福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

ご利用者さん

2017-10-12 05:56:38 | 日記
今も、声が聞こえてきた。
朝6時。
昨夜も、福祉亭から自宅の号棟に近づくと、聞きなれた声が、聞こえてくる。
たぶん、時間は、20時。
幾分慌てる。
おいおい・・この時間に?!!と。
暗闇に目をこらす。
ごみ袋を持って、ステーションに降りていかれる。
可燃の袋。
昨夜ださないといけないのは、プラごみ。

すでに、頓着しない暮らしに、入っておられる。
生きていることそのものに、エネルギーのすべてを使い切っておられる。
ヘルパーの家事援助もえておられる。
介護度は、高い。
しかし!!
自宅で、独居を継続されておられる。
ご親族も、ついひと月ほど前に、愛想尽かしされた。
ケアマネの様々な勧めには、のらない。
福祉亭には、必ずほぼ毎日みえる。
さあて・・です。

福祉亭の中でも、様々なトラブルを巻き起こされる。
そんなご利用者さんから、野菜が届けられた。
北海道から。
大きなへちまのようなかぼちゃ、大量の人参、じゃがいも・・
感謝。
北海道のご友人から、直接お話ししたい・・と言っておられるという伝言があった。
何か悪いことでも・・と心配しながら、連絡をしてみた。
伝言メモの011の局番は、どこですかね?と思いながら。

ご利用者のお元気な頃の会社のお友だち・・とわかる。
書道も習い、裏千家も習われておられた・・と。
正直ガクゼン。
失礼ながら、それを感じさせるものは、何一つ今は、ない。
そんなこんなより、ご友人の心ねの優しさに、心打たれる。
そんなご友人を持たれているご利用者さんだったのか・・と。

人生は長い。
老いのみちは、険しい。
さてさて、福祉亭に何ができて、どんな幸福感をご提供できるのか。
もう一度考えてみないと。
その道のりの遠さも、また、目の前に・・・









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