今日はどうでもいいお話を一つ
(えっ?「お前の話はいつだってどうでもいい話」だって?・・・・まぁまぁ)
今日の午後、お茶でも買おうかとコンビニにまわりました。同僚も一緒だったのですが、私が誘った手前、
「お前コーヒーの方がいい?」
「あっ、すいません。自分で買いますよ」
「まぁ、まぁ、寿司屋でおごるわけじゃないから」
ならばということだったのでしょうか
「バブさん、アメリカンドック食べません?おごりますから。」
てなことで、アメリカンドックと缶コーヒーのブレイクタイムとなりました。
「バブさん、「マスタード付きケチャップでよろしいですか?」って必ず訊かれますよね、いやだって言ったら何が付いてくるんでしょ?」と同僚
「ケチャップだけのが付いてくんじゃないの」
「ソースがいいとか、醤油がいいとか、あったりして、はははははは」
私はふと思い出してしまったのです。以前、知り合いO君と「アメリカンドックかフレンチドックか」で激論になったことを(くだらないでしょ)。
私が始めて『アメリカンドック』を食べたのは小学生の時、田舎のデパートの屋上だったと思います。今じゃ笑ってしまいますが、父や母に「あれが食べたい」と言えずにいた私は、叔母とデパートに行った時に思い切って叔母に打ち明け、食べさせてもらったのが最初だったので、へんに記憶が鮮明なのです。
ですから、その時私が食べたのは間違いなく『アメリカンドック』という名で販売されていたものだったという自信があります。
ところが、O君は『アメリカンドック』は間違った名で、本当は『フレンチドック』が正しいんだと言ってきかなかったのです。
この論争が素で、二人は捜査をすることに(ねっ、益々くだらないでしょ)。
結論はこうでした。
① アメリカで『コーンドック』などと呼ばれているものが、この原型であること。
② しかるに『アメリカンドック』も『フレンチドック』もどちらが正しいということはなく、地域で呼び名が異なるようだということ。
③ 一説には魚肉ソーセージを使ったものが『フレンチドック』でポークを使ったものが『アメリカンドック』とも言われているらしいけど、これに大きな根拠は無いということ。
④ 北海道の一部では粉砂糖付きの、まるでドーナツのようなものが、この名で販売されているということ。
はたしてあなたの地域では、どんな形で何と呼ばれ販売されているでしょうか?
「○○君(同僚)、マスタード付きケチャップを断ると、ひょっとして、粉砂糖をまぶしてくれるかもよ。」
さて、今日の一枚も、私が購入したとき、どれがなんなんだか迷ってしまったデクスター・ゴードンのライブ盤です。
もともとはこのレコード、オリジナルはオランダCatfishレーベルから出たものでしたが、イギリスRVCのAffinityというレーベルから二枚組LPとして再発されました。ところがところが、この時日本での発売ではVol.1,2と二枚の別アルバムとして発売になったのです。
私が持っているのは、この日本再発盤。
ですから、今日の紹介曲名を見て、
「あれ?これってVol.1じゃなくて、A,B面の間違いじゃねぇの」
と思われた方、あなたは、オリジナルもしくは、イギリスAffinityをお持ちなのかもしれません。
ともかく、私が持っているのは日本再発盤のVlo.1とVol.2であります。ですから、意地になって今日は「LIVE AT THE AMSTERDAM PARADISO VOLUME ONE / GOOD BAIT」を紹介させていただきます。(笑)
一時、ジャズ界を離れていたゴードンの話は以前もしましたが、ブルーノートに復活の名盤を幾つか残し、こんどはヨーロッパへと旅立ってしまいました。
1975年頃の彼の演奏を聴くと、よほどヨーロッパでの住み心地が良かったのか、物足りなさが出てきた時期のようにも思います。その後、アメリカに幾度となく帰国するうちに、そのボケ(じつに失礼な言い方ですが)もすっかり治り、78年のモンタレイ、79年プレイボーイ・ジャズ、ノースシー・ジャズ、カーネギーと、じつに充実したライブ活動を行っています。
このアルバムもそのな時期のライブ録音で、得意のゴードンのMCからスタートしています。
「WHAT'S NEW」もいいけど、やっぱり聴き所は「GOOD BAIT」でしょうかね。いかにもゴードンって感じが良く出ていると思います。
LIVE AT THE AMSTERDAM PARADISO VOLUME ONE (GOOD BAIT)
1969年2月5日録音
DEXTER GORDON(ts) CEES SLINGER(p) JACQUES SCHOLS(b) HAN BENNINK(ds)
(1.INTRDUCTION)
2.FRIED BANANAS
3.WHAT'S NEW
4.GOOD BAIT
追伸、
「なんで二枚一緒にして出さねぇんだよ!」という怒りもあって、日本語ライナーノーツの、こんな小さな間違いにも腹を立てたりしました。
CEES SLINGER がベースっちゃ無いでしょ。