ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

モモ

2017年08月20日 | 草木:果樹

 「すもももももももものうち」と声を出しても、多少引っかかるが、言えなくは無い。おそらく多くの人が私と同じように感じていると思う。よって、「すもももももももものうち」は子供の頃、これは早口言葉だと教えられたが、そうでは無いのであろう。ところが、これをウチナーグチ発音にすると、とたんに口が回らなくなる。スモモをウチナーグチ発音で言うとスムム、モモはムム。で、「すむむむむむむむむぬうち」と声を出してみる。4番目か5番目の「む」で早くも、私はかんでしまう。皆はどうなのだろうか。
 「ムムウイアングヮー(桃売り姉さん)」という琉球民謡がある。男女掛合いの唄。
 桃を売って布を買ったので、それで着物を縫い、恋人に着て貰う。
 この着物をアナタにあげるから、これからはもう、他所で遊ばないでね。
 これからはもう、他所では遊ばないよ。俺たち結婚しよう。
といった内容。
 ところで、ここに出てくる桃はムムと発音し、一般に言う桃を指しているのでは無い。実は、沖縄にも桃はあるが、倭国で生産される水蜜桃のようなジューシーで甘い品種のものでは無い。沖縄の桃は果物としては人気が無く、スーパーに並ぶことも無い。ムムとウチナーグチ(沖縄口)で発音される果物は、実はヤマモモのことを言っている。
 沖縄では、ヤマモモより美味しいモモ(ウチナーグチでキームムと言う)は無いようなのである。私もこれまでの人生で、沖縄産モモを食した経験は無い。しかしながら、モモは私の好物で、今の時期、主に山形産、岡山産などを口にする機会はすごく多い。
 
 モモ(桃):果樹・添景
 バラ科サクラ属の落葉中木 原産は中国 方言名:キームム、トームン
 バラ科サクラ属のウメ、サクラ、そしてこのモモと、いずれも樹形良く、花はきれいで果実は美味しい。スタイルが良くて、美人で性格も良い(美味しいは、ここでは性格が良いに喩える。むろん、他にも喩えられる)三拍子そろった女性のようなものである。
 水蜜桃という名前が私の子供の頃の記憶に、とても美味しいモモとあって、それを今回調べたら。水蜜桃はモモの一品種で、それまでのモモより一段美味いものであったが、そこからさらに品種改良され、今日ある美味しいモモが生まれたようだ。
 モモもまた、多くの品種があるようだが、沖縄には少ない。沖縄に昔からある、方言でキームムと呼ばれるものは甘みが少なく酸味が多いとのことである。桃の節句に用いられる花は淡紅、あるいは白色で4月に咲く。結実期は6月から7月。
 
 花
 
 実

 記:島乃ガジ丸 2005.8.9 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行


マンゴー

2017年08月20日 | 草木:果樹

 数年前に、東南アジアの、どこの国かは覚えていないが、道路を歩く人々を離れた場所から写した町の風景写真を見た。歩く人々のその後ろには、高さ20mはありそうな大きな街路樹が並んでいた。写真の解説には、街路樹はマンゴーの木とあった。
 「へぇー、ずいぶん大きくなるもんだ」が第一の印象。「優良な緑陰樹となって、熱帯の灼熱の太陽から人々を守っているんだろうな」と次に思った。
 さて、できた実はどうするのだろう。道路を管理する役所の所有物となるのか。でっかい木が何本も連なっているんだ。収穫量も半端じゃなかろう。役所の財源となっているのか。それとも、できた実はみんなのもので、道行く人々が勝手に採っているのだろうか。
 私の住んでいるアパートの隣の家には大きなヤマモモの木があり、それと並んで大きなマンゴーの木がある。このマンゴーの木は6月から7月にかけて実が成る。実は成るが、その家の人は収穫していないようで、実は熟したらそのままアスファルトの上に落ちて腐っていく。手の届くところにあるものさえほったらかし。不思議に思って、果樹について詳しい同僚のTに訊くと、マンゴーといっても美味しくないものもあるとのこと。現在、沖縄で栽培されているマンゴーの主流はアップルマンゴーという品種らしい。
 人間にとっては美味しくなくとも、これをご馳走にしているものがいる。近所の小学校を住処にしているオオコウモリだ。夜、羽音をたてながらやってきて、マンゴーに下り立つのを2度見た。姿は見ていないが、鳴き声は何十回となく聞いている。
 東南アジアの、どこやらの国の、街路樹となっているマンゴーの木は、食べても美味しくない種類のマンゴーなのだろう。収穫しても役所の財源にはならないし、採って食べる人もいないのだ。ただ、コウモリや鳥達のご馳走にはなっているに違いない。
 
