藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

嫌いの中の、「ちょっといいかも」を探そう。

2006年10月31日 | テニス
上達のコツは、嫌い中の好きを見つけることです。

「ボレーは嫌いだからいいや」と言っている人がいます。
嫌いというのは、たいていは苦手なことです。
逆にいうと、好きものほど得意だったりします。
嫌いなことは、なかなかやる気がしないです。
だけど、やらないかぎり好きになることはありません。

僕は好き嫌いがはげしいです。
でも、大嫌いというのはあまりありません。
トータルでどっちかといえば好きとか、嫌いというのがほとんどです。

たとえば、「あの人大嫌い」という人がいるとします。
大嫌いとなると「すべてがイヤ」と思うものです。
でも、とりあえず感情はおいといて、客観的な視点で見てみると「でもこういうところはマジメなんだよね」という部分もあるはずです。
そういう部分を増やしていくことによって、だんだんと見えてくる部分が変わってきます。

僕自身も、実はボレーが大嫌いでした。
「ダメだ・・・センスねーや」と思っていたので、「ストローク一で勝負していくからいいや」と言いわけしていました。
でも、本音では「できないより、できるようになりたい」と思っています。
たまたま何かのキッカケで「あれ?ヘタなりにも、今のはなんかいい感じだったぞ」ということがあれば、期待が生まれます。
「ボレーが嫌い」と思っていても、「でも、こういうボレーができたら、こんな作戦もあるよね」「たまにうまくいったときの感じはうれしかったよね」ということに注目していけば、少しずつ意識が変わっていきます。
こういう、「嫌いなんだけど・・・こうやって当てると結構いい感じかも?」「ヘタでも、なんかうまくなりそうな気がする」ということが、だんだんと好きになっていく一歩です。

嫌いの中の、好きな部分を探していきましょう。



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あのときのマイブームを、思い出してみよう。

2006年10月30日 | テニス
昔のマイブームを思い出すことで、調子がよくなることがあります。

昨日、友達から電話がありました。
「あのさ、お前のブログ見てやったぞ・・・調子がいいときの感覚ってなんだよ?なに思い出したんだ?ん?」と言っています。
「別になんだっていいだろ?ナイショだよ」と言うと、「うるせー!言えよ~」と怒られちゃいました。

感覚というのは個人によって違うので、わかりにくいかもしれません。
この久々に会った友達の言葉で思い出したのは、一言でいうと「安心しちゃってる感」です。
彼が話していたのは、高校生くらいのときの話です。
「そういえば、あの頃『ガンダム』がマイブームだったな」と思い出しました。
調子がよかったときは、だいたい「ニュータイプなテニスやるわ」とか言って、「ニュータイプに覚醒したときのアムロのイメージ」でプレーしていました。
ニュータイプに覚醒する以前のアムロは、感情的で一生懸命でバラバラな感じがあります。
一方、ニュータイプに覚醒してからは、ガンダムとも一体感があり、落ち着いていて戦場のすべてを感じ、支配しているような感じがします。
安心感にあふれています。

当時の僕は、今思うとあまり考えていなくて、バカでした。
でも、その分感覚を大事にする「本能系」でした。
「コートの上でニュータイプになる」とイメージすると、不思議とリラックスできます。
「この場のすべてを支配している」という感じに入ると不安感がなくなり、ラケット、ボール、風などの環境を含め、全部と一体になったような感覚になります。
すると、いろんなものが見えてきます。
こういうモードに入ると、安心してプレーを楽しむことができます。
「そういえば・・・調子がいいときって、こういう感覚だったな」ということを思い出すことです。

マイブームが「ガンダム」だった頃は、「ミスる気がしねえ」とニュータイプ気取りだったので、たいした根拠もなく自信満々でした。
「あいつが言ってたことって、たぶんあのことなんだろうな」と思いました。
調子がよかったときの、マイブームを思い出してみましょう。



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友達との会話から、ヒントをつかもう。

2006年10月29日 | テニス
友達に聞いてみることで、思わぬ発見があることがあります。

「なんか、昔のほうがうまかった気がするんだけど・・・歳かな~?」と言っている人がいます。
意外と、もっと別のことが原因である場合が多いです。

上達していくプロセスにも、「波」があるものです。
調子がいいときもあれば、悪いときもあります。
歯車がうまくかみ合わないようなときには、調子がよかったときの感覚を思い出してみることです。
僕は、昔からつねに「今が全盛期」と言っています。
でも、本当はいいときもあれば、悪いときもあります。

