藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

うまく乗ってみよう。

2016年02月24日 | テニス
乗ってみるのも大事です。

「流れを、うまく変えられない」という人がいました。
ズルズル流されて、崩れていってしまうそうです。

僕は、流れに敏感です。
「今は、どういう流れになっているか」というのが、パッとわかります。
「なんか、イヤな流れになってきたぞ」と察知すると、なんとか流れを変えようとします。
このとき、注意していることがあります。
それは、「どう変えていくか」です。

状況に合った、選択をしていくことです。
僕が流れを変えようとするとき、よくやることがあります。
それは、「強引に変える」ことと「うまく流れに乗ること」です。
たとえば、ストロークのラリーが続く展開になってきたとします。
お互い大事な場面だとわかっているので、慎重になっています。
ミスると、不利になっていくような流れです。
このとき、「強引に流れを持ってこよう」とする場合は、リスクをとることが多いです。
「思いきって、きびしいコースにハードヒットしていく」「ドロップショットを狙う」「ボレーに出る」などして、パターンを変えていきます。
それがきっかけで、ガラッと流れが変わっていったりします。

「流れに、スイスイ乗っていこう」とする場合は、その流れにうまく適応することを考えます。
流れにのまれるわけではなく、流れに乗りながらうまくリードしていくわけです。
ストローク戦につき合いながら、その展開を楽しんでいたりします。
「相手の球の特徴を見極めて、慣れてやろう」「ペースや回転量を工夫して、ちょっとずつ変えてみよう」「先手先手で、振っていこう」などとやって、シレッと流れを変えていくわけです。

適応していくのも、面白いです。
流れは、どんどん変わります。
1つのプレーでガラッと変わることもあるし、徐々に動いていくこともあります。
その流れをパッと見極めて、柔軟に乗りこなしていくのも大事です。
うまく乗りこなして、自分からリードしてみましょう。



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下にならないようにしよう。

2016年02月16日 | テニス
下にならないことです。

「格上に勝つには?」という質問がありました。
これは、カンタンです。
自分の方が、強くなることです。
そのためには、下にならないほうがいいです。

僕は、「いくら運が良かったとはいえ、よく勝てたよなぁ」「ミラクル起こしやがった」「下克上を起こした」などと、驚かれることがあります。
でも、自分では「そうですか?」という感じです。
「当然でしょ」と思っているからです。
なぜかというと、「オレの方が強いし」と思っているからです。

実を言うと、昔は格上に勝てませんでした。
実力不足ということもありましたが、一番の原因は「相手の方が上なんだから、勝てなくて当たり前」と思っていたことかもしれません。
あるとき、ドロー表を見て「うわっ!サイアク・・・マジ終わった」と言ってしまいました。
対戦相手が、テニス強豪校の有名人で、実績もある選手だったからです。
友達にボヤいたつもりが、たまたま近くにいたコーチに気づかれてしまいました。
「お前なぁ!やる前から負ける気になってどうすんだ!」と、超叱られました。
「たしかに、対戦前から気持ちで負けてちゃダメだよな」と反省ましたが、「でも、フツーに考えたら、実力も実績も、相手の方が上だもんな」とも思っています。
そんなとき、友達が「その人、ケガしててしばらくテニスできなかったみたいだよ。だから、意外とチャンスなんじゃねーの?」と言いました。
単純なので、ここで「さすがに、勝つのは難しい」と思っていたのが、コロッと「勝てない方がおかしいじゃん」と変わりました。
すると、面白いことが起こったわけです。

どう思うかで、全然違います。
「相手の方が上」と自分を下にすると、「勝てない理由」ばかり思いつきます。
そうすると、当然「さすがにムリでしょ」というイメージになってきます。
それを、「オレが勝つに決まってんだろ!」と自分を上にすると、「勝てる理由」がポンポン思いつきます。
すると、いいイメージが膨らんで、テンションも上がってきます。
自分のポジションをどう見るかで、差が出てくるものです。
下にならないようにしましょう。



