昨晩は、夕刻の呼び出しをこれ幸いと、このブログにもときおり遊びに来て頂いている「おーくのママ」のお店へ
「今日は飲み過ぎないようにしよう」と言うと
「ほんとに~~~~?」と突っ込まれてしまい、結局はいつものように、いつもの量をいただいてまいりました。
いい気分で飲んでいると、以前にもお会いしたお客様が、私より二回りも年上とおっしゃる素敵な女性同伴で入っていらっしゃいました。
訊けば、以前にとあるお店で知り合われ、同じ北海道出身ということで意気投合。
「息子みたいに若い人と、今日は待ち合わせをしたのよ」
「お母さんのお話を聞いていると、楽しくて」
初めてあったその場で、1月28日の7時に待ち合わせをしましょうと約束をされたそうで、お母さん(そう呼んでいらしたので)は、その日が来るのをとても楽しみになさっていたそうです。
「遅れちゃいけないと思ってたら、嫁が息子に頼まれていたって送ってくれたのよ。私は待たせるのが嫌いだから、先にお店に着いたんだけど、お客さんが一杯で....そしたらね、カウンターに予約って札が置いてあって、マスターが私達のために席を取っておいてくれたのよ、粋よねぇ!」とても楽しそうにお話し下さいました。
「そういえば待ち合わせのデートなんて、俺、何十年してないだろ? なんかとっても良いなぁ」と私、
「○月△日の7時に、○○で待ってるから」そんなこと言っちゃって、その日が来るのをドキドキしながら待っている....いいなぁ
だれか、私と「待ち合わせデート」をしませんか?
さて、今日の一枚は、またまたモンクであります。
先日亡くなった、プレスティッジのボブ・ワインストックは、ミュージシャンへの支払に関しては、あまり「きれい」なほうでは無かったそうで、音楽面ではなく、この点でモンクにも不満があったようです。1955年「モンクがプレスティッジを離れたがっている」という電話がリバーサイドのオリン・キープニュースのもとにはいりました。キープニュースは、108ドル27セントをモンクに渡し、プレスティッジに前払い超過分として返却させ、無事モンクをリバーサイドに迎えることに成功しました。
キープニュースはモンクの「難解なピアニスト」というイメージを打ち破るべく、契約第一作目に「デューク・エリントンの作品集」なる企画をぶつけます。
モンクがリバーサイドに移籍して初のアルバム、それが今日の「THELONIOUS MONK PLAYS DUKE ELLINGTON」です。
モンクのオリジナルは当然1曲も入っていません。あまり評価されない一枚ですが、エリントンの曲も、モンクにかかれば「やっぱりモンクだぁ」となっております。
THELONIOUS MONK PLAYS DUKE ELLINGTON
1955年7月21, 27日録音
TELONIOUS MONK(p) OSCAR PETTIFORD(b) KENNY CLARKE(ds)
1.IT DON'T MEAN A THING(IF IT AIN'T GOT THAT SWING)
2.SOPHISTICATED LADY
3.I GOT IT BAD AND THAT AIN'T GOOD
4.BLACK AND TAN FANTASY
5.MOOD INDIGO
6.I LET A SONG GO OUT OF MY HEART
7.SOLITUDE
8.CARAVAN
おまけ、
ちなみに、エリントンはモンクにとってアイドルの一人だったそうです。この企画にのったのもそんなことが関係していたのかもしれません。
それと、「BABU HOUSE」いくつかのコーナーを更新しましたので、よろしければご覧下さい。