社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

(改題)高相被告に負の印象植え付けるフェミニズムの印象操作

2009-10-21 12:00:42 | 事件、事故

 覚醒剤取締法違反の罪に問われた高相祐一被告の初公判が21日に東京地裁(稗田雅洋裁判官)で開かれた。この公判での高相被告の供述は妻の酒井法子被告の公判にも影響するだけに、とりわけ注目が集まる。

 この一連の事件をもう一度おさらいしてみる。まず高相被告が路上で職務質問を受け、その間に酒井被告が現場に到着、高相の所持品検査をしようとしたところ酒井が下の薬だと嘘を言い何とか逃れようとする。しかし高相は簡易検査を受け、薬物反応が検出され逮捕される。

 酒井にも任意で検査を求められるが、これを酒井は頑なに拒否。高相と共に警察に同行を求められるも、子供がいるから後で警察に行くと告げ、その後失踪する。失踪の際にはカップ麺や下着など日用品を大量に買い込んだ。また自宅からも大きな荷物を持ち出して行ったという目撃証言もある。

 酒井の失踪中に自宅の家宅捜索がなされ、覚醒剤が発見される。そして酒井にも逮捕状が出る。そして酒井は尿検査反応が検出されなくなる目安の一週間を経て、警察に出頭、逮捕される。

 警察の取調べでは、高相は比較的正直に覚醒剤使用の時期や頻度など、更に妻の使用についても供述していたのに対し、酒井は当初使用は2、3回など少なめの供述をし、その後供述が二転三転、最終的に数年前から使用と高相の供述とほぼ一致した。

 また薬物使用を裏付ける尿検査では薬物反応は出ず、毛髪検査では反応が出た。但しその時酒井は髪の毛を極端に短髪にしていたという。

 これら一連の流れを考えれば、逮捕後正直に罪を認めた高相被告よりもなかなか罪を認めようとしなかった酒井被告の方が悪質と誰もが感じるところであろう。しかも酒井が罪を認めたのも、夫が既に供述していることを突きつけられて止む無く認めたということもあっただろう。言うなれば高相は逮捕後は捜査にも協力していたと考えられる。

 ところがマスコミ報道は、夫は妻を庇うものだなどと高相に批判的で(北野大など)、逆に酒井に対しては、逃走したのは薬物検査逃れのためというより、冷静さを失い慌てふためいて逃げただけなどと擁護的だった(麻木久仁子など)。ここにも、男を批判し女を擁護するフェミニズムの権力が働いているようだ。

 ところで、本日21日の公判では、高相被告は容疑を大筋で認めたという。逮捕後の取調べでも特に嘘をついて隠すような態度は見られなかったことから、この結果は予想通りといったところだろう。

 だが、相変わらずマスコミ報道やネット論調はフェミ操作が加えられている。高相を「女優酒井法子を駄目にした男」「男として最低」などとこき下ろし、いかにも酒井も被害者であるかのような印象操作に必死だ。

 更に中国の刑罰を例示して厳罰化を煽るような論調もある。恐らくこうしたコメントは酒井被告の公判の時には出てこないだろう。

 テレ朝系「スクランブル」では、弁護士の萩谷麻衣子がコメント。高相被告が自宅で薬物を使用していたことを公園で使用したと当初話していた理由として、妻が疑われると思ったからと供述したことについて、「妻を庇っているつもりであったとしても、逆に妻の常習性を裏付けてしまっている」と否定的な印象を強調した。またこれとは逆に、酒井被告については、逃走したことや取調べでなかなか事実を認めようとしなかったことが量刑に影響するかという問いに対して、「量刑に影響はない」と量刑が重くならないことを印象付けている。

 更に、フジ系「スーパーニュース」での論評は醜いものがあった。まず安藤優子が「保釈された時から反省してるようには見えない」と根拠のない言いがかりをつけ、続いて公判を傍聴した長野翼が「途中で苛立ちを見せ体を動かすなど落ち着きがなくなった」と加勢、更に木村太郎が「妻に薬物を勧めるような男なんてのは」とまるでバラエティー番組で特定の人物をこき下ろすのと同様なやりとりは見ていて低俗な印象だった。そして高相被告の公園での薬物使用の件でもテレ朝と同様の見解を示していた。

 そもそも、保釈時の高相の態度に何か問題があったのか。それに、妻に薬物を勧めたのが悪質というなら、それを制止せずに一緒にやってしまう妻も悪質であるはず。それに、男の風上にも置けないような男であれば、そんな男とでも親子3人で暮らしたいと言っている酒井被告はどうなるのか。更に子供の気持ちはどうなるのか。安易な非難は罪のない人まで傷つけることにもなりかねない。

 やはりどこかにフェミの司令塔があり、そこからマスコミやネット各所に同じことを広めるように指示を出しているように思える。恐らく酒井被告の公判の時にも高相被告の悪い印象を強調し、酒井被告の印象がそれほど悪くならないような報道に終始するだろう。

 少なくとも、大切なのは真実を晒し、適切な裁きを受けること。罪逃れも駄目なら、必要以上に酒井被告の罪までかぶせて、酒井被告を少しでも免罪しようとすることはあるべき姿ではない。女は非を認めず男に責任転嫁するフェミニズムの常套手段に安易に乗せられてはいけない。

・のりピー夫に実刑も…高相被告21日初公判
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20091021-OHT1T00002.htm

 拘置施設で、高相被告は「のりピーをダメにしたヤツ」という目で見られ、周囲から無視されていたという。人気女優の妻をダメにしたことが法廷で明らかになれば、量刑にも影響しそう。初公判は即決裁判ではないため、結審したとしても、判決は早くて1週間後の28日ごろになる模様。
(一部引用)

 にほんブログ村 政治ブログへ
(ランキングにご協力下さい。リンク先にも関連サイト多数。)