JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

俺のポリシー?

2005年08月19日 | a-c

さて、いよいよ明日は「雑魚寝宴会」当日であります。
ビールと酒は、幹事が用意しているそうですが、他に飲みたい酒があれば持参とのことバーボンを1本用意させていただきました。
この「雑魚寝宴会」には、二十数年ぶりにお会いする方が参加されることもあり、一時学生時代に戻って、楽しく語り合ってこようと思っています。

「文連」に属していた我がサークルは、大学の文連長屋に一室をお借りし、暇さえあればたむろしておりました。
今は、そんな学生さんも少ないのでしょうが、当時は、自宅にほとんど帰らない不逞のやからが多くいて、
「何でおまえ自分のアパート帰ないの?」と聞くと
「だって、電気、水道、ガス全部止められてんだもん」なんてぇのがごろごろいましたから、部室に半分住み着いているようなやつさえいました。

私は、そこまでひどくはありませんでしたが、2回生の後半から文連の常任委員になったこともあって、自分の部屋(正確には、自分の局室)もいただき、大学に行っているのか、長屋に通っているのかわからないような生活をおくっておりました。

大学の近くに一件だけジャズ喫茶があり、ジャズ研の連中と顔を出したりもしていましたが、ここのマスターが変わり者で(基本的にジャズ喫茶のマスターなんてのは、ほぼ100%そうとも言えますけど)3時から5時までは、同じミュージシャンのものしかかけません。それも当時のいわゆる前衛が大好きな方で、正直2時間も聴かされると「オイオイ」って感じでした。ある日、めずらしくソニー・クラークがかかっていました。しばらく聴いていると「SONNY CLARK TRIO」が、2回かかったではありませんか、
「マスター、さっきも聴いたよ」と言うと
「ソニー・クラーク、あんまり無いんだよ」
(おーい!!!客は我々3人しかいないんだから、別な人のかけてもいいでしょ)
「別にソニー・クラークじゃなくてもいいのに」
するとマスター
「いや、俺のポリシーだから」

普段かけないソニー・クラークなんかかけちゃうから、それにしても2時間もたないって、何枚のアルバムがあったのでしょうか、よくそれでジャズ喫茶やってたなぁなんて思ったりして。

ともかく明日は、そのマスターのその後を知っているやつも来るかも知れません。楽しみに熱海まで出かけてまいります。

SONNY CLARK TOPIO
1959年1月録音
SONNY CLARK(p) MAX ROACH(ds) GEORGE DUVIVIER(b)
1.MINOR MEETING
2.NICA
3.SONNY'S CRIP
4.BLUES MAMBO
5.BLUES BLUE
6.JUNKA
7.MY CONCEPTION
8.SONIA