JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

自己嫌悪な一日

2007年06月23日 | d-f

今日はじつによい天気で、気温も上がり・・・・・散歩をサボってしまいました。
えっ?朝とか夕方に散歩をすればいいだろうってですか?
まず、土曜朝早くの散歩は、続ける自信が全くありませんねぇ、だって前日が金曜の夜ですよ、自宅であれ、おもてであれ、飲み過ぎ必至ではありませんか。
夕べだって10時過ぎにMさんから呼び出しがあって、3時までやっつけてきてしまったんですから(笑)
ならば、夕方・・・・・そうですね、来週からは夕方の散歩に心がけましょう。

昨年、このブログでも紹介させていただいたのですが(こちら)、宇井純先生がお亡くなりになりました。本日、宇井先生の活動を若い世代に語り継ごうと、東京大学の安田講堂で公開講座が開かれそうであります。
学生や公害の被害者たちおよそ800人が集まり、宇井先生の活動等々を語り合ったとのこと、宇井先生の活動が今後も多くの人に引き継がれ活きていくことを、私も願っております。

かたや、こういった有意義な活動をされている方々もいると思えば、少々二日酔い気味の私は、散歩もせずに何をしていたのか?
コーヒーを飲みながら、DVDを観ていました・・・・・なんだか、「こんな事をしていていいのだろうか」といった自己嫌悪に陥ってしまいますけど
いいんですよね、飲み過ぎの翌日、しかも休日なんだから、ははははハハハハハ・・・・

ということで、鑑賞したのは『ユナイテット93』
リアリティーを追求するため、出演者には一般的にあまり知られていない俳優たちを敢えて起用。 その他、本物の管制官や実際のパイロットや乗務員経験者が選ばれ、なかには本人役で出演した管制センター職員もいたというだけあって、緊迫感はなかなかのもでした。
実際に生き残った方はいらっしゃらなかったわけですから、機内の本当の様子は誰もわからないわけですが、「自分があの状況下で何が出来るだろう」との自問へはつながる映画だったと思います。
ただ、悪く言えば『英雄視したがるアメリカ人の気質』が、多少なりとも見え隠れするようにも思えました。しかしこれは、何もしないで酒ばっかのんでいる何処かのだれかさんが思う、ひがみ根性でもありますね。(笑)

ともかく、建設的なことは何もしていない土曜日でありました。

さて、今日の一枚は、「UNDERCURRENT」から四年、ふたたびビル・エバンスとジム・ホールがタッグを組んだ一枚です。
「UNDERCURRENT」があまりにも前に出すぎていて、目立ちにくい一枚になっているアルバムですけど、意外にリラックス感があって、こちらの方がお気に入りという人も多くいるようですね。

私はこのアルバムを子守歌によく利用しています。
ところが、私の子守歌は、タイマーの関係でCDでないといけません。このアルバムはCDの買い直しをしていないので、アナログをCD-Rに落としたものをよく聴くのです。
そのせいでしょう、趣味部屋でじっくりレコードを聴く機会は、極端に少ないアルバムでもあるのです。(こんな聴き方は、邪道ですよねぇ、よくわかってはいるのですが)
おそらくは、趣味部屋でレコードを聴いたら、途中で寝てしまうかもしれません。(笑)
いやいや、つまらないと言っているのではないですよ。それだけ心地よいアルバムなのでしょう。

そもそも、ピアノとギターのディオというのは、とても難しいんじゃないんでしょうか(ミュージシャンでもないので、自信はありませんが)。それを「UNDERCURRENT」ももちろんそうですが、このアルバムでもじつに自然にこなしてしまう二人、やはりただ者ではないのでしょうね。

私としては「UNDERCURRENT」も今日の一枚も甲乙付けがたいアルバムであると思います。

INTERMODULATION / BILL EVANS & JIM HALL
1966年5月10日録音
BILL EVANS(p) JIM HALL(g)

1.I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN
2.MY MAN'S GONE NOW
3.TURN OUT THE STARS
4.ANGEL FACE
5.JAZZ SAMBA
6.ALL ACROSS THE CITY