6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

八角柱時計

2014-03-24 | 日常
我が家には昔
東北片田舎の骨董屋で安く手に入れた大正時代の八角柱時計
がある
文字盤はめくれ、音は濁って、蝶番はいびつ
少し遅れ気味だが
今も元気にチクタクチクタクと用を足して可愛い


このしっかり時を刻んでいる時計に比べ
我が身体は
会話が聴こえにくくなり
最近は皆に難聴ではないかと
耳鼻科に恐る恐る診断してもらったが
左耳はちょっと落ちてはいるが
補聴器を付けるほどでないし
年相応ですと

医者曰く
「聞きにくいのは単語自身のフレーズを
脳が感知するのが遅くなって
加齢が原因だ」
とのこと
一応安心しては見たが

考えてみれば耳もさることながら
髪は薄く、目は老眼、動作は緩慢、頭は記憶力、判断力も減衰、
粋がって買ったスマホなどは宝の持ち腐れ状態
元気なのは酒量が増え気炎が上がったぐらいのていたいらくで
社会から徐々に煙たがられ右往左往しているたそがれ人生である

それに比しこの八角時計
一週間すると次第に遅れ、音も絶え絶えになるが
ねじを巻けばまたまた元気に動き出し
立派に今も働き続けている優れ物
私もあやかりたいものだが
年相応に生きるしかないか








コメント
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