福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

そうそう・・

2011-04-30 06:52:27 | 日記
そうそう、木曜日に、福祉亭で、ささやかな古希のお祝いの会があったのですよ。
よくご利用されている、お一人暮らしの男性。
数年前、奥さまを亡くされ、しばらく、思い出しては、涙がでていらした。
だれ彼なく、その話をされては、また、涙。
最近は、なんとか元気を取り戻され、公園でお友だちとお酒を飲んだり、なにやらどこかへ繰り出されたりされている。
福祉亭で、週3回ほど、お弁当も持ち帰られている。

2時ごろからのお約束が、2時前には、お友だちがぼちぼちみえる。
ワインとケーキも持参されて・・
準備がまだ、整っていない福祉亭は、にわかに忙しい。
でも、お顔ぶれは、いつも福祉亭をご利用されているみなさんなので、くつろがれる。
福祉亭のボラさんもお祝いのメンバーに入っている。
ボラさんは、お客さまでみえているのに、ゆったりすることに慣れていない。
お祝いのお酒を飲みながら、なにやかや、仕事をしてしまい、みなに、のんびりしているように、注意されてしまう。

お料理も、幾皿か出すと、「もう、いいよ」とみなさんでおっしゃる。
ひたすら焼酎。
5時も過ぎると、すっかりできあがり、いい機嫌のみなさん。

ワタシも終いの仕事にとりかかっていた。
厨房で、やっぱり、終いの仕事をしていたボラさんが呼びにみえる。
「ちょっと、来てください」と小声。
行くと、な・な・んと!!
福祉亭裏のステンレスのキャスターが倒れ、その中に、まるで、ゆりかごの中に入っているように、お祝いに参加していたボラさんがいる!!
「どうしたの?!!」
ご本人はにこにこ顔。

さあ~、それからが大変。
腰が立たないので、みなで、なんとか出そう・・と大騒動。
入れ替わり立ち代り、手を引っ張っても、ダメ。
介護をいつもしておられるボラさんが、起こそうとしてもダメ。
一度は、なんとか「ゆりかご」から腰が出たのに、また、倒れ込んでしまう。
とうとう、車イスを持ってきて、三人がかりで、腰のベルトを使って、引っ張り上げる。
なんとか車イスに乗せる。
ご本人は、終始なにやら、にこにこと楽しげ。
結局、両脇を二人に支えられて、帰って行かれた。
まったく、ねえ~・・

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