戦国時代末期の大規模な山城
脇本城跡を見たく
男鹿半島へ
秋田駅四番ホーム発車
男鹿線ナマハゲラインは
各駅停車のワンマン電車
ボックス席でない対面座席の
綺麗な新車だった
脇本駅は無人駅
降りる人は誰もいない
脇本城跡までの経路地図が
無造作に置いてある
歩こうか迷ったが
現地も山城で大分歩くので
タクシーに乗り
日本海に面した男鹿半島の
付け根にある丘陵の案内所まで10分で
着いた
戦国時代安藤愛季が
本拠とした山城脇本城跡
案内所に着いたら
ここも人はおらず
そこから海抜100m上の曲輪へ
登り始めた
海側の絶壁に長さ250mの築地塀
幾つもの山を削っての曲輪
仕切り土塁、堀切、空堀、虎口
井戸跡等当時の様子を思い浮かべ
歩く事2時間
東西約1.8km南北約2.0km
面積150ヘクタール
雄大なスケールで山城を堪能
これだけの城を造るのには
多くの人の従事と権力の行使があり
北国の僻地で
色々なドラマがあったのではと
思いながらの
あっという間の山城跡だった
帰りは脇本駅まで徒歩で45分
途中道に迷い洋装屋の女主人に
駅までの道筋を聞いたところ
笑みを浮かべ道まで出て来て
畑道で行く近道を丁寧に
教えてくれた
礼を言って歩き出し
見返したら
まだ確かめる様に見送っていた
田舎にはそぐわない
すらっとした衣装で
口紅の鮮やかな綺麗な人だなぁと・・・
笑顔が心地良く
あとで考えるとそうだこれが
秋田美人だと納得でした