日本郵便のサイトを今日チェックして、
神奈川近代文学館で開催されている《夏目漱石展》に因んで
小型印が出ることが分かりました。
平成28年5月3日1日限定の小型印です。
『吾輩ハ猫デアル』下編に描かれている猫を
モチーフにしているそうです。
文学・童話切手を収集している私は、
是非行かなくてはと思っています。
『吾輩ハ猫デアル』は、現在、新聞に当時の姿のままで
連載されています。
改めて読んでみると、笑い出したくなるくらいおもしろい。
内容がおもしろいのは当然ですが
「兎に角」(とにかく)当て字が、続々と出てきます。
秋刀魚を「三馬」と書いたり、
おさんどん(女中さん)のことを「御三」と書いたり、
さっぱりを「薩張り」と書いたり、
例をあげればきりがありません。
漱石は、若いころ二松学舎に学んだので、
漢字の知識は豊富でしたから、
当て字を創作して
わざと使っていたのかとも思います。
漱石展は、これまで何度か方々で開催されています。
今回、没後100年を記念して開かれている
《100年目に出会う夏目漱石》で、
新たな漱石像を見ることができるでしょうか。
楽しみにしています。