JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

雛人形と昼酒

2007年02月18日 | m-o

♪ 明かりをつけましょ雪洞に お花をあげましょ桃の花 ♪

我が娘が3月3日生まれだというお話はしましたが、娘が大きくなってから、まして家を出てからは、雛人形を仰々しく飾ることもなくなり、雛祭りの歌もとんと耳にしなくなりました。
この歌などは可愛らしい女の子が歌うから季節感があるというもので、鬼が頭に付くようなお方が歌っても・・・・・

それでも、雛祭りというのは、女性にとってはいくつになっても気にかかるものなのか、我が家にも玄関先と母の部屋にいつのまにやらそれらしきものが飾られておりました。



そもそも、雛人形は汚れを人形に移して川に流す、古代の『形代(かたしろ)』を原型としたもの。
汚れの写し形をいつから奉るようになったのか? まっ、そのお話はいずれと言うことで。
ともかく、飾りはしたものの、桃の花にはまだ日がかかりそう、ならばと私の日本酒を少々わけてあげることに。
「何やっての、玄関が酒臭くなっちゃうでしょ!」
「あらま、そうだよね」
へへへへへ、これで1合、休日の昼酒にありつけました。(せこい!)

それでは、新コーナー『料理当番、本日の一品』(笑)

今日は魚料理を予定しておりましたが、なんだか寒くて、暖まる煮込みをと考え、煮込みハンバーグを作ってみました。
といっても、デミグラスを一から作るわけもなく、トマト・ソース煮込みであります。

タマネギ、人参、セロリ、じゃがいも、ベーコン、これをニンニク・オイル(オリーブ・オイルにニンニクを漬け置いたもの)で炒め、ワインを少々、湯むきしたトマトの角切りを加え、ホール・トマトもつぶし入れます。
塩・胡椒少々(ベーコンから塩気が出ますから控えめに)、水、コンソメの素を入れて煮込みます。最後に市販のトマトソースと塩、バターで味を調え、ソースは完成。
ハンバーグは、焼きハンバーグとさほど変わりありませんが、小麦粉を軽くふって、多めの油で表面を揚げ焼きにします。
これをソースにドボンと入れ、しばしの煮込み。
少量のスパゲティーを皿の底にひいて、その上からハンバーグとソースを盛ります。今日は特別温泉卵を割り入れました。

「なんだ、ご飯よりパンのほうが良かったんじゃないのぉ」
(「文句があるなら、自分で作れ!」)

さて、今日の一枚は久しぶり、ブルーノートのリー・モーガンです。
ただし、このアルバムのリダーが、はたしてリー・モーガンで良いのか?という疑問も私は持っています。
「街の灯」、別にチャップリンの映画の題名ではありません。ニューヨークのマンハッタンをイメージして、アルバム全体を構成した一枚なのです。
では、その構成は誰が行ったのか?
そう、ベニー・ゴルゾンその人、「リーダー、ベニー・ゴルゾン」でも、けしてヘンではないかもしれない。ミュージシャンとしては参加していないので、しょうがありませんけどね。
ともかく、このアルバムを聴くときは、個々の曲を単独でイメージしてはいけないのです。全体に流れる夜のニューヨークはマンハッタンを(行ったこともないくせに)、リー・モーガンのトランペットに誘われながら、そぞろ歩く、そんなイメージでぜひともお楽しみ下さい。

CITY LIGHTS / LEE MORGAN
1957年8月25日録音
LEE MORGAN(tp) CURTIS FULLER(tb) GEORGE COLEMAN(ts,as) RAY BRYANT(p) PAUL CHAMBERS(b) ART TAYLOR(ds) BENNY GOLSON(arr)
1.CITY LIGHTS
2.TEMPO DE WALYZ
3.YOU'RE MINE YOU
4.JUST BY MYSELF
5.KIN FOLKS