社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

いじめ加害女子生徒を擁護する司法、被害者の視点はどこに?

2011-12-02 21:54:31 | いじめ、DV

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111202-00000118-jij-pol

 いじめの事実すら認めず、いじめを認めて謝罪した学校側の対応を批判するという、全くあり得ない判決が出た。加害女子生徒の背後に権力者がついているのではないかと疑わずにいられない。フェミニズム以外にも、権力が支配する不当な社会は益々国家を破滅させていくだろう。


・女子生徒自殺、両親の訴え棄却、部活動でのいじめ認めず、被告女子生徒側「いじめはない」と主張
<瑞浪いじめ訴訟、両親の訴え棄却 2011年12月01日>
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001112010002

 「部活動でいじめがあったとはいえない」。瑞浪市の女子中学生の自殺をめぐる訴訟で、岐阜地裁は30日、いじめを否定してきた同級生側の主張を認め、両親の訴えを退けた。学校側の「いじめが原因」という判断にも支えられて訴訟を起こした両親は落胆を隠せなかった。

 判決の宣告が終わっても、亡くなった女子生徒(当時14)の両親は、しばらく原告側の席に腰を下ろしていた。2人とも表情を変えずに聴き入り、目を合わせた。傍聴席では被告の関係者が涙ぐむ姿もあった。
 その後、岐阜市内で取材に応じた父親(49)は、「裁判所が『いじめたのは4人に特定できない』として棄却されるという覚悟ならしていた」と胸の内を明かした。「だが、いじめの事実そのものまで棄却されるとは思っていなかった」と無念の表情を浮かべた。
 両親の主張を支えたのが、自殺から7日後に学校側が実施した全校生徒を対象にした無記名アンケートの結果だった。だが、判決は「学校側がいじめ行為があったと認め謝罪したという新聞報道が(実施前に)なされていたことなど、生徒が予断を持って回答した可能性も否定できない。回答が複数あったことをもっていじめの存在を推認するのは相当ではない」と判断。学校側の一連の対応についても、「到底理解できない」と強い口調で批判した。
 同席した代理人弁護士は「暴力ならば診断書があるが、精神的ないじめは客観的な証拠が乏しい。その特殊性を裁判所に考慮してもらえなかった」と指摘した。父親は「教育側の判断は参考にならないという裁判所の解釈だと思う。いじめが認められず、司法の壁を感じた」と話した。
 一方、被告側の代理人弁護士は「妥当かつ当然の判決。教育委員会の無責任な対応とともに、一方的な報道を繰り返し、同級生4人の名誉と人権を傷つけた一部マスメディアについても厳しく総括、批判されるべきだ」とコメントを出した。

◆判決要旨
 瑞浪市の女子中学生の自殺をめぐる訴訟で、岐阜地裁が言い渡した判決要旨は次の通り。
 【いじめ行為の有無】
 両親は(同級生4人を実名で記した)女子生徒の遺書からいじめがあったと主張するが、その内容は、いじめのような女子生徒に精神的な苦痛を与える違法な行為が存在したことをうかがわせるものではない。
 4人は、女子生徒よりもバスケットボールの技量が上で練習の中心だった。女子生徒が失敗した際に大声で叱責(しっせき)したことはあったが、練習の際の通常の出来事で、直ちにいじめ行為にあたるとは言えない。
 【無記名アンケート】
 無責任な回答や伝聞情報を自らが体験したかのような回答が寄せられる危険性が高く、信用性の評価は慎重にする必要がある。
 (学校側が両親にいじめ行為があったと認め謝罪したという新聞報道がなされた後)生徒が予断を持った上で、いじめがあったと思い込んで回答した可能性も否定できない。そうした回答がいじめを直ちに認めるに足るものではないことは、教育関係者であれば当然了解できたはず。
 中学校や市教育委員会の(自殺が部活動でのいじめが原因だったと認めた)行為は、到底理解できない。

■瑞浪いじめ訴訟の経緯
2006年10月 女子生徒が自殺。学校が全校生徒に無記名アンケート。市教委が「部活動中のいじめ自殺」を認めて両親に謝罪
07年8月 岐阜地方法務局が「いじめによる人権侵害」と認定し、当時の校長に反省を促す「説示」
  10月 市教委が校長を文書訓告
10年3月 両親が同級生らを提訴
11年11月 岐阜地裁が「いじめがあったとは認められない」と判決


<瑞浪の中2自殺:アンケ「証拠力欠ける」に、原告側「現場の意識とかけ離れ」 /岐阜>
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20111201ddlk21040007000c.html

 瑞浪市立瑞浪中学校の女子生徒(当時14歳)が06年に自殺したのはいじめが原因だと遺族が訴えた訴訟で、30日の岐阜地裁判決は「いじめの存在を積極的に推認できる事実はない」として請求を棄却した。判決は客観的な証拠能力を重視。証拠が集まりにくい精神的ないじめの立証の難しさが浮き彫りになった。【三上剛輝、梶原遊】