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止めてみよう。

2016年02月09日 | テニス
止めてみることです。

「いかに相手を動かして、取れないところにコントロールするってことしかないですよね?」ときかれました。
これは、正しいです。
ただ、いろんな方法があります。

僕は、よく「なんかムカつく」「イヤな感じ」と言われます。
こういう遠回りなホメ言葉も、なんだか嬉しいです。
この前、「いったい何なの?」と言われました。
「取れそうでいて、取れない」「取れるんだけど、うまく返せない」ということのようです。
いつもは、「企業秘密です」と答えます。
「藤原マジック」の1つだからです。
ただ、サービスでヒントを教えちゃいます。
それは、「動」と「静」の使い分けです。

止めてみるのも、ありです。
僕の場合は、「相手を動かす」こと以外に、「相手を動かさない」ことも考えたりします。
自転車は、動きはじめるときが一番パワーを使います。
人も、一度止まってしまうと、すぐには動けません。
これを狙うわけです。

工夫してみることです。
ポイントを取る方法は、たくさんあります。
たとえば、「タイミングをズラす」「隠す」「騙す」なども面白いです。
僕は、ちょこちょこ「早く振っているわりには遅いボール」「ゆっくり振っているけど早いボール」を入れたりします。
わざとスイートスポットを外して打ったり、グリップを握るタイミングや角度を調整して、スピードを変えたりするわけです。
また、打点を変えて「えっ!もう打つの?」「あれ?まだ打たないの?」と思わせたりします。
相手から、打点がわからないように肩を入れて、コースを読まれないように隠して打ったりもします。
あたかも「ハードヒットしますよ」といったフェイクを入れて、身構えさせたりもします。
こういった小技を入れて意表を突いたり、ビックリさせたりすると、相手は一瞬動けなくなったりします。
これが、ポイントにつながるチャンスになるわけです。

「相手を動かす」も大事だし、「相手の動きを止める」もけっこう大事です。
いろんな工夫をしてみましょう。



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意識しまくってみよう。

2016年02月02日 | テニス
意識しまくることです。

「テニスって大変」と言っている人がいました。
「同時に、いろんなことをしなきゃいけないけど、それって難しくない?」ときかれました。
たしかに、その通りです。
でも、これは慣れの問題です。

僕は、できるだけラクをしたいタイプです。
大変なのはイヤなので、どうやったらラクになるかにこだわります。
よくやるのは、意識しまくることです。
そうすると、だんだんラクになってくるからです。

慣れちゃえば、ラクです。
僕は、ドライブするのが好きです。
車はラクだし、音楽かけたり、いろんな景色を見ながら走るのは楽しいです。
歌いながら、「何食べようかな?」と考えたりしていますが、ちゃんと安全運転も意識しています。
ただ、運転も慣れないうちは大変でした。
教習所に行ってたころは、教官に「もっとアクセル踏んで」「早めにブレーキ」「シフトチェンジして」「次、右折」「ウィンカー出して」「サイドミラー確認」「バックミラー見て」「前見て」「車線変更して」「スピード上げて」「ゆっくり減速して」とバンバン言われると、すごく疲れました。
緊張しているし、「ハンドルは、このくらい切ればいいかな?」「アクセルは、このくらい踏めばいいかな?」「車間距離は、このくらいで大丈夫かな?」と、意識することがたくさんあったからです。
「そんな同時に、いろんなことできないよ」と思ったりしましたが、慣れてくれば自然とできるようになりました。
無意識のうちに勝手にできるようになってくると、運転を楽しむ余裕も出てきます。
テニスも、これと似ています。

意識しまくってみることです。
僕は、「ボールをよく見てるよね」「相手をよく見てるね」「状況がよく見えてるよね」などと言われます。
たしかに、いろいろ見えてます。
これは、いろんなことに意識を向けているからです。
「ボールを意識する」「相手を意識する」「リズムを意識する」「どうしたいかを意識する」「ゲームプランを意識する」「体の使い方を意識する」など、たくさんのことをほぼ同時にやっています。
ただ、別に大変ではありません。
ほとんど無意識でやっているからです。
「リズムを意識する」とずっとやっていくと、無意識のうちに勝手にできちゃうようになってきます。
「相手をよく見る」とずっと意識していると、無意識のうちに「あっ!こっち打つな」と、パッと勝手に予測できるようになってきます。

要は、慣れの問題です。
慣れちゃえば、無意識のうちに、勝手に意識してくれます。
意識しまくって、ラクになっていきましょう。



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