明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

今日は、泉鏡花の誕生日ー泉鏡花展ー

2013年11月04日 | Weblog

今日は、朝から小雨の降る天気でしたが、

神奈川近代文学館へ泉鏡花展を見に行きました。

 

     

若い方も多く鏡花展を見に来ていました。

 

     

入場券です。

娘から貰いました。

この入場券の魅惑的なイラストは、

鏡花の作品をイメージした金子国義の油絵を

採り入れています。

 

今日、11月4日は、泉鏡花の140年目の誕生日です。

鏡花の向かい年の干支、「うさぎ」のグッズを、

身に着けていくと、良いものがプレゼントされるそう。

 

私は、うさぎのハンカチを娘から借りましたら、

これを頂きました。

     

スキャンしたら、ちょっとボケましたが、

泉鏡花のバッジと、

うさぎのシェルエットに、今日の日付と、

Kyouka's Birthdayの文字が入っています。

 

「うさぎ」は、鏡花の干支酉年の向かい年です。

 

酉年から数えて7番目が「うさぎ」ですから、

 「うさぎ」の品物を所持すると縁起がよいというので、

 母親が水晶で作られた可愛いうさぎを、

 鏡花にプレゼントしてくれました。

 鏡花は、そのうさぎを一生大切に持っていました。

 そして、うさぎグッズを数多く収集しました。

 

プレゼントは、その他に鏡花の作品の挿絵のはがきが2枚ありました。

     

     

この葉書絵に見るように、

鏡花の作品は、幻想的で妖美な物語が多いです。

 

泉鏡花は、金沢の彫金職人の父と、能役者の家に育った母との間に生まれました。

長じて、尾崎紅葉の弟子となり、紅葉の作品に、伝奇小説を加えたような作風を

樹立しました。

 

展覧会は、鏡花の作品の原稿や、出版された書籍、

新派の舞台で、現在も上演されている『婦系図』、

『滝の白糸』の写真など、多彩な展示がありました。

 

また、鏡花の作品を一つずつ取り上げて、

あらすじや原稿などが展示され、原本を読まないでも、

鏡花の作品を楽しめるように工夫されていましたので、

興味深く拝見しました。

 

鏡花の幻想的な、また、怪奇的な作品は、

今昔物語などに通ずるものがあると思います。

 

一つ記憶に残ったのは、

尾崎紅葉から貰った羽織の紋が、

源氏物語の『紅葉賀』の源氏香図だったことです。

尾崎紅葉は、ご自分の紋所に、

源氏香の「紅葉賀」をお使いだったのでしょうか。

こちらが「紅葉賀」の源氏香の図です。

尾崎紅葉も洒落ていますね。

 

展覧会を見終って、

港の見える丘公園の秋のバラを

鑑賞しました。

     

プリンセス・チチブです。

 

     

こちらは、ビクトルユーゴーという名のバラです。

雨に濡れて秋のバラは、ちょっと淋しく咲いていました。

 

ランチは、港の見える丘のKKRポートヒル横浜のホテルで戴きました。

和食にしました。

     

     

和食の、しらすとづけマグロ丼です。

美味しかった。

 

このホテルの窓からは、ベイブリッジが見えました。

     

曇っていて、景観はいまいちでしたが、

手前には、庭で行うイベントのための椅子が置いてあり、

これはこれで、雰囲気がある写真が撮れました。

 

私は、これから泉鏡花の作品をじっくり読んでみたいと思いました。

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