 学校は自殺後に無記名アンケートを実施。具体的ないじめの情報が41件あったことから、学校と市教委はいじめを認めた。判決はアンケートについて「作成者が不明で形式的な証拠力に欠ける」と指摘。また、報道やアンケート実施に至る経緯から生徒がいじめがあったとの予断をもって回答した可能性も否定できないとも指摘した。原告の弁護士は「無記名方式だからこそ、いじめの実体が浮かび上がった。判決は実際の教育現場の意識とかけ離れている」と批判している。

 アンケート結果を基にいじめ行為を認めた学校と市教委の判断について判決は「到底理解できない」と批判。市教委学校教育課は「生徒への聴き取り調査や作文、無記名アンケートを含めて総合的に判断した。いじめが存在したという見解は変わらない」としている。

 文科省はいじめの判断について教育的見地から「表面的、形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うもの」と定義している。しかし、裁判は「女子生徒を厳しい声で注意し、行動を共にしないことがあった」とする被告生徒の行為について、「暴力などのいじめ行為と違い、客観的に明らかなものではなく、目撃者の主観に左右されやすい」と指摘。違法行為としてのいじめの存在の証明に足りるかどうかを厳格に評価し、いじめ行為は証明されていないと結論づけた。

 また、女子生徒が「あいつら殺してやりたい」と話したという原告の証言には、「異常行動を見たというのであれば親として保護的な措置をとるのが自然であるのに、特段の対応をとったと認められない」として信用性は低いと指摘した。父親は「過保護に育てない教育方針が間違っていたとは思わない」と話している。

 ◇父「正義認められず不本意」
 女子生徒の父親(49)は、岐阜市内で開かれた記者会見で「娘が信じていた正義が法廷で認められず、判決は不本意。いじめという暴力によって死に追いやられた事実は我々の中で変わらない」と話した。

 裁判は同級生によるいじめの有無が争点だったが、「瑞浪市や当時の生徒たちから証言を得られず、苦戦した」と振り返った。女子生徒が信じた「正義」について質問が及ぶと、「14歳でことの善悪を理解し、嫌なことをされても決してやり返さない、徳の高い子だった」と涙を浮かべながら話した。

 また、「DV(近親者による暴力)や児童虐待を裁く法律はあっても、教育現場でのいじめに関する法律がない。被害者と加害者が同じテーブルにつくための法整備が必要」と訴えた。


<いじめ認めず、両親敗訴 岐阜の中2女子自殺訴訟 2011.11.30 14:18>
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111130/trl11113014190015-n1.htm

 岐阜県瑞浪市で2006年、いじめを苦に自殺したとされる同市立瑞浪中学2年の女子生徒=当時(14)=の両親が、遺書に名前があった同級生4人とその両親に約5600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、岐阜地裁は30日、「同級生のいじめ行為があったと認めるに足りない」として請求を棄却した。

 鈴木正弘裁判長は判決理由で「原告側が証拠として提出した学校側のアンケートは、回答者が不明で証拠力に欠ける」と判断した。

 生徒は06年10月、自宅で首をつって死亡しているのが見つかった。遺書には同級生の女子4人の名前と「これでお荷物が減るからね」「もう何もかもがんばることに疲れました」などと書かれていた。女子生徒の両親側は、4人がバスケットボールの部活動で「死ね」と言ったり、無視したりするいじめをしたのが自殺の原因と主張。同級生側は、いじめたことはなく「遺書にはいじめに関する具体的な記述が全くない」と反論した。


<瑞浪中2自殺訴訟、いじめ行為認めず 2011年11月30日 14時12分>
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011113090132452.html

 岐阜県瑞浪市で2006年、いじめを苦に自殺した市立瑞浪中学校2年の女子生徒=当時(14)=の両親が、いじめたとされる同級生4人と保護者に計約5600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、岐阜地裁は30日、原告側の請求を棄却した。

 判決で鈴木正弘裁判長は「遺書の記載を含む原告の主張を考慮しても、被告生徒らによるいじめ行為の存在を積極的に推認させる事実はない」と指摘した。

 訴状などによると、女子生徒は06年10月23日、学校から帰宅直後に自室で自殺。室内に残された便箋1枚の遺書には、バスケットボール部の同級生女子4人の名前とともに、「本当に迷惑ばかりかけてしまったね、これでお荷物が減るからね」「何もかもがんばる事に疲れました」と書かれていた。

 原告側は、4人が継続的に「うざい、きもい、くさい」などと、言葉の暴力を浴びせたり、練習中に嫌がらせをしたりしたと指摘。遺書は、自らを死に追いやった加害者を告発したものだと主張していた。