「あれ~?おかしいな?昔のほうが強かった気がする・・・今のほうが技術も体力もあるはずなのに・・・」と、ちょっとスランプ気味なときがありました。
その状態を抜け出すキッカケとなったのは、友達の言ったことでした。
この友達と久しぶりに会ったときのことです。
彼に「今だからこんなこと言えるけどさ・・・認めたくないけど、オマエには勝てないかもって内心思ってたよ」と言われました。
負けず嫌いな奴なので、予想外のセリフに「エッ?」と驚きました。
「なんで?」と聞くと、「なんつーか・・・あのムカツクくらいに自信ありげな感じが、そう思わせたのかな」と言っています。
「はぁ?オレ、そんなだったか?」と聞くと、「なに言ってんの?あのエラソーでふてぶてしい感じは、今思い出してもやっぱムカツクよ」と言っていました。

自分が思っていることと、他人から見た自分は、かなりギャップがあるようです。
僕自身は、謙虚で真面目でとってもいい子だと思っていました。
「え~っ・・・そんなだったっけかな?」と思い、当時の自分を振り返ってみました。
そこで、「あっ!そういえば」と思い出しました。
たしかに、彼が言っていたこともなんとなく納得できました。

彼が言っていたことがキッカケで、当時の感覚を思い出しました。
それによって、調子がよくなってきました。
忘れていた、調子のいいときの感覚を思い出すことが大事です。
友達の一言から、ヒントをつかみましょう。



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ヘタに、勝たないようにしよう。

2006年10月28日 | テニス
強くなっていくには、ヘタに成功しないことです。

「なんか、勝てちゃったよ」と喜んでいる子がいます。
教えている子が勝つのは、とてもうれしいです。
でも、この場合はちょっと複雑でした。
内容が問題だったからです。
「今は負けておいたほうが、この子のためにはよかったかも・・・」と思いました。

みんな「早く勝てるようになりたい」と思っています。
しかし、早く勝ってしまうと、その後なかなか伸びなくなることがあります。
「こうやれば勝てるんだ」とうまくいったことに縛られてしまうと、今伸ばさなくてはいけないことと逆をやってしまう場合があります。
早く成功することが、逆によくないこともあるのです。

ストロークを伸ばしたい子が、しっかり振っていって勝てたのなら、よい自信になります。
でも、ミスりたくないからチョコンチョコンと当てにいくだけで、それで勝ってしまったらちょっと心配です。
「なんだ、これでいいんだ!」と思ってしまうと、ずっとやり続けてしまう可能性があるからです。
しかも、やっかいなことに中級ちょっとのレベルまでは、このミスらないように当てていくことが有効であったりします。
これは、上級者相手になると、まったく通用しなくなります。
ここで限界を感じ、「今まで正しいと思っていたことは、何だったんだろう?」とダメになっていく人が多いのです。

「負けておいたほうがいい時期」というのもあります。
ヘタに勝っちゃうより、ミスをたくさんして負けておいたほうがいい場合もあるのです。
負けたら、当然悔しいです。
しかし、しっかり振り切ってコースを狙っていったほうが、長期的に考えるとうまくなっていきます。

「なかなかうまくいかない」というほうが、実はよい場合もあります。
「勝ち」を急ぎすぎないようにしましょう。



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スパッと決める、トレーニングをしよう。

2006年10月27日 | テニス
うまくなるためには、スパッと決めることです。

ちょっとしたことで、大きなことが変わってきます。
たとえば、トスが当たったとします。
このとき、パッと「じゃあサーブやります」と言える人が伸びていきます。
「う~ん・・・どうしようかな?サーブにしようかな?でも、こっちまぶしいからコートとろうかな?やっぱり、ダブルフォルトしそうだからリターンやろうかな?・・・まぁ、どうでもいいや・・・じゃあ、サーブにします」という人は、なかなかうまくなりません。
テニスは、決断のスポーツです。
時間との闘いなので、瞬時にスパッと決める習慣をつけることです。

