昨日、東京が今年一番暑かった日に、
上野の東京都美術館で開催されている
『マウリッツハイス美術館展』を観に行きました。
都美術館は、2010年3月の『ボルゲーゼ美術館展』を最後に、
改修のために休館していました。
今年、改修が終わって初めての展覧会が、
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を含む
『マウリッツハイス美術館展』です。
上野駅公園口の切符売り場で、
40分待ちということが判りました。
娘と「どうする?」と相談しました。
「せっかく、ここまで来たのだから見よう。」という事になり、
カンカン照りの中、都美術館へ。
上野公園口の前に、
この看板がありました。
都美術館へ急ぐ人々。
混んでいそう。
新装なった都美術館の入口にあるオブジェ。
この写真を写している私たちも、球形の中に写っているが、
小さくて判らない。
待ち時間は、30分に短縮されていました。
冷房の効いている館内で待つので助かりました。
館内は、以前は階段が多く、ちまちまと行き来しましたが、
今度は、エスカレーターで、楽に移動できます。
入場券です。
展示は、フェルメールの外に、レンブラントやルーベンス、
ヤン・ステーンなどの、有名な絵をじかに見ることができました。
一番観たかった「真珠の耳飾りの少女」は、
別室に、特別に展示されていました。
人が多いので、じくざぐに並んぶように設定されていて、
その通路を粛々と進んで観ました。
立ち止まって見ることはできませんので、
あっという間に通り過ぎました。
しかし、切手や画集で見るのと違って、
イキイキとした少女のトローニを見ることができました。
ターバンの青いラピスラズリの色が鮮やかです。
フェルメールは、この高価なラピスラズリの絵の具を買ったために、
膨大な借財を負い、フェルメールが亡くなると、翌日、妻は破産を申し立て、
絵を処分したそうです。
ここに、絵葉書とMCなどをアップします。
絵葉書です。会場で買いました。
顔の部分をアップしています。
左の口角に白い点が見えます。
これは、真珠の光が反映しているのだそう。
左の頬の下にも、真珠の輝きの反映が見られます。
こちらは、フランスから2008年に発行された「真珠の耳飾りの少女」 のMCです。
マウリッツハイス美術館は、只今、改修のために休館しています。
その間、所蔵している絵を海外にまで貸し出してくださいました。
お陰様で、素晴らしい絵画をじかに見ることができました。
本物は、例えて言うと、
お魚のお刺身と、干物ほどの違いがあります。
生き生きとした生の絵の具の色を見ることができ、
今年一番の暑さも、ふっとびました。