 被告側は、本人尋問で4人全員が「いじめはなかった」と証言。「遺書には具体的ないじめ行為についての言及がなく、憎しみや恨み言の類いも一切述べられていない」とし、いじめの証拠にならないと主張し、争っていた。
(中日新聞)



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5 コメント

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同じ虐められっ子として (チク・パソン)
2011-12-02 22:23:41
大変憤りぉ覚ぇます(怒)虐め加害者♀生徒共ゎ競艇の森㊦選手に痴漢の濡れ衣ぉ着せ虚偽告訴し彼の人生ぉ破壊した兵庫県警所属のクズ♀巡査と変わらねぇ(怒)
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バラバラでは同士は集まらない (Unknown)
2011-12-04 14:03:32
蜻蛉の眼鏡/ブログ主さま

投稿コメントをご自分で選んでいらっしゃる様ですが、フェミニズムなどと呼称は今さらながら世間に十分に行き渡っており、各批判、意見で今日インターネットにおいてその醜態は十分知れ渡ったところであり、その役割は、貴様においても同様かと思います。

様々な意見集約があることは十分予想され、すべての投稿者を載せることは無理があると思いますが、フェミニズムを叩く様々な手段があること、ここを見た方の感想意見など、貴様におかれましても公開すべきです。

女性からの投稿がないのも不思議です、もちろん、女性の立場からフェミニズを批判する内容です。あなた様のブログであり、とやかく意見するつもりはありませんが、折角の機会、情報集約する交換の場であってはどうかと思いますし、「保守と保守的」という具合に、分かれる所があります、戦後の個人主義が招いた占領体制に悪しき社会悪の一部であると思います。

ここで思いを綴るよりも、実際、抗議行動を取るほうが、はるかに質的にも意味があり、異常な信念や思想を排除する原動力となるのです。

読んだ人の一方は同調し、行動を起こし、一方は脅威を抱き、萎縮する、白黒の英断の論稿も必要です。

私は、こちらのブログとは係わりなく、お立ち寄りさせて頂くことはありませんが、力不足を感じます、ペンの次は、実行です、批判した次の行動が見えてきませんね。

あしからず失礼させて頂きました。
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Unknown (Unknown)
2011-12-04 16:52:45
ネットで拾って来ました。

女性天皇を作ろうとする動きとともに、夫婦別姓やってますが。

http://moneyzine.jp/article/detail/201074

記事のソース元になる調査会社は、○通や特亜とつるんでる事がわかりました。

http://www.macromill.com/company/release/release_20110921.pdf

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=292109&lindID=5

http://www.macromill.com/company/release/20040401/index.html

メディアの論調と調査会社に注意!!
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様々な方向から批判を (蜻蛉(管理人))
2011-12-04 21:41:16
皆様コメントありがとうございます。本記事に限らず、特に常連的にコメントを寄せてくれる方々には深く御礼申し上げます。

ところで、
2011-12-04 14:03:32のUnknown様のコメントに関してですが、勿論仰るように個々の力を終結して大きな力にしていくことは大切ではあると思います。しかしながら、現実にはそれらを実行に移し、維持していくことまでの全体の力が不足していることは認めざるを得ない事実だと思います。

フェミニズムは権力を持っています。従ってごく僅かな力でも社会を動かすことが出来ます。しかし我々批判側は権力を持っていません。たとえ99%の人がフェミニズムに批判的になろうとも、それで社会を変えられるかどうかわかりません。逆に僅か1%のフェミ支持派だけでも、政治やマスコミ等に君臨していれば批判にはびくともしないわけです。

まだまだ、社会全体にはフェミニズムに対する批判的な声は私は少なすぎると思っています。例えば女性専用車両一つを例に挙げても、自分には心地良いからという理由で賛成している女性は沢山います。フェミニズムは実に強かな戦法で、全ての国民を敵に廻さないように巧みに仕掛けてきます。ですから、我々はまだまだフェミニズムに対する批判を継続的に周知していく活動をしなければならないと思っています。

世の中には、批判意識はあれど、ブログやツイッターすらやる余裕がないという人が沢山います。国民生活を不安定にさせ、生活だけに精一杯で文句すら言える余裕を奪い取ってしまう、それもフェミニズムの巧みな仕掛けの一つと言えるでしょう。

こんな個人ブログなど何の影響力もないとお感じになられるかも知れませんが、継続こそ力なりと私は思っています。
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Unknown (この国終わってる)
2012-12-19 20:36:00
高裁も無罪になりました。
この様な裁判官による言葉遊びが被害者を増幅させるんでしょう。
裁判所がいじめによる自殺は、確たる証拠を残して死なない限り 親族が訴えた被告人の罪は問えない(証拠が無ければイジメは犯罪じゃない)と断言してしまった…

中国の司法と大して変わらない。

司法改革が喫緊の課題。(判検交流による国賠訴訟での国寄りの判決など)
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