 マンゴー:果樹
 ウルシ科の常緑高木。国内では奄美以南に分布する。方言名:無し
 沖縄県には古く(80年以上前)から導入されていたらしいが、県の優良な農産品として注目されるようになったのは、20年くらい前からだと記憶している。
 マンゴーは結実期に雨に打たれると落果するらしい。結実期はちょうど沖縄の梅雨時なので露地栽培では難しく、ハウス栽培となる。職場のマンゴーは露地植え。それでも何とか1個だけは結実し、大きくなった。1週間後あたりには収穫できるかと思って、確かめに行ったら、実が割れていて、蟻や名の判らぬ虫がたかっていた。食えそうも無かった。
 種類によって異なるようだが、収穫期は主に7月、今、どこのスーパーに行っても果物の陳列棚にマンゴーが並んでいる。中元期でもあり、お中元商品の棚にも並ぶ。贈り物としても人気が高いようだ。宮古島、豊見城市などが主な生産地。
 
 花
 
 実

 記:2004.8.10 島乃ガジ丸 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行


ブンタン

2017年08月20日 | 草木:果樹

 もうだいぶ前、どのくらい前だったか思い出せないくらい前、15年とか20年とか25年とか30年くらい前、ザボンを頂き、食べたことがある。いつだったかは確定できないが、貰った相手はほぼ確定できる。おそらく鹿児島の友人N、彼が沖縄へ遊びに来た時に、土産として貰ったと思う。何故そう思うかと言うと、鹿児島はザボンの産地であり、鹿児島に友人はNしかなく、Nは何度も沖縄に来ているからである。
 ボンタン飴は子供の頃からよく目にし、口にもした馴染み深いお菓子だが、それがザボンを原材料としているということを、確かNから聞いている。また、ザボンはブンタンとも言い、鹿児島ではボンタンと言うってこともNから聞いている。
 ザボンが沖縄でも収穫できるということは、だいぶ前、どのくらい前だったか思い出せないが、Nからザボンを頂いた時よりは後に知った。収穫できるといっても経済的生産ができるまでには遠く及ばず、民家の庭にたまに見られる程度のもの。私もまだ、沖縄では2度しかお目にかかっていない。2度目はつい最近、去年の7月に見ている。去年のことであれば、写真を見れば思い出せる。首里の民家でお目にかかった。
 
 ブンタン(文旦):果樹
 ミカン科の常緑高木 アジア南部原産 方言名:チュークニブ、ボンタン
 ザボンとも言い、それが標準和名とのこと。広辞苑にはそうあったが、参考文献の一つ『沖縄園芸大百科』にはブンタンとあり、ザボンは別名となっていた。ザボンはポルトガル語のzamboaに由来するとのこと。同書にはブンタンという名の由来が詳しく書かれてあって、「清国の船が鹿児島に避難し、そのお礼に送られた、その時船の船長の名前が謝文旦だった」ということからブンタンという名前になったとのこと。なお、果肉が紅紫色の種もあり、それはウチムラサキと呼ぶともあった。その種はまだ見たことが無い。
 高さは3m以上になるようだが、私が見たものはちょうど3mくらいのもの。花は白色の5弁で大きく、開花期については初夏と広辞苑にあった。私は未確認。同じミカン科であるシークヮーサーやタンカンの花も5弁で白色なので、似ているのだろう。
 果実は球形で大きく、直径20センチほどにもなる。外皮が厚く果汁は少ない。食用となり、生食の他、菓子や砂糖漬けなどに利用される。葉も大きい。
 菓子と言えば、ボンタン飴がある。私が子供の頃よく目にした飴。「鹿児島県鹿児島市にあるセイカ食品株式会社が製造・販売する飴菓子の一種」とのこと。
 
