JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

いとし、いとしと言う心

2005年08月07日 | s-u

今日も暑い一日でしたが、暑さを逃げた私は知り合いの営む喫茶店に、しばらくぶりに出かけました。

ドアを開けると、ベース弾きのT君がカウンターでため息をつきながら、アイスコーヒーを飲んでおりました。
「おいおい、若いのが真っ昼間からため息なんて、大丈夫かい?」
すると、マスターが
「ちょうどいい、手相でもみてもらったら」

私、こう見えて「手相」を少々みたりします。が、しかーし残念、男の「手相」は、みないのがバブ流の鉄則。
「バブさーん、みてくださいよ」(えい、そのごつい手を見せるなぁ)
「なんだよ、なんだよ、まさか恋の悩みでもあるまいに」と冗談めいていうと、マスターが
「ピンポン、ピンポン」(あらま 25にもなって恋の悩みかい)
そうかそうか、そう言えばT君は、7年彼女いない歴の人でしたね。

話を聞けば、お相手は美容師さん。ここ3ヶ月ほど毎週のように通っているとか。
そして、ついに明日の月曜日、初デートにこぎ着けたとのこと(おめでとう!!)
ところが、彼女いない歴の長い彼には、デートそのものが心配らしい。
(えーい、いざ鎌倉の機を逃さず、おしたおすのじゃぁ~~~~)これは、冗談。
ともかく、初デート、うまくいくことを祈っています。

あーそれにしても、恋する乙女もいいけれど、男も恋をしなくちゃいけません。
幾つになっても恋をするぞと思ってみても、私の恋は「下心」
「戀(こい)という字を分析すれば、いと(糸)し、いと(糸)しと言う心」
そんな戀をしなくちゃね。

今日の一枚は、スリットに恋しそうなバリトンを持ったお嬢さんが、仕立てを頼んだ男に「キスして」って言っているような、そんなジャケットの一枚。
ブルー・サージは、早死にのせいでアルバムが少ないけど、このアルバムは、彼の代表作です。私は、このバリトン好きだなぁ。

SERGE CHALOFF / BLUE SERGE
1956年3月4日録音
SERGE CHALOFF(bs) SONNY CLARK(p) LEROY VINNEGAR(b) PHILLY JOE JONES(ds)
1.A HANDFUL OF STARS
2.THE GOOF AND I
3.THANKS FOR THE MEMORY
4.ALL THE THINGS YOU ARE
5.I'VE GOT THE WORLD ON A STRING
6.SUSIE'S BLUES
7.STAIREAY TO THE STARS