今日は、源氏物語の輪読会でした。
まだ『竹河』第四十四帖をやっています。
私の当たった処は、『竹河』の中でも
王朝のみやびを美しく描いている場面でした。
切手に、その場面が採用されています。
これは、平成元年10月6日に発行された国際文通週間の切手です。
国宝源氏物語絵巻の『竹河』が採用されています。
この場面は、玉鬘邸の姫君が庭の桜の木を賭けて、碁を打って
いるところです。特に姉君の大君(おおいきみ)が大変美しい
人で、この場面を垣間見た蔵人少将(くろうどのしょうしょう)
が、一目で大君を好きになるという場面です。
復元図もアップします。
この復元図は富澤千砂子氏の描くところのものです。
切手とほぼ同じ場面ですが、復元図によりますと、原文にある
大君の桜の重ねや中の君の紅梅重ねがよくわかります。
左側の碁盤と衣装しか見えない二人がお姫様で、その他はお付
の女房たちです。お姫様は顔をめったに人に見せません。
宮内庁三の丸尚蔵館の「竹河」の屏風絵もアップします。
左下の男性が蔵人少将です。
結局、この恋は成就しません。蔵人の少将は、あの光源氏の孫
ですが、なんと、ぐずぐずといつまでも未練たらしくしています。
源氏の孫に似つかわしくありませんね。
桜を賭けて碁を打つ様子、また、歌合戦を繰り広げる場面は、
のどやかで贅沢な限りを尽くしています。
父親の太政大臣・鬚黒を亡くしていますが、玉鬘の一家は幸せ
の中にいます。結局、大君は冷泉院に嫁ぎます。
暫く、世の憂さを忘れて源氏物語を読みました。
まだ『竹河』第四十四帖をやっています。
私の当たった処は、『竹河』の中でも
王朝のみやびを美しく描いている場面でした。
切手に、その場面が採用されています。
これは、平成元年10月6日に発行された国際文通週間の切手です。
国宝源氏物語絵巻の『竹河』が採用されています。
この場面は、玉鬘邸の姫君が庭の桜の木を賭けて、碁を打って
いるところです。特に姉君の大君(おおいきみ)が大変美しい
人で、この場面を垣間見た蔵人少将(くろうどのしょうしょう)
が、一目で大君を好きになるという場面です。
復元図もアップします。
この復元図は富澤千砂子氏の描くところのものです。
切手とほぼ同じ場面ですが、復元図によりますと、原文にある
大君の桜の重ねや中の君の紅梅重ねがよくわかります。
左側の碁盤と衣装しか見えない二人がお姫様で、その他はお付
の女房たちです。お姫様は顔をめったに人に見せません。
宮内庁三の丸尚蔵館の「竹河」の屏風絵もアップします。
左下の男性が蔵人少将です。
結局、この恋は成就しません。蔵人の少将は、あの光源氏の孫
ですが、なんと、ぐずぐずといつまでも未練たらしくしています。
源氏の孫に似つかわしくありませんね。
桜を賭けて碁を打つ様子、また、歌合戦を繰り広げる場面は、
のどやかで贅沢な限りを尽くしています。
父親の太政大臣・鬚黒を亡くしていますが、玉鬘の一家は幸せ
の中にいます。結局、大君は冷泉院に嫁ぎます。
暫く、世の憂さを忘れて源氏物語を読みました。