僕の友達が「う~ん、迷うなぁ・・・やっぱマーチがいいかなぁ?・・・でもフィットいいんだよね・・・実はヴィッツも気になってるんだけどなぁ」と言っていました。
「ウダウダ言ってないで、サッサと決めちゃえばいいじゃん?そんなんじゃ、テニス強くなれねーぞ」と言うと、「アホか!そんなパッパ決めれっかよ・・・車だぞ?今までの人生で、最大の決断ベスト3に入るくらいなんだから、そりゃ悩むよ」と怒られてしまいました。

たしかに、重い決断は難しいにしても、比較的軽い決断であれば日ごろからトレーニングできます。
僕は「シーザーサラダと和風サラダと大根サラダのどれにするか?」「ビーフカレーとチキンカレーとカツカレーのどれにするか?」というような場面で、エイッと瞬時に決断するトレーニングをしています。
こういう地道な日頃の鍛錬が、試合などのいざという場面で生きてくるものです。
慣れるまでは意外とキツイものです。
「よし、ビーフカレーにしよう・・・いや、待てよ・・・カツカレーも捨てがたいな・・・う~ん??」となると、決断が遅れてしまいます。

勇気をもって決断することが大事です。
スパッと決める、練習をしましょう。



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遠回りして、また戻ってこよう。

2006年10月26日 | テニス
強くなるには、また戻ってくることです。

「何かが足りないんだよなー」と不服そうな顔をしている人がいます。
「それはいい傾向ですよ、いろいろやってみるといいですよ」とニコニコしながら言いましたが、本人はあまり納得していないみたいです。
どんどん遠回りしたほうがいいです。
その中で、いろんな経験をして、感じ、たくさんの情報を得ることです。
そうやっていくと、やがて原点に戻ってきます。
すると、「なんだ!そういうことだったんだ・・・なんで忘れちゃってたんだろ?」と思うときがきます。
このとき、ガツンとレベルが上がります。

僕は、ずいぶんと遠回りしてきました。
ぐる~っと回って戻ってくると、「あれ?」と気づきます。
それは「青い鳥」みたいに、実は身近にあったということです。
いつの間にかに、忘れてしまっていただけです。
それに気づかなくさせていたのは、誰のせいでもなく、自分自身です。
「なんでこんな遠回りしちゃったんだろ?」とも思いますが、「これは大事なことだったんだ」と気づくためには必要なことです。

子供は、1日1日どんどんうまくなっていきます。
「この調子でうまくなっていけば、プロになれちゃうんじゃない?・・・でも、実際には難しいんだよね・・・なんでだろ?」と考えてみました。
大人になるにつれて、知識や経験や責任やプライドなど、いろんなものが増えてきます。
すると「もっとこうしないとみっともない」「それはプライドが許さない」「立場的にバカなことはできない」と、遠回りになる要因も増えてきます。
余計な荷物を増やして、重さで動けなくなる原因は、自分自身です。
このいらない荷物をどんどん捨てていくのが成長です。
荷物が邪魔で、いつの間にか見えなくなってしまっていたことに、気づけるかどうかです。

僕は、知識や経験を増やしつつも、また子供に戻ってきているような気がします。
大人の「頭」と、子供の「心」をゲットすれば、ガツンとレベルアップします。
いつの間にかに忘れてしまっている、子供のときの「夢中でボールを追っかけるのが楽しい」「もっと強くなりたい」「あの人みたいになりたい」など、純粋な気持ちが基本です。
遠回りして、また戻ってきましょう。



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ムダなことを、ドンドンやろう。

2006年10月25日 | テニス
強くなるには、ムダなことをやっていくことです。

「最短距離でうまくなりたいんですけど、どうしたらいいですか?」と聞かれました。
「それだったら、まずはこれをやってみたらいいですよ」と答えると、「それもわかりますけど・・・もっとショートカットしていける方法はないですか?」と言っていました。

早くうまくなりたいなら、遠回りすることです。
「急がば回れ」です。
僕は遠回りばかりしてきました。
今では、それがよかったと思ってます。
ダイエットと同じで、1ヶ月に10キロとか痩せると、リバウンドしたり体調がおかしくなったりします。
1ヶ月に2キロとか、ちょっとずつやる方が結果的には早かったりするものです。

