今日は、曇り時々雨の寒い日でした。
上野都美術館で開催されている『冷泉家ー王朝の和歌守展』へ
娘と行って来ました。
入場券です。
都美術館へ向います。
都美術館入り口で、郵便局が切手を売っていましたので、
『古典の日』のフレーム切手を買いました。
(図はクリックで拡大します。)
このフレーム切手は、是非、欲しかったのです。
これは、藤原定家の『明月記』です。国宝です。
定家は60年に渡って、日記である『明月記』を書き残しました。
赤い字で書き記されているところは、
その日のトピックスで、
後で分かりやすいように定家自身が記したものです。
これは、冷泉家の七夕(乞巧奠)の様子です。
当代の冷泉貴美子さんの詠ずる和歌(音声ガイドで)と共に
拝見しました。和歌の節は、独特な歌い方で、
皇室の歌会始の節とは違います。
もっと優しく歌うのです。
これは、お土産に買った「定家の人形」の磁石です。
定家は、人形を自分に見立てて、儀式の予行演習をしました。
儀式の部屋の見取り図の上に、この人形を置いて、
儀式の流れを身に付けました。
2.7㎝の小さな人型です。
800年もの間、古典を保存し、儀式をも再現し続けた
冷泉家の努力は、並大抵ではなかったと思います。
お陰様で、私達は、日本の古典を手に取ることが出来、
古典を理解する資料を得ることが出来ます。
国宝や重要文化財に指定されている古典が、ずらりと
展示されている様子は壮観でした。
展覧会の後、お昼は、上野の韻松亭で戴きました。
韻松亭です。
茶壷弁当です。
茶壷の形をした容器が3段重ねになっていて、
日本料理が、少しずつ盛り合わせになっています。
美味しかった。
食事をしていましたら、隣の寛永寺で鐘を撞く音が
聞こえてきました。
韻松亭の3階から写真を撮りました。
鐘を撞く人は、向こう側にいますので、
写真には写っていません。
ゴ~ンという鐘の音を聞いてから、
韻松亭を後にしました。
日本の古典に触れ、日本料理を戴いて、
娘と二人で大満足の日でした。