 実

 記:島乃ガジ丸 2010.8.16 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行


フトモモ

2017年08月20日 | 草木:果樹

 月一回集まる模合(モアイ、頼母子講のような相互扶助の集まりだが、飲み会の口実にもなっている)のメンバーは、ほとんどが高校の同級生で、そうでない人も年齢は一つ二つしか違わない同世代。模合は一次会であり、終わると二次会へ流れる。
 若い頃は私もよく二次会へ付いて行った。が、三十台の前半あたりからはほとんど行かなくなった。皆より肉体の衰えの進み具合が速かったというせいもあるが、二次会へ行って、隣に座った話題の少ないおネェちゃんに気を使って、場が白けないよう話題探しをするのが面倒になったせいもある。居酒屋ほど美味しい肴を出すわけでもないのに、居酒屋と同じ泡盛なのに、居酒屋より数倍高い金額を支払うという不合理さも嫌であった。
 話題の少ないおネェちゃんは、しきりにカラオケを歌うよう勧める。歌っている間は話をしなくて済むからだろうが、ところがどっこい、私はカラオケが嫌い。歌は上手い(自分で言う)のだが、機械に自分の感性を合わせるのが嫌いなのだ。伸ばしたいところは伸ばしたいし、溜めたいところは溜めたいし、さっと流したいところは流したい。のに、機械はそんな私の感性を無視して機械的(当然だが)に先へ先へと進んで行く。「おらぁ貧乏人だが、おめえの奴隷じゃねぇぞ。」と怒鳴りたくなる。

 二次会の店はたいてい、模合メンバーの誰かの知っている店となる。そういった店は、さすが沖縄なので、隣に座るおネェちゃんもカワイイ人が多い。そんなおネェちゃんが体をピッタリ摺り寄せて、上目遣いに「ねぇー、何か歌ってよ。」と言う。彼女の左手は私の股間にごく近いフトモモの上に置かれている。そーなるとだ。カラオケ嫌いの私も機械の奴隷となり、以降店を出るまで、おネェちゃんの奴隷にもなったりしたのである。
 おネェちゃんのフトモモ攻撃は効果絶大であったのだが、そのフトモモは漢字で書くと太腿。今回紹介するフトモモは植物のフトモモで、漢字で書くと蒲桃。桃とあるが、桃はバラ科で、サクラやウメと一緒。こちらはフトモモ科で両者の種は遠い。果実の味も似てはいない。食感も香りも違う。文献には「ビワに似た芳香」とある。
 
 フトモモ(蒲桃):果樹・公園・防潮風
 フトモモ科の常緑高木 原産分布は奄美以南、インド、マレー半島 方言名:フートー
 名前の由来は資料が無く不明。漢字の蒲桃は広辞苑にあった。音読みのホトウで広辞苑を引くと「ブドウの別称、フトモモの漢名」とあった。ということで蒲桃は漢名。中国から沖縄に伝わって、中国読みに近いフートーとウチナーンチュに呼ばれ、それが倭国に渡り、フートーモモからフトモモになったのかもしれない。
 ちなみに蒲桃の蒲はガマと読んで、植物のガマのことを指す、だけでなく、蒲という字は植物という意味もあるようだ。そういえば蒲公英、菖蒲などに使われている。
 高さは10mほど。耐潮風性が強いので、防風防潮林として使える。萌芽力が強く成長も速いので適宜の剪定を要する。民家の庭には使いづらい。
 花は、同科のバンジロウに似て長いおしべが多数ある白い花、バンジロウより大型で、開花期は3月から4月。果実は芳香があり生食できる。果肉は白色で味は淡白。結実期は6月から7月。「果実はビワに似ていて生食できる」とあったが、私は未経験。
 