「まずはラケットから変えていこう」「髪型がいまいちキマってないのが悪い」「風水的にこうの方がいい」などと言うと、「ムダなことやってんなー・・・そんなことより技術が問題なんじゃない?」と言われたりします。
僕は、そういうことを言う人を否定しないで「ドンドンやったほうがいいよ」と言います。
ムダなことをやることが、上達の近道だからです。

大事なのは、自分で考え、見て、やってみて、そこから何かをつかみとることです。
長期的に見ると、ムダはムダにはなりません。
そもそも、ムダなことが楽しいのです。
たとえば、「ドラクエ」とか「ファイナルファンタジー」のようなゲームをやって、もっともムダなくクリアするには攻略本を見ることです。
でも、僕は絶対にやりません。
なぜなら、そんなことをやってクリアしても、せっかくの面白さが半減してしまうからです。
「なんだよ~、この洞窟じゃなかったのか・・・わざわざ時間かけて来たのに、ムダ足だった~」「おぉ!この人に話しかけなきゃいけなかったのか~、こんなとこが盲点だったのか」と自分で発見していくから、おもしろいのです。

楽しんでやるのが、一番の近道です。
ムダなことを、どんどんやっていきましょう。



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「遠い夢」への道のりを、楽しもう。

2006年10月24日 | テニス
うまくなっていくには、「遠い夢」を持つことです。

「シングルバックでスピンかけて、しかもあんなとこ狙うなんて・・・私には遠い夢のお話だなぁ」とぼやいている人がいます。
「遠い夢ですか?だったら追いかけてみたらいいじゃないですか」と言うと、「だから、私にはムリですよ」と言っています。
「でも、本当はできるようになりたいでしょ?」と聞くと、「そりゃあ、まあねえ・・・あんなの打てたらうれしいですよ・・・でもねぇ・・・」と言っていました。

「遠い夢」は、できるだけ持つことです。
僕は、遠い夢だらけです。
「まだまだ遠いけど、ビミョーに近づけたかな?」と思うと、うれしくなります。
短いスパンで、「できる・できない」「Yes/No」という考えでは、いまいちおもしろくありません。
夢は、そう簡単に実現できないからいいのです。
アッという間に実現してしまったら、ちょっと面白みに欠けます。

「できる・できない」「Yes/No」という結果だけを求めすぎると、「遠い夢だよ」と諦めてしまいます。
プロセス重視で、「遠いけど、ちょっとずつでも近づいていけばいいじゃん」とやっていくことです。
「憧れの先輩に試合をしてもらったんだ!でもダンゴで負けちゃった・・・でも、次に試合してもらうときは勝つよ」というのは、ちょっとキビシイです。
もちろん期間にもよりますが、1ゲームも取れなかった相手にいきなり勝てるようにはなりません。
結果よりも、内容を重視していくことです。
「1ゲームで30までしかいかなかったけど、次回はデュースまでもっていってやる」「次回は1ゲーム以上取ってやる!そのためにはどうしていこう?」と考えれば、「遠い夢」もちょっとずつ近づいてきます。

「遠い夢」への道のりを、楽しんで進みましょう。



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「ある部分」から、吸収しよう。

2006年10月23日 | テニス
うまくなるためには、「ある部分」で見ることです。

「私のまわりには、あんまり信用できる人っていないなぁ・・・だから、アドバイスされても、いまいち素直に受け入れられないんだよね・・・その点コーチはいいよね。きっと環境に恵まれてたんだよ」と言われました。
(う~ん・・・そうなのかな?)と思って、自分自身を振り返ってみました。
考えてみると、僕が尊敬している人は普通とちょっと違うかもしれません。
大変失礼ですが、一般的には「信用できない人」の部類に入る可能性が高いです。
気分でコロコロ変わったり、ウソつきであったり、お金にだらしなかったりで、いまいち信用できない人です。

どうもこの人の話を聞いていると「信用できる人」とは、「テニス的にも人間的にも尊敬できる人」と思っているみたいです。
でも、そんな完璧な人はいません。
「テニスが上手で誠実で、やさしくてお金持ちでイケメンで・・・」とか言ってたら、いつまでたっても見つかりません。

