明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

論語読みの論語知らず

2008年01月13日 | Weblog
昨日は『論語』を読む日でした。

25年間、様々な古典を読んできた会に入れていただいて
います。今は『論語』を読んでいます。

先生は、私よりもお若い女性の方です。中国文学をご専攻
になって、特に『説文解字』にお詳しい方です。

『論語』を読んでいると申しますと、意外な顔をなさる方
が居られます。多分、『論語』=『儒教』と思って居られる
のでしょう。

『論語』は今まで時の権力者によって、為政に都合よく解釈
されて来た歴史があります。

本当は、もっと人間の本質にせまる考えや、行動を記した書
であると思います。おおらかな古代中国の思想家の言葉を記
したものだと思います。

先生は、女性として、また市民として『論語』を身近に引き
寄せて解釈なさいますので、解り易く親しみ易い『論語』を
学んでいます。

孔子の切手をアップします。



これは、曲阜にある孔子廟の扉に描かれた孔子の絵です。

孔子は中国の文化大革命の時代には、批判の対象になりましたが
この切手が発行された1989年頃には評価は好転し、中華文化の
エースとして取り上げられるようになりました。
中国が経済発展を遂げる中で、国民がまとまりやすい民族主義が
台頭し、孔子の思想が一役買うことになったのではないでしょうか。

2007年12月30日には、日本の福田総理も孔子廟を訪れています。

私は「論語読みの論語知らず」に、ともすれば陥りやすいので、
せめて『論語』を読む日位は、しっかりと読む事としましょう。