登録制のフードパントリー

先週の木曜日は、

フードパントリーでした。

現在の登録世帯は31世帯101人。

その日もいつものように、

K姉と一緒に

埼玉県八潮にある

セカンドハーベストに行って来ました。

年度替わりはいつもそうだと

係りの人はおっしゃっていたけど、

セカンドハーベストの倉庫は、

いつもより物資が少なく、

なんとなく閑散としていました。

それでもいただけるものをいただいて、

冷凍庫を入手しているので、

冷凍のブロッコリーやほうれん草をいただいて、

帰ってきました。

今回新規で登録された方が二人、

お一人は鎌ヶ谷のシングルママ。
もう一人は竜ケ崎の単身の男性。

竜ケ崎の男性は、

その日午前中に電話があって、

パントリーに申し込みをしたいと

言ってきたのだけれど、

もう、今月の申込期限は過ぎていたので、

オープンな方の16日のフードシェアをご紹介しました。

ところが、話を聞くと、

このところ白米しか食べていないと。

それだったら話は別とお受けし、

時間を伝えして、来ていただきました。

いらっしゃった方は、

声の感じよりずっと若かった。

そして、私は地理感覚がなくて

わからなかったのだけれど、

竜ケ崎って、

うちの教会から30キロ以上離れている！

そこを自転車で！

白米しか食べていないのに！

大丈夫かな。

来月のパントリーまで食べていけるのか。

最近、本当に遠くから申し込まれる人が多い。

何週間か前、

成田から申し込まれた

やはりシングルママがいて、

成田の食料支援団体を調べたら、

宅配のフードパントリーをしている団体があって、

そこの代表者さんに頼んで、

受け入れていただいた。

その前は香取から申し込まれた人も。

やはりシングルママで、

まだ小さい4人の子どもがいる。

香取には、

子ども食堂がいくつかあるだけで、

まとまった食料支援をしてくれる団体はない。

だから、比較的船橋の近くに住む、

彼女の妹さんという方が、

スーツケースで来られて、

食料を詰め込み、

電車で香取まで届けてくれている。

遠方の人は宅配してあげたいけど、

登録されている皆さんは、

一様に時間も車もない人たちが多いので、

どこからを宅配にするか線引きが難しいし、

ボランティアも予算も不足していて…、

というか、予算ないから。

だから、取りに来られる範囲でと

お願いしているのです。

子ども食堂をされる団体は多いけれど、

フードパントリーをする団体は圧倒的に少ない。

船橋市でも3団体のみで、

いずれもキリスト教会。

3団体でも多い方かお。

神奈川とか埼玉、東京は、

密度的にはもっとあるんだけど。

…千葉が圧倒的に少ないのよ。

教会の数だけフードパントリーがあったら、

どんなに皆さん助かるだろうか。

セカンドハーベストジャパンを利用するなら、

場所と運搬のための車と人がいたら、

すぐにでも始められるから。

遠くからお腹すかせて

船橋まで来なくていいように、

千葉のあちこちでフードパントリーが

立ち上がりますように。

切実な祈りです。