「雑魚寝宴会」会場熱海より、只今戻ってきました。
出席者は、大学同サークル同期の9名
うち7名とは、二十数年ぶりの再会となりました。
まさに青春の多くの時間を共有した存在というのは、不思議なものです、古くからの友人に共通して感じられる錯覚ですが、まるで二十数年など無かったかのように、あった瞬間から当時のままの呼び名で呼び合い、違和感も無しに、わいわいがやがやの宴会は、4時頃から自然に始まり、あっという間に翌日の2時まで過ぎていきました。
「そうそう、何回も聴かされたけど、バブとチャリンコは、本当にラブホに行ったの?」
すると作家の井上尚登が
「チッチッチッチ、ラブホじゃなくて、「逆さクラゲ」俺は何回聞かされたことか」
すかさず私が
「行った行った、襖を開けるとピンクの照明と並んでひいてある布団が2つってとこ」
続いてちゃりんこが
「翌日、言いふらしたんだよね、私とバブが「逆さクラゲ」行ったんだよって、なのにだれも興味を示さないで、「アッソ」って、あれはどういうことだったのか」
すると1人が
「だってチャリンコとバブじゃ何かあるのが不思議だし、つっこんでも何もないもん」
「でもね、「逆さクラゲ」の報告書を委員長に上げようと思ったんだよ」
一同「つまんねー、ハハハハハ」
「野球の大学選手権の時さ、○×ハウス(先輩のお宅です)に前夜集まって新聞紙きざんで、黒いビニール袋に詰め込んでシーツに文連って描いて、応援行ったよね」
「そうそう、顔と腹に落書きして、鍋釜とかともかく音の出るもんもって、上にアーミーシャツ羽織って、」
「あの格好で電車に乗っていったんだから、今だったら捕まるよね」
「○×さんなんか、神宮のバックスクリーンでシーツの旗振って警備員に捕まってさぁ」
「あん時、結局、○×さん試合を警備員室のテレビで見たんだよ」
一同「意味ねぇー!!ハハハハハハ」
本当に本当にくだらない話を、学生の時のように「がばがば」酒を飲みながら話してきました。
同期のみんな、楽しい時間をありがとう。
今日は、ちょっとお疲れなので、思い出し笑いをしながら、かるーくアート・ファーマーでも聴きましょう。
TO SWEDEN WITH LOVE / ART FARMER
1964年4月28,30日録音
ART FARMER(tp) JIM HALL(g) STEVE SWALLOW(b) PETE LaROCA(ds)
1.WAS IT YOU
2.THEY SOLD THEIR HOMESTEAD
3.THE RELUCTANT GROOM
4.AND LISTEN YOUNG DORA
5.THE FINE CRYSTAL
6.MIDSUMMER SONG
追伸、
「逆さクラゲ」をご存じない方に、一応ご説明します。
私が若い頃もすでに過去のものとなっていたいわゆる連れ込み旅館のことです。
温泉マークがその語源、クラゲを逆さまにした格好をしているでしょう、あのマークをネオンで灯した、それはそれは怪しーい旅館でした。
ちなみに、チャリンコの名誉のため一言添えさせていただきますが、二人に何事もなかったのは、たのサークル員の想像を裏切らないものでした。