もし感謝があれば

福祉亭の食材は国産にこだわってきた。国産もいろいろあるけれど外国産に比べれば圧倒的な信頼度。人の身体は正直で味覚や嗅覚で識別していく。先日表示ミスかと思う食材に出くわした。精肉部の担当に国産に間違いないことを確認しながら購入。調理の段階からしまった！と。周囲から「あの肉はまずかった～！」と苦情。感覚的におかしいと思う食材を購入してはいけないと学ぶ。申し訳なかった。食材費の総額は抑えざるを得ない。500円の定食のためにかけられる費用はしれている。単価と国産が条件ではいつも限られてくる。おかげで厨房スタッフの努力は大変なもの。国産のこま切れ肉か挽肉と毎週格闘する。「お金を払っているから客」というばかりではなく、厨房スタッフにも、「食」というものにも「感謝」して頂ければありがたいです。