福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

プロジェクト

2010-03-03 07:35:26 | 日記
地域の安心システム構築のプロジェクトの報告会。なかなか姿の見えなかったものが見えてやっと1年。リーダーはキャリアを背景に優れた報告。各論にあたる報告者はそれぞれ若い。それでも社会でしっかり生きているのが分かる良いまとめになっていた。社会の荒波の様は年長の質問者の質問の内容から伺える。その後の懇親会の席で、親しい報告者が、こちらが問いかけたわけでもないのに、そっと「地域はにがて」と。こちらもつられて頷づきながら、なにか申し訳ないような気がしてくる。笑顔の奥の苦労を思って。でも、継続を諦めなければ、そのうちきっとにがての「こと」から、にがてな「存在」から「何か」が見えてくる時がある。地域は持っているものを捨てさせる。自分の存在の否定は苦しい。でも、荒々しいされかたで、自分を振り返させられ、そういう生き方をしなければ生きてこられなかった目の前のかたの「なにか」が見えてくるとやっと受容できる。若い報告者もなんとか辿り着いてもらいたい。そっと見守ろう。報告会の最後、プロジェクトが民主の仕分けの風のあおりからか打ち切りを宣告されていることもわかった。のどかな春のような状況はそう長くは続かない。良い手立てがみつかるといいのですが。
コメント
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