僕が尊敬している人は、「口が悪くてイジワルで、つまらないオヤジギャグをしつこく言うけど・・・ローボレーのタッチだけは抜群なんだよね」という人だったり、「しょっちゅうドタキャンして約束しても守らないし、よくわかんないところでキレたりするけど・・・たまにふと言ったことがすごく的を得ていて、鋭い観察力に驚かされるんだよね」といった人です。
全部信用できて、尊敬できる人なんかいません。
「いろいろ問題もあるんだけど、でもこの部分だけは信用できるよね」というポイントに、注目していくことです。
そういうアングルで見ることで、発見がたくさんあります。

「いい部分」を見ていくと、吸収できる幅が広がります。
たとえ試合でいつも勝つ相手であっても、「ストロークでは私の方が安定しているけど、あの人のハイボレーだけはスゴイよ!」と、部分から尊敬していくことです。
「トータルでは、私の方がレベルが上だし」と傲慢になってしまうと、大切なものを見逃してしまいます。

「ある部分」から、吸収していきましょう。



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わからなくても、飲み込んじゃおう。

2006年10月22日 | テニス
上達するには、まず飲み込んじゃうことです。

なんだかんだいって、結局やらない人がいます。
こういう人は、残念ながらうまくなりません。
「これは、どういう意味があるんですか?納得できないんですけど」と言っているうちに、チャンスを逃します。
これでは、もったいないです。

たとえば、「こういう練習をしてみたらいいよ」とアドバイスしてもらったとします。
それに対して「それって、どういう理由なんですか?」と、あまりやらないほうがいいです。
もちろん、「この人は、いまいち信用できないな」という場合は、鵜呑みにしないほうがいいです。
しかし、「この人は信用できる」と思うなら、素直に受け入れちゃうほうが得です。
信用できる人が、意味もなく「こうしたほうがいいよ」と言うわけがありません。
何らかの理由があるはずです。
ただ、その理由を理解できるかどうかはわかりません。
高い確率で「現段階では、理解不能なこと」の場合が多いです。
「この料理おいしいよ!一度食べてみたほうがいいよ」と言われて、「それってどんな感じ?どんな味なの?」と言ってもしょうがないです。
パクッと食べちゃえば、「あっ!ホントだ!こういうことなのか~」とわかります。

僕は、人の言うとことを聞かない子でした。
基本的に、他人を信用してなかったからです。
ただ、例外もあります。
「尊敬できる人」「あこがれの人」など、すっかり信用しちゃっている人に対しては、ものすごく素直でした。
この人に「つべこべ言ってねーで、これやれ!」と言われたら、「イエス、マスター!」と瞬時に行動していました。
うまくなれたのは、このおかげだと思っています。
もちろんその時は「いったい、どういう意味なんだろう?」と理由なんてわかっていません。
でも、1年くらいすると「あのとき言われたことって、こういうことだったんだ~」とわかってくるときがきます。

理解できなくても、やってみましょう。



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たくさん困って、大きくなろう。

2006年10月21日 | テニス
上達するには、困ったことを増やしていくことです。

「すいません、ちょっと教えて・・・バックハンドの入り方なんだけど、どうも浮きやすいからこうやってみたんだけど、これだと浅くなっちゃうんだよね・・・もっとこういうような入り方をした方がいいのかな?」と質問されました。
「それだったら、ここを、もっとこうしてみるといいですよ」と説明すると、「あっ!そうか、これなんだな~・・・ここは考えてなかったなぁ・・・また1つ課題が増えちゃったな、困ったな~」と言ってます。
「まぁ、どんどん困ってくださいよ。そうやってうまくなっていくもんですよ」と言うと、「そうですか?でも、すでにだいぶ困ってますよ・・・おかげで、老けてきちゃったらしく『オッサンになったなぁ』と言われてしまうんですよ・・・コーチくらいになると、困ったことなんかないんだろうな・・・いいなぁ」と言っていました。
その返答に対して、困ってしまいました。

僕は、いつも困ったことだらけです。
でも、「困ったことはない」とも思っています。
困ったことがありすぎるので、いちいち1つのことに時間をかけられません。
バンバン片付けていっちゃった方が早いです。
困ったことの量は多くても、さっさと動くことで処理速度を上げていけば対応できます。

