明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

夏目漱石の俳句

2009年08月06日 | Weblog
今日、ランドマークタワーの有隣堂へ行きましたら、
なんと、7月23日で閉店したという張り紙がありました。
ランドマークの有隣堂は、洋書などが置いてあり、
本の品揃えがよかったので、ちょいちょい行っていました。
残念です。

そこで、横浜へ戻ってルミネの有隣堂へ行きました。
買った本は、岩波新書3冊ばかり。

その1冊かこれ。



9月1日に「近代俳句のふるさと松山」というふるさと切手が
発行されます。
当然、その中に、漱石と子規の俳句が切手になって発行されます。



この切手は、漱石の『送子規 お立ちやるかお立ちやれ新酒菊の花』
を書いています。背景は愚陀仏庵かな?

岩波新書『俳人漱石』によりますと、この句は、明治28年、
結核に冒された子規が漱石の松山での宿・愚陀仏庵に寄宿して、
小康を得て東京へ行く時に漱石が送別の句として詠んだものだそうです。

『お立ちやるかお立ちやれ』は松山弁で「発たれますか。お発ちなさい」
という意味で、「新酒菊の花」は、おめでたい新酒と菊の花を二つ並べて
はしゃぐような楽しい雰囲気を出しているそうです。

ふーん、そうか。俳句は解かりにくい。




これは、有名な子規の句。「柿くえば鐘がなるなり法隆寺」を
書いた切手です。
『俳人漱石』によると、この句に先立って漱石は「鐘つけば
銀杏ちるなり建長寺」という句を作っている。

あれっ。似ているなぁ。

この本の著者・坪内稔典さんは、子規が漱石の句を大きく発展
させたといっている。

ふーん。そうだったのか…と感心する私です。

最後に、漱石と子規のMCとFDCをアップします。



これは、平成11年に発行された20世紀デザイン切手の第1集・漱石の
『我輩は猫である』の表紙を描いた切手に、近代文学館の葉書を用いて
初日印を押印したものです。


これは、平成13年に発行されたふるさと切手「歴史と文化の息吹く町・
松山」のFDCです。

以前、松山へ旅行に行った折に、松山市立子規記念博物館を訪ねました。
博物館の学芸員の若い女性の方が、眉をきりりと上げて、誇り高く子規と
漱石について語った事を思い出します。

この思い出は、坊ちゃん列車と坊ちゃんだんごと共に忘れる事ができません。

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1 コメント

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Unknown (ムルシエラゴ)
2009-10-10 12:58:51
さきほどテレビ東京の「田勢康弘の週刊ニュース新書」で「柿くえば鐘がなるなり法隆寺」と「鐘つけば銀杏ちるなり建長寺」を紹介してました
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