明るく楽しい日々を願って。

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バカボンのパパと読む老子

2012年06月13日 | Weblog

私たちフツーの主婦が

『老子』という二千年も前の中国の古典を読むと、

難しいと感じてしまいます。

先生の解説を聞いても

その時は、なるほどと思いますが、

後で、むむむ、なんじゃこれ???

と思うことがあります。

 

この前の講義の時に、

先生が『バカボンのパパと読む老子』という

面白い本を、ご紹介くださいました。

 

早速、皆さんと本屋さんに行き

注文しました。

     

この本は、ふざけているようで、内容はマジメ。

各章を省かず、すべて収録し、

ドリアン助川さんが注釈を書き、

バカボンのパパを借りて、

バカボン語で解説をしています。

 

ドリアン助川さんは、

カルチャーセンターで老子の講義をする事になって、

この絵を見て、ひらめいたそうです。

     

この老子像はバカボンのパパに似ている!

そこで、フジオプロにお願いして、

バカボンのパパを老子の解説に使う事を

許可して貰ったのだそうです。

 

私は、ドリアン助川さんも、

バカボンのパパも知りませんでした。

 

でも、この本は面白い。

 

例を一つ挙げると…。

『第三十一章 戦争は悲しみの連続なのだ』

  夫佳兵者、不祥之器、者或悪之、故有道者不處、…。

 

『老子』は、勿論すべて漢字で書かれています。

例として挙げた原文のwordを打つのも疲れますので、

漢字はこの位にして、この章の一部を、バカボンのパパ語で訳すと、

   「人が恐れるような威力のある武器は不幸を生む

    道具なのだ。ウナギイヌからレレレのレまで、

    命あるものは、だいたいこんなものはいやがるのだ。

    だからTOA(道)に生きる者は、武器なんか使う場所には

    足を運ばないのだ。」

となります。わかりやすいですね。

 

この本で、漫画もテレビもあまり見ない私も、

漫画の威力とドリアン助川さんの漢学に納得。

 

最後に、『天才バカボン』の切手をアップして終わります。

     

     

    

    

    

 

 

   


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