社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

「問題はいじめられる奴」という論調 ~武田鉄矢氏の発言から~

2006-11-11 11:30:29 | いじめ、DV
 金八先生の役で知られる俳優武田鉄矢氏がある撮影の折、昨今の虐め問題について語った。「中学生の皆さん、死んじゃダメ!」、「虐める奴を説教しても変わらない。問題は虐められる奴で、大事なのは虐められる奴を鍛えること。」と。

 このコメントを巡り、2chのニュース速報+板では大きな議論を呼んでいる。特に虐められる側に問題があるという見解に対する批判が多いが、虐める奴を説教しても変わらないという見解には賛同意見も多い。

 簡単に結論付けるなら、虐める側が悪いのは当然だが、かといって虐める側を更生させることも困難で、現実は虐められる側が強くなるしかない、といったところだろうか。

 こうした「いじめ議論」を語る際には、以前にもお話したが(*1)、他の事例と比較して考えてみると解り易い。例えば悪いのは虐める側か虐められる側かという場合、痴漢や強姦などの性犯罪に例えて考えてみる。虐められる側が悪いというなら、される側の女性が悪いということになる。ならば性犯罪を無罪にすればいいのか。清廉さを失った昨今の女性を過剰に保護する必要もないとか、色々意見はありそうだが、今回はそこには触れないことにする。

 特に、虐めの場合は当事者間が学校の同級生など身近な存在である場合がほとんどで、中途半端な抵抗はかえって虐めが酷くなる場合もある。それを乗り越えて強くなれる者なら元々虐めには遭わない。何れにしても、虐められる側が悪いという結論はあり得ないのだ。

 虐めというのは、様々な場面で起きる。そして何も子供の世界だけでなく、大人でも同じだ。会社で過酷な労働を強いられるのも虐めであるし、理想ばかり高くしていつまでも結婚しないというのも、結婚を求める人に対する虐めになるだろう。

 この世の中は、虐めだらけの社会なのかも知れない。

(*1)《関連記事》
・いじめ問題に関する「免疫力」の必要性とは(本ブログ2006-11-03)

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-04-10 04:29:53
人間のクズ
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