褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 デッドゾーン(1983) 超能力に憧れますが

2012年02月16日 | 映画(た行)
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 僕は非常に特徴の無い平凡な人間。そんな僕にとって超能力を持っている人は、とても羨ましい。もし僕に超能力が備わっていたら、きっと毎日が楽しいだろうなと思ってしまう。さて今回紹介する映画デッドゾーンの主人公はある出来事をきっかけに、人に触れるとその人の過去や現在、そして未来がわかる超能力を持つようになってしまう。
 他人の過去や現在そして未来までもがわかるなんて羨ましい奴だと思ってたら、この主人公はせっかく得た超能力を自分の利益に成るように全く使えていない残念な人間だ。それどころか急に得た超能力によって苦しい思いをしてしまう悲しい展開が待っている。
 この世の人類が最悪の結末を迎えることを予知してしまったために、そんな未来を変えるための使命を感じてしまった主人公が執った行動とは?

 現在の悪い状況を打破するために過去をグチャグチャにするという映画は名作、珍作を含めてたくさんある。しかし、未来に起こる出来事を防ぐために現在を変えようとする展開の映画は意外に珍しい。自分の将来がわからなくて不安だと感じている人は多いが、未来の事は知らないままの方が良いんじゃないの?と思えるデッドゾーンを紹介します

デッドゾーン デラックス版 [DVD]
クリストファー・ウォーケン,デヴィッド・クローネンバーグ,スティーブン・キング
パイオニアLDC


 高校の教師をしているジョニー(クリストファー・ウォーケン)は同僚であるサラ(ブルック・アダムス)と付き合っていた。
 ジョニー(ウォーケン)はサラ(アダムス)とデートしていたが、その日のジョニー(ウォーケン)は体に異変を感じ、せっかくサラ(アダムス)が家の中に誘うのを断ってしまう。そして帰り道でジョニー(ウォーケン)は自動車事故に巻き込まれてしまう

 ジョニー(ウォーケン)は5年間もの昏睡状態から目が覚めるが、サラ(アダムス)は既に別の男と結婚しており、子供も居る事にショックを受けてしまう。しかし、ジョニー(ウォーケン)はそれ以来、他人と触れるとその人の過去、現在そして未来がわかる超能力を得ている事に気付く。
 彼の超能力はマスコミの間でも評判になり、次第に彼は世間から隠れたような生活を強いられるが、時に彼の超能力は未解決殺人事件を解決したり、人助けにも活かされる。

 しかし、ジョニー(ウォーケン)は地元の勢いのある政治家であるスティルソン(マーティン・シーン)に触れる。その時ジョニー(ウォーケン)は後に大統領になるスティルソン(シーン)が核兵器のボタンを押すシーンが脳裏に浮かび上がる。ジョニー(ウォーケン)は核戦争を防ぐために苦悩するが・・・他人の未来は予知できても、自分の未来を予知できなかった主人公の結末は映画を観てください。



 スティーヴン・キングの原作を映画化。彼の原作を映画化したホラー作品は失敗作が多いと言われますが、この映画は成功した部類に入ると思います。スティーヴン・キング原作のお勧めのホラー映画と言えば、ブライアン・デ・パルマ監督のキャリー、スタンリー・キューブリック監督、ジャック・ニコルソン主演のシャイニング、フランク・タラボン監督のミストあたり。

 ちなみに監督はデヴィッド・クローネンバーグエログロな映画を撮る印象がありますが、今回のデッドゾーンは、かなり真面目に撮られた映画。
 彼の作品でお勧めはヴィゴ・モーテンセンがとても格好良いイースタン・プロミスが良いです。

 主演のクリストファー・ウォーケンはとてもクールなイメージがありますが、出演している映画は駄作、端役が多いのが残念。とても凄い俳優なのですが周りにアドバイスする人間が居なかったのでしょうか?ちなみに彼の出演しているお勧め作品はマイケル・チミノ監督、ロバート・デ・ニーロ共演のディア・ハンターが良いです。

 将来の大統領候補役のマーティン・シーン。この人の代表作と言えばフランシス・フォード・コッポラ監督の地獄の黙示録、他にウォール街では強欲な資本主義と真っ向から対立する思想を持った主人公のお父さん役が印象的です。

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