福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

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2021-06-26 06:08:35 | 日記
早朝、花壇の見守りに。
空は、気持ち良く晴れ上がり、雲が青空の装いとして浮かぶ。
前夜の植え付けの見逃しや、バランスの見極め。
早朝の公園を目にすることは、めったにない。
ゴミを拾いながら歩く男性を発見。
企業人ふうでした。
作業をしているうちに、裸足で歩く男性が。
ハナシかけてみえる。
どんな靴でも良いので、靴をください・・と。
うん??
どちらからいらしたんですか?のお尋ねに、東京・・のお返事。
うん??
東京のどちらですか?・・多摩市。
多摩市のどちら?と、順々にお尋ねしていく。
認知症。
う~~ん・・困った。
ちょっと前だったら、お巡りさんが、通り過ぎたのに・・。
困っていると、そのお巡りさんが、なあんと!戻ってみえる。
よかった!!
隣の街区の、○○さん・・と、お尋ねできた内容を伝えると、あ~~○○さん、と合点がいく様子。
パトカーを呼びます・・と言ってくださって、やれやれ。
結局、しばらくすると、ご家族が靴を持って、お迎えにみえました。
いや~~よかった!!やれやれ。
認知症からくる徘徊でしょうか。
晩年の父の姿を思い出す。
やっぱり、一晩中歩き通して、みなさんの助けもあって戻って来たり、パトカーで戻って来たり・・だったようです。
娘のワタシは、母から聞くだけでしたが。
徘徊以外は、特別変わった様子もなく、フツウの印象でした。
隣の街区の○○さんも、裸足以外は、フツウ。
住所も言えました。
共生を共に生きる・・と言いますが、共に生きている・・って言い換えたほうが、現実に近い。
スーパーでも、奥さんに手をやく旦那さんの姿も、おみかけすることも、幾度か。
人として生まれて、人として迎える晩年の厳しさ。
医学が、早く追いついてくれると良いです。
原因は、ほぼ解明されているようですから。
個人の努力に任せられるだけでなく、なんとかそれぞれの晩年と言われる時間が、穏やかで、安心できる時間で、あって欲しいです。
年をとるってことの心配が、一つひとつ社会から消えていくように。
あらためて福祉亭としてのがんばりを考えてみます。




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