6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

旧花田家番屋

2007-04-23 | 建築
若かりし頃の記憶
稚内に行く途中 日本海側小平町の先に
古びたニシン御殿がただ一軒
雄大な規模で建っていた

明治4年ごろからこの沿岸一帯でニシン漁を営んでいたが
最盛期には大小100棟に及ぶ付属施設があった花田家の番屋だ

外壁は木肌が浜風の影響か白く焼け、今にも朽ち果てるような
栄枯盛衰を垣間見たものだったが
そのときの印象が強く残っていたので
今回25年ぶりに行ってみたが? 


なんと鯉のぼりははためき、入り口にはどう言う訳か立派な二宮金次郎だ
しかも左脇は立派なトイレのある道の駅に変身マイッタねぇ 歴史的建造物がこれで良いのかねぇ


中央を挟んで左が花田家の住宅、右が漁夫溜まりで
天井もなく小屋組みが豪壮に現れ
その大きな空間は度肝を抜かれるよ! 

板敷き囲炉裏が三つもある居間
雛壇上に寝台があり
当時のヤン衆の生活空間が想起されるんだが
人影は見当たらない 
コメント
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