 花
 
 実
 訂正加筆:2011.7.17

 記:島乃ガジ丸 2005.4.2 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行


ブドウ

2017年08月20日 | 草木:果樹

 子供の頃、私の家には離れが1棟あり、2世帯が住む貸部屋となっていた。それぞれが1DKという小さな部屋の1つには戦争未亡人であった伯母(父の姉)が住んでいた。
 離れの裏側は、隣地境界の塀との間が1メートルほど空いていて、土面であった。ある年、私が小学校3、4年生の頃だったと覚えているが、伯母はそこに棚を設け、ブドウを植えた。ブドウはすくすくと育ち、棚はブドウの葉で覆われた。
 ブドウの果実が実りだした頃のある日、私は伯母の部屋で昼寝した。ベッドは窓の傍にあった。開け放した窓の半分ほどの高さにブドウ棚があり、涼しげな景色であった。
 寝入ってからしばらくして、体がムズムズするのを感じて目が覚めた。見ると、私の体を青虫が這っていた。子供の頃の記憶で確かでは無いが、あるいは、子供の目からは大きく見えたのかしらないが、10センチほどの長さにも見えた大きな青虫であった。私は声にならない叫び声をあげ、虫を手で払い、飛び起きた。ベッドの上には同じ虫が何匹も這っていた。開け放した窓から入ってきたみたいであった。

 ブドウというと、すぐに上記のことを思い出す。それほど、「青虫が体を這う」は少年にとっては衝撃的な出来事なのであった。青虫は少年にとって、叫び声が出るほど気味悪いものだったのだ。オジサンとなった今では触れるんだけどね。
 その時の青虫は「ブドウ虫」だと父は言っていたが、昔のことなので今となっては確かめる術は無い。ブドウ虫は「ブドウスカシバとムラサキスカシバの幼虫」(広辞苑)とのことだが、それらがその時の虫なのかどうかも今となっては不明。
 スーパーには本土産のブドウが並んでいる。秋になると巨峰が旬となり、私も毎年、数回は買って食べている。巨峰以外のブドウはここ数年食べていない。何故かというと、ブドウは種が面倒。巨峰も種があるが、大きいので取り除きやすいからだ。
 
 ブドウ(葡萄):果樹
 ブドウ科の蔓性落葉低木 原産はヨーロッパ、北米 方言名:ブドー
 ブドウは「ブドウ科ブドウ属の蔓性落葉低木の総称」(広辞苑)で、「西域の土語に由来するという」と名前の由来もあった。どこかの方言とのことだが、詳細は不明。
 葡萄はブドウの他、エビとも読み、エビカズラ(葡萄葛)という植物もある。エビカズラはヤマブドウの古名とのこと。ヤマブドウ(山葡萄)は日本の山地に自生する。
 『沖縄園芸百科』に「北海道から沖縄まで全国で栽培されている」とあり、また、「沖縄では昭和57年に巨峰が取り入れられ産業として本格的にスタートしました」ともあるが、私はまだ沖縄産の巨峰を口にしたことが無い。同書に巨峰の収穫期は7月と12月とあるが、その時期にスーパーなどで沖縄産巨峰が並んでいるのも見たことが無い。自然農法をやっていた知人の畑で、まだ実は付いていなかったが巨峰の木を見せてもらったことはある。おそらく、沖縄では生産数が少ないのだと思われる。
 「ヨーロッパ系と北米原産の系統がある」(広辞苑)とのこと。生食に適したブドウが何種類もあり、ワインに適したブドウもたくさんあるらしい。生食、ワインの他に、乾しブドウやジュースにも利用される。
 品種によって違うようだが、収穫期は概ね秋。初夏に淡緑色の小さな花を咲かせる。巻きひげで他のものに絡み付いて伸びる。
 
 実

 記:島乃ガジ丸 2008.1.27 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行