褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 ナインハーフ(1986) エロスを感じさせる映画です 

2014年03月14日 | 映画(な行)
 ”人は時としてエロスに溺れて、本当の愛に目覚める”誰が詠んだのか思い出せないばかりか、本当にこんな名句があったのかどうかすら非常に怪しい。よくレストランで大して会話が盛り上がっていないように見える恋人同士らしき男女が見受けられる事があるが、会話が続かなくて困っている恋人同士、あるいはこれから恋愛関係に発展させたいと願っている男女にお勧めしたいのが今回紹介する映画ナインハーフ。男女が2人っきりになったときに、非常に健全な遊び方を学べる映画だ。
 ちなみに今回の記事はR-18指定。ここから先は18歳以下は読むことは絶対に禁止。まあ、読んだからといって罰則など何もないが

 俺がこの映画を初めて観たのが高校生の時。実はこの時の俺はミッキー・ローク演じるいつもニヤニヤしている男が、ナンパした金髪の女性を自宅に呼び込んで、やっている行為の意味が全くわからなかった。女性に目を瞑らせ、舌を出させてゼリーやイチゴを舐めさせたり、牛乳を女性の開いた口にかけたり、シロップらしき物をベタベタにかけてから・・・したり。その頃の俺はそんなシーンを観て『早くやれよ、めんどくせ~な』と思っていたのだが、常に品行方正にして聖人君子と呼ばれる立派な社会人になった今の俺には、非常にワクワクするシーンだ。
 何だか他にも女性に目隠しをさせて、オッパイの上からおへそのさらに下の方へ氷を這わせていったり、ストリップをさせたり、犬のように床にはいつくばらさせたり、軽~く鞭打ちしたり等等のちょっとヘンタイチックなプレイの数々。しかし、今書いていて、やっと気付いたのだが俺はナンチュ~映画を紹介しているんだ。これは明日からはもうアクセス数ダウン必至だな。

 本作はちょっとアダルティな映画だが、決して男性だけをターゲットにしたアダルト映画ではなく、むしろ女性向きの映画かもしれない。ところどころで流れるポップな音楽はとても素敵だし、男女が濃厚に絡み合うシーンにしても光の使い方が上手く、スタイリッシュな映像はとても美しい。そして80年代の映画だがミッキー・ロークが着ている衣装は格好良いし、キム・ベイジンガー演じる女性にしてもモノトーンな配色を基調にした衣装はオッシャレ~
 そして本作を観た人は男女問わずに、ある事に気付くはずだ。エロスってこんなにも美しかったのか、と言うことに。俺なんかはエロスって男目線だけの物だと思っていたし、エロスとは何か?を探し続けていた俺は思わず叫んだ『エロスって、コレだよコレ~』。

 それにしても本作のミッキー・ロークは格好良いし、女性に対する台詞やプレゼントを観ていると、なるほどこういう男がモテるのかとよくわかる。
 例えば高級な時計を女性にプレゼントしてから言う台詞『12時になったらいつもその時計を観て、僕たちのセックスを思い出せ』、こんな言葉を俺は言えるのか、絶対に言えない。他に『君は何もするな、僕が食事を作り、朝になれば僕が君に服を着せて、夜になればその服を脱がす』。料理ができる男はモテる事に気付くのが遅すぎたのがとっても後悔している。
 他にキム・ベイジンガー演じる女性が欲しがっていた高級スカーフを、何時の間にか買っていて、そのスカーフを彼女の後ろから着せてやり、抱きしめるシーンはロマンチック過ぎる。そしてさらにプレゼント攻撃で箱の中身を見たら白色のガーターベルト。モテる男はプレゼントの贈り方、そして品選びからして違う。

 それではエロスを感じさせ、真実の愛とは何かを語るストーリーとは如何なるものか、とストーリー紹介をしようと思ったが、そんな物は今回はどうでも良いような気になった。しかし、今回観て自分でも驚いたのだが、こんなに泣ける映画だったっけ、この映画。『戻ってくれ~、50数える、ワン、ツー、スリー』

 今日だけは大人になりたい気分の人にはお勧めだし、またこの時期なら大学合格のお祝いのプレゼントに本作のような映画のDVDを贈るのも非常に風流に感じるのだが・・・とにかく綺麗なエロスを堪能できるナインハーフはお勧めだ

ナイン・ハーフ [DVD]
ミッキー・ローク,キム・ベイシンガー,マーガレット・ヴィットン,デヴィット・マーギュリーズ
日本ヘラルド映画(PCH)


ナインハーフ[Blu-ray]
ミッキー・ローク(声:安原義人),キム・ベイシンガー(声:小山茉美)
キングレコード


 監督はスタイリッシュな映像が印象的なエイドリアン・ライン。躍動感溢れるダンス映画フラッシュダンス、マイケル・ダグラス、グレン・クロース共演のちょっとした遊びのつもりの浮気が、とんでもない目に遭うサスペンス映画危険な情事、リチャード・ギア、ダイアン・レイン共演の官能サスペンス運命の女がお勧め。

 主演のエロ男を演じるのがミッキー・ローク。若い時は見た目だけでなく、しゃべり方も格好良い。若い頃のお勧め作品はアラン・パーカー監督、ロバート・デ・ニーロ共演のサスペンス映画の傑作エンゼル・ハート、チャイニーズマフィアを徹底的に叩き潰そうとする熱血刑事を演じるマイケル・チミノ監督、ジョーン・ローン共演のイヤー・オブ・ザ・ドラゴン、比較的最近の作品ではダーレン・アロノフスキー監督、マリサ・トメイ共演のレスラー、ジェイソン・ステイサム共演のロシアン・ルーレットがお勧めです。

 金髪でエロいという俺の好みのピッタリの女優キム・ベイジンガー。ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース共演のL.A.コンフィデンシャル、携帯電話が重要な役割を果たす正統派サスペンス映画セルラー、シャリーズ・セロン共演の新旧セクシー女優対決が見られるあの日、欲望の大地でがお勧めです。

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