もう前回までの論考でネタは出尽くしたようにも思えるが、今回は多少補足をしたいと思う。
まず、賛同者を増やすということに関し、最近話題になっているTwitterなどの新たなツールも積極的に活用するということだ。敵のフェミ陣営は2ch、ヤフーコメント欄、大手小町など既存の掲示板には既に入り込んでいる。恐らくTwitterにも入り込んでいることは間違いない。情報を広める手段はどんな組織でも同じだ。フェミと同じことをしたら、どっちもどっちだと言われて信用されないのではないかというのは誤りである。露骨な嘘をつくなど不正な手段は真似すべきではないが、ネット上の至る所にフェミ批判の情報を流すのは、テレビCMや選挙のポスターと同じで、決して間違った手段ではない。またアンケート調査などに組織的に投稿して点数を稼ぐのも、それだけその話題に対する関心度が高いという証拠であるから別に構わない。このように、敵の手段を上手く利用することも大切だ。
次に、フェミの言動からその姿勢を観察し、批判することも大切だ。例えばここ数日、夫婦別姓を頑なに主張し一切譲らない千葉景子法相の姿勢も批判すべき点に値する。そもそも選択的夫婦別姓そのものが、君が代を歌うか歌わないか選択出来るようにしろと主張するのと同じで、社会の秩序を破壊するものであることは間違いないのだが、それだけではない。亀井静香金融相が夫婦別姓導入に苦言を呈しても、千葉氏は「そっち(苦言)の心理の方がわからない、亀井氏にも理解を求める」として無視する姿勢だ。理解を求めるというのは奇麗事に過ぎず、いうなれば別姓というエゴをごり押しするに過ぎない。理解しろというのなら、現行の結婚制度を遵守するように千葉氏は理解するべきではないのか。
・亀井金融相と千葉法相、夫婦別姓めぐり対立 2009/10/16 19:07
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/313498/
別々の姓のまま婚姻関係を持つことができる「選択的夫婦別姓制度」をめぐり、推進派の千葉景子法相と慎重派の亀井静香郵政改革・金融相がさや当てを演じている。千葉氏はあくまで来年1月召集の通常国会で民法改正案提出を目指す構えで、閣内不一致がささやかれている。
(一部引用)
しかも、千葉景子といえば国籍法改正の審議の時に自民党の丸山和也参院議員の意見を遮り、「座れ」、「帰れ」など暴言を吐き、ネット国会中継の音声を止めさせたるなどの強硬な姿勢で委員会採決を強行した経歴を持ついわく付きの人物だ。そうした者が主張することを信用せよというのがそもそも無理である。
・【番外編】千葉景子法相で人権擁護法、国連女子差別撤廃条約の行方は
http://blog.goo.ne.jp/grk39587/e/8557d8d1226c77dcf3dcb88fd5c2776e
更に、千葉氏は北朝鮮拉致実行犯の辛光洙(シン・ガンス)元死刑囚の釈放嘆願書に署名していたなど、ますます不信感は強まる。先日この件に関しては反省の弁を述べているが、その場しのぎの口先だけの反省としか思えない。
・千葉法相、拉致実行犯釈放嘆願書署名を反省「申し訳ない気持ち」 2009/09/29 17:23
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/307013/
千葉景子法相は29日、産経新聞のインタビューに答え、原敕晁(ただあき)さんらを拉致した実行犯である辛光洙(シン・ガンス)元死刑囚の釈放嘆願書に署名していた問題について、「うかつだった。誤解を招くような結果になったのは大変申し訳ないという気持ちはある」と述べ、反省を表明した。
(一部引用)
つまり、フェミニズムというのはこうした独裁性を帯びた強硬論であるということも合わせて批判していかなければならない。それにより、表向きは選択的とは言えど、別姓という新たな概念を広めて、結局は従来の同姓結婚を排除してしまい、いずれは結婚制度を破壊してしまおうという魂胆があるということも自ずと予測が出来るのだ。
従って、フェミニズムの主張の中身は勿論のこと、主張する姿勢も独裁的で批判に値することを同時に訴えていく必要がある。