毎日のできごとの反省

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沖縄で軍命令の集団自決はあったのか

2007-10-07 15:30:49 | 自虐史観

 沖縄での軍命令による集団自決の証拠がなかったとして、教科書の記述を変更する検定がなされた。正確には検定により軍の関与までが否定されたわけではない。これに対する抗議集会が沖縄で行われた。

 その参加者人数の十一万人は大幅な水増しの嘘であることは前のブログに書いた。そもそも沖縄で軍の命令による集団自決があったとされたのは、遺族らが、軍の命令による自決だからとして、遺族年金をもらったことによる。

 実は集団自決があった後で、残った人たちに生活の補償をしようと、軍人の一人が、俺が命令したことにすれば、遺族年金がもらえるから申請しなさい、と知恵を授けたことによる

 ところが、戦後の風潮の中で日本軍の非道な行為のひとつとして、軍命令による集団自決が流布されることになった。その典型が大江健三郎である。すると善意でアドバイスした軍人は逆に自決を強要した残酷な人間として非難されるに至った。

 もともと軍人の善意に感謝していた老人は、恩人が非難されるのに耐えられず、長い沈黙を破って、軍命令は嘘だったと証言したのである。これらは曽野綾子氏らの著書にある。感謝すべき人が非難される。それに耐えられぬのは当然である。

 いま反対運動をしている人たちは、軍命令があったという証拠を何も持たないのである。大声で圧力をかければ嘘も真実になる。政府も圧力に屈しつつある。ある嘘の証言から人が犯罪者と呼ばれる。証言者本人が嘘をつきましたといったのに、犯罪があったという事実を取り消されない、というこの倒錯

 これは全て、旧日本軍ならどんな嘘をついても良いのだという風潮が支えている。あなたの祖父が犯罪者だと言われたら、喜んで非難する側に立つだろうか。祖父を憎悪していない限り、もしかして冤罪ではないかと調べるのではなかろうか。まして冤罪だと判明したら、非難をやめて祖父の苦労をなぐさめて、冤罪に陥れた人たちに抗議するだろう。

 日本軍の軍人はあなたたちと無縁の人ではない。兵士は父であり、祖父である。まぎれもない同じ日本人である。あなたがどう考えようとも、外国人はそう考える。いくら日本軍の残虐行為を非難しても、非難した人も同じ日本人である。残虐な日本人である。先祖を非難することが正しいと思う日本人。彼らは心の中で軽蔑している。

 都合がいいから、中国人は口では誉めるが、心の中では軽蔑している。中国人は血縁者を大事にするのだ。私の父も叔父も戦争に行った。叔父はわずか22歳で戦死した。日本軍が残虐なら祖父も叔父も残虐である。私にはその血が流れている。だから日本軍の冤罪を晴らしたいと思うのだ

 昨日も街頭で検定に抗議する若者がいた。マイクで、政府と軍の命令で沖縄の人たちは自決させられた、と叫んでいた。大江健三郎ですら政府の命令があったなどとは言っていない。若者はとにかく日本の悪口をいえば、嘘をついてもかまわないのだ。

 流行の風潮にのった無責任な言動。現在の正義とされている風潮に流されやすい無責任な人格。彼が戦中に生きていたら、英語を話すと、非国民と絶叫するタイプである。だが知るまい。海軍大学では戦中も英語を教えていた。有名な零戦は関係者は零戦などと呼ばず、A6と呼んでいたのである。

 天に唾してやまぬ哀れな日本人。 

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