社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

【番外編】酒井法子被告を支援するマスコミと司法なのか

2009-10-26 17:09:32 | 事件、事故

 「主人とは離婚も」「今後は介護の仕事に」公判での酒井法子被告は時折言葉を詰まらせたり、涙を見せたり、声が小さくなることもあった。全国が注目した今回の公判、だが結果的には予め用意されたシナリオ通りの公判という印象が強かった。

 今回の公判では、マスコミ報道のあり方も注目すべきところだった。先に行われた高相被告の公判では、多くのマスコミは高相被告に批判的だった。これは恐らく本日の酒井被告の公判に際して、相対的に酒井被告の印象を少しでも良くしようという下地作りではなかったかと思われた。蓋を開けてみたら、やはりその予想はほぼ的中した。マスコミの解説では高相被告の公判と比較しながら、高相被告は想定問答の準備不足や、薬物使用を自宅ではなく公園で使用したと当初証言していたことに関する印象の悪さを指摘したのに対し、酒井被告は弁護士との綿密な打ち合わせが功を奏したと、半ば賛美するかのような報道だった。

 酒井被告に関しては、夫の高相被告逮捕後に警察への同行を求められたものを拒否し、その後失踪したとや、逮捕後の供述にも一貫性がなく次第に変化していたことなど、酒井被告に不利になるような事柄は、ほとんど量刑には影響がないとマスコミでは報道されている。また先日の高相被告の証言の中に酒井被告の常習性を匂わせるようなものがあったことについても、別個の裁判と考えるべきであってそれを量刑の判断材料にしてはいけないとまで言い切る報道もあった。こうした過剰ともいえる全面的な酒井被告擁護に違和感を感じるのは私だけだろうか。

 しかも、テレ朝「ワイドスクランブル」では、高相被告は酒井被告に薬物を勧めたのだからいわば主犯格のようなもの(大澤孝征弁護士)、日テレ「ミヤネ屋」でも、高相被告が勧めなければこんなことにはならなかった(キャスター)、など責任を高相被告に集約しようという論調が目立った。

 また、法廷でも酒井被告が時折声が小さくなり聞き取れない時も、特に裁判長がはっきり話すように注意することもなかった。しかし高相被告の公判の時には、もっと大きな声で、と注意をしている。

 このように、今回の酒井被告の公判とその報道については、司法とマスコミが結託でもしているのではないかというくらい、高相を悪者にして酒井を擁護しようという流れが出来上がっていたようだ。明日の朝のワイドショーなどでもこの話題は当然取り上げられるだろうが、恐らく同様な論調で報道されることだろう。

 しかし、そうした流れの中でも、「夫から勧められても、それを止めるように言うとか、幾らかかったのか、高額だったのではないかなど聞くとか、そうしたことが全くない、妻として失格である(要約)」(うつみ宮土理)というコメントがあった。これこそ、最も国民の感覚を代弁しているのではないだろうか。

 求刑は1年6ヶ月、高相被告の2年よりも短い。しかしこれについても1年6ヶ月が通常だと強調していた。では高相被告は何故2年なのだろうか。

 フジ系「スーパーニュース」では、安藤優子が、「予め用意された台詞を読んでいる印象」と指摘したのに対し、木村太郎は、「量刑よりも社会的制裁」と実刑の必要性を否定するようなコメントだった。しかし、先日の高相被告の公判の時には、実刑の必要性を主張している。

 酒井法子のヒット曲に、「碧いうさぎ」という曲がある。この曲の最後の歌詞にはこうある。「今の二人救えるものは、きっと真実だけだから」まさに高相夫妻が救われるために必要なことは、真実と向き合うことなのではないだろうか。

・投票:高相被告と酒井被告の罪の格差についてどう感じますか
http://vote.nifty.com/individual/3945/29650/index.html
(左下の投票欄のものと同じ)

 1.薬抜きの逃走、逮捕後の曖昧供述、有名人故の影響力を考えれば、酒井の方が罪は重い。
 2.酒井に薬物を勧めた高相が発端であり主犯格と考えられ、高相の方が罪は重い。
 3.発端がどうあれ、夫婦で常習化していれば、二人とも同等の罪を受けるべき。
 4.高相に悪い印象を植え付け、酒井の印象を相対的に良くしようという報道操作を感じる。
 5.まだ隠していることがあると思う。
 6.マスコミも司法も期待していない。

 自分は4に投票したが、優劣順位をつけるなら、4>1≧6>5≧3>2、といったところだろうか。

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 ところで、こうした「のりPフィーバー」の影でフェミニズムの弊害は着実に増えている。奈良で偽札を使用した中二女子が逮捕されている。こうした事件が起きるのも、最早女性には清純さも失われてしまった証と言えるだろう。実に嘆かわしい。

・「お札をコピー」偽千円札使った中2女子を逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091026-OYT1T01072.htm

 大型ショッピングセンターで偽千円札を使ったとして、奈良県警橿原署は26日、奈良市内の市立中学2年の女子生徒(14)を偽造通貨行使の疑いで現行犯逮捕、送検したと発表した。

 女子生徒は「お札をカラーコピーした」などと供述しており、同署は通貨偽造容疑でも調べる。

 橿原署によると、女子生徒は24日午後1時40分頃、橿原市内の大型ショッピングセンター内のインフォメーションセンターで、商品券1万円分を購入する際、偽千円札10枚で支払った疑い。

 センター内の雑貨店などでは同日午前、偽千円札6枚が使われたため、同署員が警戒。透かしがなく、手触りや色合いが違うため、偽札と気づいた店員が警備員を通じて署員に知らせた。この偽千円札6枚についても同署は女子生徒が使ったとみている。
(2009年10月26日20時38分  読売新聞、全文引用)