困ったことには、レベルがあります。
「たくさん困ったほうがいいですよ」と言うと、「その困ったことを解決してくれるのが、コーチの仕事でしょ」と言う人がいます。
これは、半分くらい正解で、半分くらいハズレです。
僕の場合、コーチの仕事は「困ったことを増やす」こと、あるいは「困ったことの質を変える」ことだと思っています。
別に、嫌がらせではありません。
うまくなればなるほど、困ったことは増えていくものだからです。
はじめたばかりの初心者と、プロ選手とでは、圧倒的にプロの方が困ったことが多いです。
また、その質も違います。

具体的に困ったことが増えてきたら、それは成長している証です。
「よしよし・・・実は、密かにレベルアップ中なんだな」と、困ったことを喜んでしまいましょう。



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「たまたま」から、キッカケをつかもう。

2006年10月20日 | テニス
強くなるには、「たまたま」から吸収していくことです。

「コーチはどうやってうまくなったの?」と聞かれました。
「どうやってって・・・たまたまですよ」と答えると、「そんなわけないでしょ!いいから教えなさいよ」と言われました。
けど、やっぱりたまたまです。

その場その場で楽しんでいき、成り行きにまかせていると、結構成るように成っていくものです。
僕はテキトーなので、そういうことが多いです。
でも、マジメな人は「そういうのは許せないよ」と思うようです。
予定通り、キッチリとやっていかないと気がすまない人は、逆に損をします。
ある程度「あそび」の部分があった方が、柔軟性が出て余裕ができます。

「たまたま」に乗っていくことが大事です。
理由なんて、どうでもいいです。
僕は「たまたま休みだったんで」「たまたま天気がよかったもんで」というぐらいの理由で、どんどん動きます。
ノリが大切です。
たとえば、たまたま友達をおしゃべりしていて「そういえばさ、11月に有明で全日本やるらしいよ、行ってみよっか?」と誘われたとします。
そのとき、「そうなんだー、でもなぁ・・・そういう上手な人のプレーを見ても、私にはよくわかんないだろうしな~・・・それよか、まず自分のサーブを入るようにするのが先だよね」という人より「おもしろそうだね!行きた~い!」という人の方が、チャンスをつかんでいきます。
こういうことに乗っかっていくことで、予期せぬヒントが見つかります。
結果として「たまたま友達に誘われて行ったら、たまたまこういう選手の試合を見て、そしたらたまたまこうやって打っているのが気になって、それをあるとき、たまたまマネしてみたら結構いい感じだったのよ」というふうに、自分が変わっていくものです。

計画をキッチリ立て、実行していくことは大事です。
しかし、ガチガチに決めて「それ以外は認めない」というのはよくないです。
僕の場合だと、計画を立てても、計画通りに進む方が稀です。
むしろ「最初の予定と流れが変わってきたぞ・・・まぁ、それもありかな?楽しんじゃお♪」となります。
「たまたま」を大事にして、柔軟性のある計画にしましょう。



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「大穴狙い」を、やってみよう。

2006年10月19日 | テニス
上達するには「大穴狙い」でいくことです。

「今後のプランは、どんな感じ?」と、ある高校生に質問しました。
すると「今はまだストロークが安定してないんで・・・まずはフットワークをよくして・・・そしたら次はボレーにも力を入れて・・・1年後くらいからは試合にも出るようにしたいんで・・・それまではきっちりと基礎をやって・・・」と、やたら優等生チックな答えが返ってきました。
「う~ん・・・マジメなことは素晴らしいと思うよ・・・先のこともよく考えてるしね・・・でも、もうちょっとデッカイ計画とかないの?」と聞くと、「だって・・・コーチこの前『イメージはリアルにしなきゃいけないよ』って言ってたじゃないですか」と言われちゃいました。

たしかに、イメージはリアルに描いたほうがいいです。
でも、あまりにも現実的すぎるのはマズイ気がします。
なぜなら、それだとつまんないからです。
大切なのは、やる気がアップすることです。
「よっしゃ!いっちょ、やったるで!」とテンションが上がるのは、「これって、現実的にはちょっとキビシイよな・・・でも、なんとかイケっかな?・・・猛烈にやれば、なんとかなるべ?」という感じのものです。
僕は現実的に考えていますが、口では理想的なことばっかり言っています。
よく「また夢みたいなことばっか言ってさぁ・・・もっと大人になれよ」と言われますが、こうやることによってモチベーションを上げています。
競馬でも、「勝って当たり前」というようなカタイ賭け方よりも、「大穴狙い」の方がドキドキします。
ちょっと夢見がちな方が、期待値が上がって楽しいです。

