仲間のウフフマンさんは、さぞ傷心されていることでしょう。
いやいや、でもまだ阪神もあきらめちゃいませんよ、きっと。
ところで、今日は?げっげっげっ、巨人負けてんじゃん。

セ・パともに最後まで盛り上がりを見せるペナントレース。
「頑張れ巨人!頑張れ阪神!頑張れ中日!」
(私的には母同様、巨人ファンなのでありますが、横浜もちょっと応援しておりまして・・・「頑張れ横浜!」....笑)

え~~~い、何はともあれ
「頑張れ自分!頑張れみんな!」
でありますね。

 さて、今日の一枚は、グリフィン=ロックジョーのダブル・テナー・コンボです。
以前紹介した「LOOKIN' AT MONK」もそうですが、この手のアルバムは、グリグリ来すぎるという方もいて、好き嫌いがハッキリするかもしれません。
たしかに、一人一人のテナーが好きでも、二人に一気にこられると変に重くなってしまう気もしますから、同日録音の「BLUES UP DOWN」など、全曲通しで聴くのは辛かったりします。
私も先輩に気を遣っているグリフィンより、一人でバリバリ吹いている方が好きかも・・・もちろん、ここでも演奏そのものはグリフィンがまくりたてていますけどね。

このダブル・テナー・コンボはジャズランド(リヴァーサイド)の他にも、プレスティジにアルバムを残していますが、ジャズランドではグリフィンがリーダー扱い、プレスティッジではロックジョーがリーダー扱いという違いを出していて、両レーベルの対抗心みたいものなのか、ちょっと面白いですよね。

私の好みはバラード「IMAGINATION」かな・・・ってグリフィンしか吹いてねぇじゃねぇかよ!(笑)

TOUGH TENORS / YHE JOHNNY GRIFFIN AND EDDIE LOCKJAW DAVIS QUINTET
1960年11月4,10日録音
JOHNNY GRIFFIN, EDDIE LOCKJAW DAVIS(ts) JUNIOR MANCE(p) LARRY GALES(b) BEN RILEY(ds)

1.TICKIE TOE
2.SAVE YOUR LOVE FOR ME
3.TWINS
4.FUNKY FLUKE
5.IMAGINATION
6.SOFT WINDS

おまけ、
巨人も負けていることですし、今日はS君でも誘って呑みに出かけちゃいましょうっと。
行ってきま~~~す!