福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

次世代

2015-10-22 06:46:56 | 日記
次世代育成を・・と、求められる。
その言葉のプラスとマイナスの中に、ふっと落下してしまう。

その言葉を耳にした様々な人が福祉亭の活動から立ち去ったかもしれない。
立ち去る側に、何があったのかを、いつも懸念する。
清々・・パンッ!!
晴れ晴れ・・・だけであれば、何も言うことはない。
そうであれば、感謝のみ。
そうではないのが、人の心。

次世代育成という言葉の本質にあるものは、なんだろうか。
もともと、福祉亭の活動は、高齢期に入られたみなさんのチャレンジ・・の一面を持つ。
今のボランティアさんのトップランナーは、86歳さん。
すばらしい!!です。
それを補うものとして、福祉亭には、世代間交流事業というものがある。
仕事を通して、お互いに交流し合う。
様々な経験や知識を伝えつつ、同じ仕事に取り組む。
仕事をとおして、若い世代が何かを学び、捉える。
中学生の職場体験も、夏ボラも、同じ。

福祉亭の世代間交流事業は、単に高齢者世代とこども世代の遊びの交流だけではない。
骨太の高齢者世代の仕事観と、それに恥じない働き・・に接することで、若い世代の目標像ともなり、未来の「働く」という意味をぼんやりとしてでも、とらえて頂くことに意味がある。
そして、「働く」には、ペイドワークもあれば、アンペイドワークもある・・という気づきにもつながるように。
さらに、高齢世代の持つ経験と知識から生まれる見識に接する恰好の機会。
老木には、老木としての、老兵には、老兵としての、堅実で、豊かな役割がある。
そして、若木には、イキイキと伸びていく姿を社会に問う・・というご本人たちも気付かない役割も持つ。

次世代育成観が、偏狭なものであっては、ならない・・・と誡める。
まず、地域の様々な世代の姿に、キチンと目を凝らすことから。



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