人間は、感情の動物です。
理屈だけでは動けません。
感情の高ぶることのほうが、結局は行動力が上がります。

今後のプランには、現実的に考えつつも、「大穴狙い」的なドキドキする夢を混ぜていきましょう。



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手を抜いて、エネルギーを集中しよう。

2006年10月18日 | テニス
強くなるには、あまり頑張りすぎないことです。

先日、友達から久しぶりに電話がありました。
「おう!久しぶり、最近どうよ?」と聞くと、「いやいや~、それがさー・・・なんか最近やる気なくってさぁ・・・」と言っています。
「どうしたんよ?」と聞くと、「いろいろ疲れちまってよ~」と言っていました。
彼は、根はマジメなヤツです。
仕事も頑張っていたようですが、最近はバーンアウト気味なようです。
「いろいろ頑張ってきたけどよ・・・やっぱ頑張りすぎはよくねーや」と、しみじみ語っていました。

テニスでも、彼と同じような状態になっている人がいます。
頑張る人は応援しますが、頑張りすぎちゃうのは問題です。
やはりバランスが大事です。
時にはムリすることも大切です。
でも、ムリが続くのはマズイです。
これは故障の原因になります。
マジメな人ほど、頑張りすぎちゃうようです。

頑張りすぎちゃう人は、なんでもかんでも頑張っちゃう傾向があります。
これだと、バランスが悪いです。
僕は、かなりテキトーです。
もちろん、頑張るところは頑張ります。
でも、頑張らないところはとことん頑張りません。
いつもは「どうやって手を抜いて上達するか?」「いかにラクして勝つか?」ということを考えています。
「ムダなロスがないように、いかにエネルギーをピンポイントで集中できるか?」を、注意しています。

「全部ガンバル」とやるから、オーバーヒートを起こします。
虫メガネで太陽の光を一点に集めると、紙が燃えたりします。
これと同じように、上達するには頑張るポイントを絞ることです。
逆に言うと、「ここにエネルギーを使わないよ」という、手を抜くポイントをつくることです。

バーンアウトして、途切れないことが大事です。
頑張るポイントと手を抜くポイントの、バランスをとりましょう。



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同じようで、違うことをやろう。

2006年10月17日 | テニス
うまくなるには、ポイントをずらすことです。

「もう、これ飽きちゃったよ・・・だから、違う練習やろうよ」と言っている人がいます。
この人に、「おまえ、いつもこんなことばっかやってて、よく飽きないよね」と言われました。
僕は、人一倍飽きっぽいです。
だから、すぐに飽きてやめます。
でも、周りの人からすると、ずっと飽きないで同じことを続けているように見えるようです。
実は、いつも違うことをやっています。
だから、つねに新鮮で楽しいのです。

本が好きで、たくさん読んでいる人がいるとします。
その人に、「本ばっか読んでて、よく飽きないよね」というのはヘンです。
同じ本を100回も200回も読んでいるのなら、まだわかります。
でも、こういう人はめったにいません。
普通は、違う本を読んでいます。
はじめて開くページをめくって、読んでいるわけです。
だから、新鮮です。
「本を読む」ということは同じでも、本当はまったくはじめてのことをやっているわけです。
同じことを繰り返しているわけではないので、飽きるわけありません。

僕が練習しているときも、ほとんどこれと同じです。
同じようにフォアハンドの練習をしていても、いつも違う物語を楽しんでいます。
同じ練習メニューに見えても、「今日は左手のバランスに注意しよう」「右手の肘の動きに注意しよう」などと、ポイントが違っています。
実は、同じことはやっていません。
意識すれば、ポイントはいくらでも見つかります。
「こち亀」を全巻読破するような気持ちで、1話1話楽しんでいるかのような気分で練習しています。

同じように見えることでも、ポイントをずらすと違う世界が広がっています。
同じようでいて、違うことをやりましょう。



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