今日は、勤労感謝の日です。
朝から雨が降り、寒い一日になりました。
勤労感謝の日は、もともと収穫物に感謝する日として
新嘗祭が宮中で行われていました。
第二次世界大戦後のGHQの占領政策によって、
天皇行事・国事行為から切り離され、
勤労感謝の日となりました。
源氏物語の第21帖『少女(をとめ)』の巻では、
大嘗蔡・新嘗祭に行われる「五節の舞」の場面が
描かれています。
華やかなこの行事は、人々の心をとらえました。
小倉百人一首に採られている僧正遍照の歌、
《天つ風雲の通ひ路吹きとじよ
乙女の姿しばしとどめむ》
は、五節の舞姫を詠っています。
小倉百人一首光琳カルタです。
僧正遍照を描いています。
こちらは、五節の舞姫を描いた官制の絵入りはがきです。
「昭和大礼」(昭和天皇の即位式)を記念するはがきで、
1928年(昭和3年)に発行されました。
今日は雨に降られてしまい、家に居て『源氏物語』を読んでいます。