福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

それぞれの初冬の一日

2010-11-24 06:16:55 | 日記
柔道のお仲間たちが畑づくりを手がけ、その収穫祭をやりたいということで、勤労感謝の一日、福祉亭を使われる。
畑の里芋は前日から洗って運び込まれ、みなさんのおみやげにされるという大根とゆずも運び込まれた。
手際よく洗われ、袋に詰められる。
初冬の陽射しのもと、ワゴンに積み上げられる。
それぞれ張り切ってご出席。カラオケも。

盛り上がる福祉亭を抜け、午後は、恵泉のシンポジュウムに。
教室の窓からは、初冬の畑が望める。
福祉亭とは対極にある空気。

会の進行とともに、その空気が単に、キリスト教系の女子大というだけではなく、がんの病床にあって、シンポの前日、意識不明になられた教官のかたの意思で構成されたシンポと分かる。どこか納得。

川井みちと新渡戸稲造が議論の中に出てくる。
それぞれが創られたふたつの女子大。どちらも、どこか似通う空気を持つ。
静謐、活発・・な議論が交わされる。
発言を乞われての出席だったのですが、出るマクはありません。

シンポの中で、福祉亭の経験と重なるものとしたら、「人間」という存在の捉え方。

核が一つの同心円のお仲間づくりではなく、核を二つ持つ楕円のお仲間づくりが望ましい・・などと語られていく。
リクツでは理解しながら、どこか身体の中がチクチクとする。

運営を担う前、望んだ姿が語られていく。
現実の福祉亭はそれを、いつも、超えたところにある。
見守る現実の姿から、何を見つけ、何をメッセージとして受け取るのか・・・が問われ続く日々。

コメント
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